ペンギンの憂鬱

日々のうだうだ~読書と映画と酒と料理~

村尾の会

2009-05-30 | 日記
「村尾いただいたから、皆で飲みましょう!」とお誘いいただき
友人宅にて村尾の会

たくさんのお料理と美味しいお酒をご馳走になり、昼間から飲み始めて
気付けば夜も更け・・・
いったい何時間飲み続けたでしょうふらふらです。
楽しい時間ってあっという間に過ぎますよねぇ~。

ノー・カントリー

2009-05-29 | 映画
監督:コーエン兄弟

狩りをしていたルウェリン(ジョシュ・ブローリン)は、偶然、死体の山とヘロイン、大金を発見する。
危険を承知でトランクの大金を持ち去った彼は、殺し屋シガー(ハビエル・バルデム)に追われることになる。
事態を察知した保安官ベル(トミー・リー・ジョーンズ)は、2人の行方を追い始める・・・。

とにかく、コワイ
「追うもの」と「追われるもの」、ただそれだけ。
結末も無く、救いもない。
保安官ベルが自分の力のなさに退職しようと考えている時、言われた言葉が、
この映画を表しているような気がしました。

「何も止められない。変えれると思うのは、思い上がりだ。」

それにしてもハビエル・バルデムの演技は話題になりましたが、確かにスゴイよぉ…。
「悪」そのものの存在を見事に怪演しています。
夢に出てきそう、こわいよぉ、あのマッシュルームカット

ラストシーンの突然さには、「えっ!?」となりますが、そこがまた印象深いのかもね。

何故か今、ガンダム

2009-05-27 | 日記
せっせとガンダム、観ています
女子はガンダムの存在は知っていても、ちゃんと観たことなんてありません。
全43話もあるんですよぉ~。
今、やっと15話まできました。ふぅ

でも、ある意味すごい新鮮!
ホワイトベース(ガンダムの母艦)の乗組員って、誰も彼もが素人で子供なんですよぉ~
アムロなんて、たまたま落ちてたマニュアルを拾い、興味本位でガンダムに乗ってみただけなのに
あれよあれよという間にパイロットにさせられちゃうんですよぉ~
ガンダムって、こんな話だったんだ・・・

ガンダムに乗ったアムロが、マニュアルを見ながら大気圏突入するシーンには大爆笑。
ページめくりながら「あった!大気圏突入の方法っ!」ってオイ
緊迫感ありすぎやろ。
ってか、最新鋭のモビルスーツやったら、データで検索しろっ。

・・・さて、まだまだ先が長いので、ぼちぼちやっつけていくか。

向日葵の咲かない夏/道尾秀介

2009-05-27 | 読書
新進気鋭の若手ミステリー作家!みたいな紹介があったので、
とりあえず味見してみようと、手に取ったのですが…

何ていうか、ちょっと…
好みが分かれる作品だと思います。

壊れた精神、歪んだ世界観、というような表現力は高いと思いますが、
死んだ人間が生まれ変わるって現象が大前提、という展開になじめなかった。

多分、もう、読まないかな…

ヨーグルドケーキ

2009-05-26 | 料理と酒
母から教わっていたレシピを、黒糖とたっぷりラムレーズンに変え、大人向けに作ってみました。




<材料>
バター      120g
たまご      2個
砂糖       170g
ヨーグルト    140g
強力粉      200g
重曹       小さじ1/2
バニラエッセンス 少々

1)バターを柔らかくし、砂糖と卵を入れてミキサーで混ぜる
2)ヨーグルトを入れて混ぜ、バニラエッセンスを入れる
3)強力粉と重曹をふるいにかけ、さっくりと混ぜる
4)リング型の内側にバターを塗り、粉をふりかける
5)型に生地を流し込み、170℃のオーブンで30~40分焼く


沙羅双樹

2009-05-25 | 映画
河瀬直美監督
奈良県を舞台に人間の命の輝きを描く。

5年前、路地裏をかけまわり一緒に遊んでいた双子の兄弟、圭が、忽然と消えてしまう。
神隠しにあったとでもいうべき事件だったが、高校生になった俊は圭のことが忘れられず、圭への思いをキャンバスに描く。

河瀬直美監督は風景描写が美しく、郷愁を誘うところは好きなんだけど、ストーリーが難解な作品も多く
個人的には”ハズレ”のものもあるんだけど、本作は分かりやすかったかな。
テーマは、命、です

鶏レバーのしょうが煮

2009-05-24 | 料理と酒
わりと頻繁に作ります。

はなまるマーケットのレシピを見て作ったのが始まりだったけど、
最近はずいぶん自分なりに適当なカンジで作るので出来ばえに差が…
でも、美味しいんですよ、生姜たっぷり入ってて。

ビールや焼酎はもちろん、ワインにも合うんだよね~、これが
栄養満点万能おつまみです

ロング・グッドバイ/レイモンド・チャンドラー

2009-05-24 | 読書
もちろん、村上春樹訳です。
とにかく面白かった…放心
特に後半、一気に読んでしまいました。(気付けばまた夜明け…

村上さんが訳しているからか、あるいは元々の文章がそうなのか、
まるで村上春樹の小説を読んでいるかと錯覚するような感覚でした。

ミステリーではありますが、よくあるトリックや心理描写などは一切ありません。
訳者あとがきにも書いてあるとおり、これは魂の交流の物語。
フィッツジェラルドの「グレート・ギャツビー」と深く共通するものがあり、
何というか、そこは村上春樹とも通じる、人生に重く占める喪失感。

警察の取り調べから解放され、ぐったりと疲れきって帰宅した主人公が、
遠くに大都市の灯を見ながら酒を飲むシーンでの言葉は心に染みました。

~一部抜粋~
人々は腹を減らせ、病気を患い、退屈し、孤独や後悔や恐怖で自暴自棄になり、怒り、残酷になり、
熱に浮かされ、身を震わせてすすり泣く。
都会なんてどこも同じようなものだ。都市は豊かで、活気に満ち、誇りを抱いている。
その一方で都市は失われ、叩きのめされ、どこまでも空っぽだ。

大都会・東京に住むことをあまり好ましく思っていない私にとっては
かなり”みぞおち”にグッとくる言葉でした