北川竜二で、「アレは何したので・・・」でした。

脳内で文章を作った時点で書くのが億劫になってしまうのですが、それでも時々書きます。

ホットウォーマー

2011-11-25 02:25:28 | Weblog
朝方の寒さがたまりません。春は花粉症なんで早く夏にならないだろうか。

先日、観劇した。山手線沿いにある、隣にファミレスがあるとある倉庫。

寒いから防寒対策してきて下さい。

そう言われたので少し厚着で向かったが、寒さが苦手な俺にはあまり効果はなかった。開演前にストーブで暖めてくれたがその恩恵を受けたのはその近くに座ってた人達だけだろう。

倉庫である。壁はトタン一枚そして蛍光灯。空調もなし。そういう条件だからだろうか、音響なし、照明は蛍光灯のみで芝居は行われた。

公演を行う場合、基本は劇場を借りる訳だが、話の空気感を優先したり企画モノの場合はその限りではなくなったりする。
今回どういう意図でそこになったかは知らないが、確かに空気感は話と合っていた。

しかしだ、山手線である。ひっきりなしに通る電車の音に台詞は消され、隣のファミレスから出てくる客の方が声がでかい。只でさえ寒さに耐えている中そういう条件が重なると、もうちょっとね…

芝居は総合芸術だと言われる。台本、演出、美術、照明、音響、演技…それに制作的なことが加わってチケット代が発生すると思うのだが、音響と照明がなく外の騒音に声が消える。台本と演出と演技が消えていく。一体何にチケット代を払ったのだろう。

自分も演劇に携わる人間なので、すべからく見にきた人達全部に受け入れられる公演を打つのは無理と言ってもいいくらい難しいのは分かっている。でも工夫はするし、あえて勝負をかける時もある。

そういう場所でするなと言ってる訳じゃない。トリガーも必要ならそういう場所でやることもあるだろう。ただ工夫はするだろう。

以前から見たいと思ってた集団の芝居を見れたことはよかった。
終演後、外に出ると中に入れなかったスタッフ用に大きなストーブが置かれていた。トタン一枚の外と中、どちらが暖かかったのだろうか。
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