When I Dream

~気侭な戯言日記~

フィブリノゲン製剤

2007-10-23 23:50:10 | 医療/介護/病院ネタ
levieが医療従事者だった●年前、AIDSに関しての講習を受けた事がある。
その感染の恐怖からだったか・・・AIDS患者とキャリアの・・・病院としての受け入れ態勢と対応策、どのように感染する病なのか・・・そんな講義だったと思う。まだ、同性愛者の病気として一般には偏見が残っていた頃で、病院も体制が整っていなくて、AIDS患者だと解ると・・・都内だと某病院に送られる事になっていた。記憶が間違っていなければ・・・HIVの血液製剤感染が大問題になる前の話で、当時の病院は・・・HIVに神経過敏になっていた事を思い出す。

さて、報道でも大きく取り上げられている“フィブリノゲン製剤”・・・それを投与されてC型肝炎を発症した人が、裁判を起こしているけど、厚生労働省は・・・“肝炎発症者の個人情報を含む資料はない”・・・と言っておきながら、厚生労働省の資料室に製薬会社から得た資料がある事が発覚だって!?何をしとんのじゃ~厚生労働は・・・呆れちゃうねぇ~
舛添要一厚生労働相は、田辺三菱製薬の葉山夏樹社長に、「C型肝炎の発症例リストが出てきたので、1人でも多くの方に検診を受けてもらう事に協力して欲しい」と言ったそうで・・・
舛添氏の就任は最近の事だけど、田辺三菱製薬の葉山社長は合併後?に就任?田辺?三菱?どっちだ?直接製造や認可に関わっていないとしても・・・現トップなんだから、ちゃんと全貌を把握して、きっちりと白黒をつけて欲しい。

全くもって・・・HIV訴訟の時と同じパターンだもんねぇ・・・厚生労働と製薬会社はどうなってんの?23時のニュースを見ていたら、厚生労働と病院側が責任を押し付けあっているかのような事をキャスターが言ってた気がするけど、血液製剤を使用する患者名を明確に記すようになったのっていつだったかなぁ??赤血球類じゃなくてね・・・“アルブミン”とか“グロブリン”とか・・・誰にいつ使うか、昔は紙ベースだったから、総合病院クラス以上なら、カルテ以外にも伝票として記録が残っているはずだけど、何年間保存するんだっけ??
少なくても・・・輸血部にはその資料は残っていると思う過去10年なら・・・間違いなく。
血液製剤について知りたい人は→こちら←をご覧下さいまし~

それにしても最近になって・・・“以前の担当者がその存在を思い出して、省内の地下倉庫で見つかった”・・・ってなんじゃそりゃ。感染予防の為にも、いろいろな資料を隠し持っているんじゃないの?製薬会社関係資料の中には、とても公にできない事もあるんじゃ??使途不明金の明細とかさ~。病のデーターだって全国から掻き集めているんでしょ?違うの?
病院は、注射薬の有効性とか、採血の集計データーなんかを、製薬会社や厚生労働省に提出してなかったかなぁ??逆に行政指導や通達もあったと思うけどなぁ・・・←覚えてない

「フィブリノゲン製剤」は血液凝固因子を血漿から精製した製剤 で・・・日本においては、旧ミドリ十字の前身の会社が1964年に承認を取得して、製造販売は1972年に開始だそう。
止血剤として・・・出産後の大出血や大怪我の時によく使われたそうなんだけど、肝炎などの感染性の危険性が指摘されていて、米国では77年に同種製剤の承認が取り消されているのに・・・国内ではそれ以後も使われたんだってさ。なんかこんなんばっかじゃない?日本て。対応が遅すぎるどころか、危険視されてても使っちゃう神経が解らんわ・・・。
このあたりもHIV訴訟と全く同じパターンだよ・・・。

そりゃぁ開発には莫大なお金がかかるのは解るけど・・・命に関わる事だったら・・・でしょ?
医療と製薬会社と政界・・・責任を擦りつけずに、当時の責任者を引っ張りだして欲しいね。
きっとそこには・・・癒着や軋轢、隠蔽工作、利益/金・・・いろいろあるんだろうからさ・・・

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