peaの植物図鑑

モモ(桃)/ハナモモ(花桃)

北上市街地のハナモモ(花桃)
 2008年4月22日








2008年4月22日(火)、北上展勝地の桜並木を北上川の対岸(右岸)
から見ようと堤防上を歩いていたら、民家の前に植えられたハナモモ
(花桃)が真っ赤な花を沢山咲かせていました。矢口の系統の「黒皮
(くろかわ)」ではないかと思います。
北上川を横切って沢山の鯉のぼりが泳いでいました。桜並木の後の方
には「男山」も見えました。このまま堤防上を行くと「ホテルシティ
プラザ北上」に着くようです。






モモ(桃)/ハナモモ(花桃)バラ科 サクラ(プルヌス)属
Prunus persica
中国北部原産の落葉小高木。果樹、花木として世界的に栽培されて
いる。高さは3~8m。葉は互生し、広倒卵形または楕円状披針形で、
縁には細かい鋸歯がある。花期は4月。花は直径3~5㎝で、葉が開く
前に咲く。花弁は5個が基本で、ピンク(桃)のほか、白、紅色のも
のもある。果実は7~9月に熟し、生食、缶詰などの加工品に利用さ
れる。

中国では古くから栽培され、ペルシャや小アジアを経由してギリシ
ャ、ローマへ、さらに地中海沿岸地方へ伝わった。ヨーロッパでは
かつてペルシャが原産地と考えられていたため、persicaという学名
がついている。

日本では古事記にモモの記載があるが、果樹として栽培されるよう
になったのは江戸時代以降のことで、現在のように果実の大きい品
種は明治になってからである。

食用のモモは山形県、福島県、山梨県、岡山県などが主な産地。
「白鳳」「大久保」など多くの品種がある。
ハナモモ(花桃)
果樹としてのモモ(桃)と区別して、花の美しさを楽しむために
栽培されているモモを「ハナモモ(花桃)」と呼んでいる。ハナ
モモの栽培が盛んになったのは江戸時代で、現在も「関白」「菊桃」
「源平」「矢口」など、江戸時代につくられた品種が庭木や切り花
用に栽培されている。

花には一重咲き、八重咲きがある。品種には花色のほか樹形が枝垂
れたり、ほうき状に伸びる品種もある。
園芸品種に菊桃、黒川矢口、照手紅(しょうしゅべに)、照手白
(しょうしゅしろ)、源平枝垂れ、残雪枝垂れなどがある。

「関白」は八重咲きの大輪で、白花の代表種。「寒白」とも書く。
「菊桃」は菊の花のように細い花弁が多数つく。「源平」は1本の木
に紅色と白色の花がつき、1個の花が紅白の絞りになることもある。
「矢口」は切り花用の代表的な品種で、温室で花を咲かせたものが
雛祭りに使われる。花はピンクの八重咲き、枝が長く枝垂れる品種
もあり、源平枝垂、残雪枝垂、相模枝垂などが知られている。鉢植
え用の矮性の品種もある。
[栽培]繁殖は実生、接木。[花期]3~4月。[果期]6~9月。

今年の3月で85歳の「後期高齢者」。花や木の実、特に山野草が好きで何時もデジカメを持ち歩いています。

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