キバナアキギリ(黄花秋桐)シソ科 アキギリ属 Salvia nipponica
10月16日に行われた「一関の森見学会」で、蘭梅山の頂上付近の散策路(遊歩道)で見つけたのだが、そちこちに群生していた。
山地の木陰に生える多年草で群生することが多い。茎は四角形で、高さ20~40cmになる。葉は対生し、長い柄があり、長さ5~10cm、幅4~7cmで、ふちには鋸歯があり、基部が左右に三角状に張り出しているのが特徴。先は鋭く尖る。
8~10月、茎の先に花穂をつくり、淡い黄色の唇弁花が段々になってつく。花は長さ2.5~3.5cmほどで、大きく口をあけている。
和名の「アキギリ(秋桐)」は、花の形がキリ(桐)の花に似ていることによるという。本州の中部地方から近畿地方には紅紫色の花をつける「アキギリ」があるので「キバナ」が付加されているという。
分布:本州、四国、九州
画像は、大きく口をあけた花から糸状の雌しべが突き出ているキバナアキギリ(黄花秋桐)
今年の3月で85歳の「後期高齢者」。花や木の実、特に山野草が好きで何時もデジカメを持ち歩いています。
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