画像は、長い柄の先に実った果実が鈴なりのエゴノキの木。昔は果皮
を魚とりや洗濯に利用した。
一関市東山町のエゴノキ(野茉莉)の実
2008年8月26日
2008年8月26日(火)、一関市東山町長坂の住宅団地の主要道路の
出入り口付近につくられている私設公園?に植えられているエゴノ
キ(野茉莉)が、果実を沢山つけていました。海外では、japanese
snow bell(日本の雪の鈴)と呼んでいるそうですが、花と共によく
目につきます。
一関市東山町唐梅館公園のエゴノキ(野茉莉)の実
2006年10月10日
2006年10/10(火)、一関市東山町長坂の唐梅館公園に植えられて
いるエゴノキが沢山果実をつけていました。
エゴノキエゴノキ科 エゴノキ属
Styrax japonica
雑木林などにごく普通に生える落葉高木で、農家の庭や公園などにも
植えられている。幹は直立し、よく枝分かれして高さはふつう6~8m
ぐらい。幹はあまり太くならず、根元から何本も出て株立ち状のよく目
立つ樹形になる。高さ15m、胸高直径15~25㎝にもなるという。樹皮は
なめらかで暗紫褐色を帯びる。2年目の枝の表皮は糸状にはがれる。
葉は有柄で互生し、長さ4~8cmの長楕円形または卵形で先は鋭く尖り、
基部はくさび形。縁は細かい鋸歯があるかほとんど全円縁。裏面は脈に
沿って星状毛が散生するがほとんど無毛。葉柄は長さ5~10㎜で基部は
冬芽を包まない。新芽は星状毛が密生する。
5~6月、今年伸びた短い側枝の先端に短い花序を出し、長い花柄の先
に白色の花を1~4個下向きに開く。花冠は長さ1.5~2㎝で深く5つに裂
け、星状毛が密生する。雄しべは10個で花冠より短い。花糸の下部に
星状毛があり、基部は花筒に合着する。花柱は雄しべより長い。萼は
長さ3~4㎜の杯状で先端は5浅裂し、果期にも残る。花柄は細く長く長
さ2.5~4㎝。
果実は緑白色の球形に使い楕円形で直径1~1.3cm。果皮は星状毛が密
生し、縦に裂けて落ち、褐色の堅い種子が1個残る。種子は卵形で長さ
約1㎝。果皮には麻酔効果のあるエゴサポニンを含むので、新鮮な果実
を磨り潰して川に流して魚捕りに使ったが、現在は禁止されている。
また、実が新鮮なうちに擂り潰して洗濯石鹸のかわりにも利用したた
め別名「石鹸の木」と呼ぶ地方もある。
材としての利用は白くて堅く割れにくいので、ろくろ細工やコケシなど
に使われた他、唐笠や番傘のろくろ(骨を集めて開閉する円筒状の部分)
にも使われたため別名「ロクロギ(轆轤木)とも呼ばれる。
なお、「チシャノキ」という別名もあるが、同じ名前のムラサキ科チシ
ャノキ属のチシャノキが存在するので間違いのないように注意が必要。
チシャノキは「チサノキ(萵茞の木)」がなまったものらしく、歌舞伎
の「伽羅先代萩」に登場するチサノキ(萵茞の木)はエゴノキのチサノ
キを指すとか。 分布:北海道(日高地方)、本州、四国、九州、沖縄、
朝鮮、中国、フィリピン北部
伊豆諸島や沖縄以南のものは葉や花が大きく、オオバエゴノキとして
区別されることもある。また、日本で品種改良された花が美しいピンク
色の品種ベニバナエゴノキ(ピンクチャイム)やシダレエゴノキ、セイ
ヨウエゴノキなどの品種も出回っている。
エゴノキの名前の由来も諸説あるが、一般的になっているのは、かじ
ると果被がエゴイ(えがらっぽい)味がしたことによるとされている。
を魚とりや洗濯に利用した。
一関市東山町のエゴノキ(野茉莉)の実
2008年8月26日
2008年8月26日(火)、一関市東山町長坂の住宅団地の主要道路の
出入り口付近につくられている私設公園?に植えられているエゴノ
キ(野茉莉)が、果実を沢山つけていました。海外では、japanese
snow bell(日本の雪の鈴)と呼んでいるそうですが、花と共によく
目につきます。
一関市東山町唐梅館公園のエゴノキ(野茉莉)の実
2006年10月10日
2006年10/10(火)、一関市東山町長坂の唐梅館公園に植えられて
いるエゴノキが沢山果実をつけていました。
エゴノキエゴノキ科 エゴノキ属
Styrax japonica
雑木林などにごく普通に生える落葉高木で、農家の庭や公園などにも
植えられている。幹は直立し、よく枝分かれして高さはふつう6~8m
ぐらい。幹はあまり太くならず、根元から何本も出て株立ち状のよく目
立つ樹形になる。高さ15m、胸高直径15~25㎝にもなるという。樹皮は
なめらかで暗紫褐色を帯びる。2年目の枝の表皮は糸状にはがれる。
葉は有柄で互生し、長さ4~8cmの長楕円形または卵形で先は鋭く尖り、
基部はくさび形。縁は細かい鋸歯があるかほとんど全円縁。裏面は脈に
沿って星状毛が散生するがほとんど無毛。葉柄は長さ5~10㎜で基部は
冬芽を包まない。新芽は星状毛が密生する。
5~6月、今年伸びた短い側枝の先端に短い花序を出し、長い花柄の先
に白色の花を1~4個下向きに開く。花冠は長さ1.5~2㎝で深く5つに裂
け、星状毛が密生する。雄しべは10個で花冠より短い。花糸の下部に
星状毛があり、基部は花筒に合着する。花柱は雄しべより長い。萼は
長さ3~4㎜の杯状で先端は5浅裂し、果期にも残る。花柄は細く長く長
さ2.5~4㎝。
果実は緑白色の球形に使い楕円形で直径1~1.3cm。果皮は星状毛が密
生し、縦に裂けて落ち、褐色の堅い種子が1個残る。種子は卵形で長さ
約1㎝。果皮には麻酔効果のあるエゴサポニンを含むので、新鮮な果実
を磨り潰して川に流して魚捕りに使ったが、現在は禁止されている。
また、実が新鮮なうちに擂り潰して洗濯石鹸のかわりにも利用したた
め別名「石鹸の木」と呼ぶ地方もある。
材としての利用は白くて堅く割れにくいので、ろくろ細工やコケシなど
に使われた他、唐笠や番傘のろくろ(骨を集めて開閉する円筒状の部分)
にも使われたため別名「ロクロギ(轆轤木)とも呼ばれる。
なお、「チシャノキ」という別名もあるが、同じ名前のムラサキ科チシ
ャノキ属のチシャノキが存在するので間違いのないように注意が必要。
チシャノキは「チサノキ(萵茞の木)」がなまったものらしく、歌舞伎
の「伽羅先代萩」に登場するチサノキ(萵茞の木)はエゴノキのチサノ
キを指すとか。 分布:北海道(日高地方)、本州、四国、九州、沖縄、
朝鮮、中国、フィリピン北部
伊豆諸島や沖縄以南のものは葉や花が大きく、オオバエゴノキとして
区別されることもある。また、日本で品種改良された花が美しいピンク
色の品種ベニバナエゴノキ(ピンクチャイム)やシダレエゴノキ、セイ
ヨウエゴノキなどの品種も出回っている。
エゴノキの名前の由来も諸説あるが、一般的になっているのは、かじ
ると果被がエゴイ(えがらっぽい)味がしたことによるとされている。
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