/グーズベリー 2009年7月20日
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アメリカスグリ 果実は完熟すると赤紫色になる。
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2009年7月20日(月)、一関市東山町長坂字久保&柴宿の柴宿団地内
にある民家の庭に植えられているアメリカスグリが沢山実をつけていました。
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アメリカスグリスグリ科 スグリ(リベス)属
Ribes hirtellum
スグリの仲間は、北半球を中心に150種ほどあり、日本にも10種程度が
自生している。欧米では果樹としての利用が盛んで、交雑や改良によ
っていろいろな品種が生まれている。果樹として栽培されているスグ
リには刺の有無、花や果実のつき方でカラント(Currant)とグーズ
ベリー(gooseberry)の2つの系統がある。
カラントは刺がなく、花や果実が房状に多数つくグループで、フサスグリ
Ribes rubrumともいう。
果実が赤いアカフサスグリ(アカスグリ)や黒いクロフサスグリ(クロ
スグリ)R.nigrumなどが、この中に含まれる。
アカフサスグリの果実は美しいので、鑑賞用にも栽培される。
北ヨーロッパからロシアにかけて大々的に栽培されている。
グーズベリー gooseberryは枝に刺があって、花や果実が葉のつけ根
に1~3個つくグループで、スグリと総称されている。
セイヨウスグリ R.grossulariaとアメリカスグリ R.hirtellumがこの
グループの中心。いずれも落葉低木。
アカフサスグリは初夏に赤熟、クロフサスグリは黒熟する。それぞ
れ独自に改良が行われていたが、両者の交雑によってつくられた品種
も生まれている。いずれも生食用のほか、ジュースやジャム、ゼリー
などに加工される。
キング・エドワードⅦcv.King EdwrdⅦなどリベス・サングイネウム
R.sanguineumの品種は美しいが、日本では高温多湿のため
栽培が難しい。
[栽培]容易であるが、カラント類はヨーロッパ、中央アジア原産のた
め、日本の高温多湿地では腐りやすいので高冷地、夏涼しい地帯で高
品質の生産ができる。
グーズベリーは北アメリカ北部産とヨーロッパ産があるが、
アメリカ産のほうがつくりやすい。品種により黒、赤、白色に熟す。
繁殖は挿木。[果期]初夏。
[山と渓谷社発行「山渓カラー名鑑 園芸植物」ほか]