
「ルート66」 (Route 66) は、イリノイ州シカゴからカリフォルニアのサンタモニカを結ぶ全長3,755kmに及ぶ国道で、イリノイ、ミズーリ、カンザス、オクラホマ、テキサス、ニューメキシコ、アリゾナ、カリフォルニアの8州を横断している。
La Route 66 (officiellement U.S. Route 66) était une route américaine qui joignait Chicago dans l'Illinois à Los Angeles en Californie (plus exactement, à Santa Monica). Elle est longue de 2 448 miles. La Route 66 traverse 8 états (Illinois, Missouri, Kansas, Oklahoma, Texas, Nouveau-Mexique, Arizona, Californie).
この言葉からまず思い浮かべるのは、子供の頃流れていたテレビ番組、そしてナット・キング・コールの歌である。先日の休みに衛星放送のチャンネルを回していると、この道をゆっくりと行くという番組に行き当たった。アメリカの殺風景な郊外の景色が写されている。学会などでアメリカに出かけて、空港からレンタカーに乗り郊外の道に出る時にいつも訪れる解放感が蘇る。その感覚は何と形容すればよいのだろうか。日本では決して味わうことのできない感覚で、その解放感を味わうためにアメリカまで行っていたと思わせるくらいのものである。最近はヨーロッパに惹きつけられているため忘れていたが、アメリカの漠とした景色を眺めていると、懐かしさと愛おしさとともに青春の記憶が押し寄せてくる。
この記事を読んだとき、長田弘の『アメリカ61の風景』(みすず書房)みたいだなと真っ先に思いました。この本、ご存知かもしれないけれど、ベーグルをめぐるエピソードがとくに記憶に残っています。
『アメリカ61の風景』という名前を出していただきありがとうございます。私の机の本の山の一番上にありましたので、読みたいものに入っていたはずですが、未だに手付かずです。見てみるともう2年前に、おそらく懐かしさから買ったものだと思いますが、いざ手元にあるとフランスに圧倒されてしまったようです。ベーグルのところだけ読んでみました。いずれ他のところも、と思っています。それとは別に、長田氏のように、この番組のように、アメリカ横断というのも面白そうな気がしてきました。