今日は一年ぶりに学生の面接に呼ばれて一日過ごした。その印象を一言で言えば、女子学生の何としっかりしていることか、自分を見詰めているように見えることか。てきぱきとした応対が小気味よい。それに引き換え、男子学生の頼りなさが気になる。まだモラトリウムにいるかのように見える。そのためか、自分の考えをうまく伝えられないようだ。
わずか10名足らずの人から受けた印象でこんな風にまとめてしまってよいのだろうか。しかし、最後までそれを覆すような人には出会わなかった。特に、若い時に外国で生活したことのある人となると、それが際立つ。自分と否応なしに向き合うように仕向けられることが多くなるためだろう。
ギリシャの哲学者ではないが、自分のいる場所を変えるということが、自分の発掘のために如何に大切かということを改めて知らされた思いであった。感覚の変化が思考を刺激するかのようである。
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夜、外に出る。何かのめぐり合わせだろうか。玉之島関 TAMANOSHIMA (写真左 gauche) とお兄さんに当たる玉光国関 TAMAMITSUKUNI と一緒になる。豊かな体の持ち主の近くにいるだけで、何かありがたい気持ちになる。こだわりがどこかに飛んでいくようだ。お相撲さんの HEALING POWER とでも言うべき不思議な力を感じた夜となった。ご両人の今場所での活躍を祈りたい。
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