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音曲亭ぱつら

ジャズプレイヤー金子雄生の音曲話と与太郎的日常生活におけるその傾向と対策に関する一考察

愛猫 華のはなし

2007年05月11日 | 徒然
猫の話題が出たので、うちにいた猫の話。
いつか話そうと思ってた相棒の話。
子供の頃からいつも猫がいたな。じいさんも親父も動物を飼う事を嫌ってたのに。
最近までいたんです。
あたしが生家は古かったせいかネズミがでまして、
ある日、近所のうちから子猫をもらってきた。何匹かいるうちの一匹。

どうやって選んだか覚えてない。
紙袋に猫の缶詰めふたつ持って我が家にきた。
三毛猫で柄が派手だったので名前は「華」。
演歌が好きでジャズは嫌い。(笑)
はじめ、心細げにちいさくなってたコイツは働いた。
捕まえたネズミの数は何十匹なんてもんじゃない。
うちに出るネズミだけでいいのによその家のも捕ってくる。
しまいに雀や鳩は捕まえるわ、犬は追いかけてくわ、親父の帰りを迎えにいくわ、、
で、すぐに近所の人にも覚えられたし、かわいがられた。

生まれ育った家をでてからは引っ越しが続くが華はずっと一緒にいた。
そして、行く先々であたしたちの顔より先に華は近所の人にも覚えられたし、
やっぱりかわいがられた。

歳をとってからはひなたぼっこと少しの散歩。
いい老後だったんじゃないかな。

そうそう、可哀想だったのはてんかんを起こすようになった。
病院へ行く機会も増えた。
耳が聴こえなくなったし、
目も白内障になり、歩き方も変わった。
若い猫や犬が横切っても何処吹く風。
けど、食欲は旺盛。相変わらずシラスとタラが大好き。
車にひかれて骨折して歩けなくなったけど克服。知らないうちに走ってた。

老衰

歯も抜けて流動食になったけど必死で食べようとしてた。生きるために。
あまり食べられないから最後はやせちゃったけど、ふらふらあたしのとこに来る。
最後はあたしの腕の中で静かに逝った。
享年23歳。
大往生だ。

あたしの人生の半分以上一緒にいた相棒。
今でもあいつのソプラノの声が聞こえて来る。



忘れない。






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