New York研修で人生変わった弁理士の日記

NYの巨大法律事務所で研修生活を送った日本国弁理士の日々の記録。[真面目な弁理士のNY研修生活]から改題。

マンハッタン放浪中

2005年06月28日 | NY生活情報

今週は毎日、朝9時から夜の7時まで、昼飯とおやつの間もぶっとおしで英会話。休憩はトータル20分ぐらい。基本的には、俺が日本の特許法や特徴的な判例を英語で説明したり、米国特許法における特殊な用語についての説明を読んだりしている。

会話中心の内容なので、単語量はなかなか増えない。やっぱり、自分で相当努力する必要を痛感した。ちなみに、昨日は、7時から、夜の11時半ぐらいまで、一人で歩いてマンハッタンを縦断してみた。Sohoの南の端から、Soho, Noho, East Villege, Chelsea, Gramercy, とぐねぐね歩いて、更に6th Av.をずっと北上してタイムズスクウェアを通って、Rockefeller Plazaまで歩いた。

ほんで、そこでたまたま友達の台湾人の24才の男の子にであったので、一緒に飯を食いました。かなりくたびれ果てて、足腰はぱんぱんだけど、やっぱりいろんなものが新鮮で楽しいです。

でも、街の汚さ、臭さは、新宿や渋谷の比ではない。道路はがたがただし、ゴミの袋は積まれているし。バンコクよりちょっとましかなって程度。

今後どんどんきれいになるんだろうか。



スターウォーズIII

2005年06月27日 | NY生活情報

スターウォーズIII見てしまった。

現在、27日午前2時45分。明日は、7時起きなので、
もう4時半もない。

昨日は到着時点から悲惨だった。
まず、エアポートで迎えの車がおらず、
重い荷物を持ってさんざんうろうろしたあげく、
更に30分ぐらい公衆電話と格闘した後、
英会話スクールに怒りの電話をした。

こっちのテレフォンカードは、はちゃめちゃに使いにくいな。
テレフォンカードの指定の番号に電話して、その後、
テレフォンカードに書かれた番号をプッシュして、
それからやっと、かけたい電話番号をダイヤルするって流れ。
その40個ぐらいの数字を1つでも間違えたら、
初めからやり直し。ばからしい。なんで日本みたいに
しないないのかね。いやいかんな。

郷に入りては郷に従えか。。

で、結局、英会話スクールのお出迎えは、後1時間半待たないと
来ないとのことで、「こらてめーどうしてくれる!」って迫ったら、
「タクシーのレシート持ってきたらお金払うよ」って言ってくれたので、
まあ機嫌を直しつつ、タクシー探し。

配車係に行き先を告げて、タクシーに乗り込んだんだけど、
タクシーの運チャンが、そんなマイナーなストリートは知らん!と
いいやがる。まじっすか?じゃあどうすりゃいいのさ。
いきなり路頭に迷うのか?降りて他のタクシーに移るかって
考えていたところ、運チャンが携帯電話を持っているのを発見して、
宿泊先のB&Bに電話してみた。

B&Bのオーナーは日本人だけど、
「はぁ?そんなことも知らないタクシーがいるのか?」って怒りだして
運転手に電話を替わったら、運転手とけんかを始めよった。
運転手は大声で訛の強い英語でまくし立ててる。
「アメリカは広いんだよ!そんなちっちゃいストリートなんぞ、
いちいち覚えてられっかよ」とかなんと

まじっすか。ここで、けんかっすか。俺の運命はどうなるんっすか?
運チャンがいきなり拳銃を取りだして俺を撃ったりしたらどうすんのさ。
ってB&Bのオーナーをうらみつつ、
「Calm down! Calm down, please!」を繰り返す。

まあなんとか、いろいろナビって、オーナーの待ってる角に
たどり着いたら、そこでも改めて、けんか。
もう嫌です。アイ ヘイト ディス。

そんなこんなで、やっとこ空港到着から2時間かけて
7時ごろにホテル(B&B)のぼろい部屋に
到着した。

さて、長旅の疲れを癒すかな。。

と思ったのだが、10時頃から同室の17才の
タカキ君に誘われると、なんか断るのがもったいない気がして
マンハッタンまでバスにて特攻してしまった。

そして、スターウォーズIIIの鑑賞と相成りました。
がらんとした映画館の中で、みるからに怪しい人たち。
暗いせいもあるんだろうけど、緊張したっす。

で、見終わったのが、1時半。

それにしても夜2時のマンハッタンは最高だね。
エネルギッシュで、まさに眠らない街って感じ。
バカみたいに電飾が明るくて、遊び人がたくさんいて、
見上げると、1つ1つのビルが異常に高くて、
あーマンハッタンだなって。

ところで、スターウォーズIIIは、なかなかおもしろかった。
今までで一番おもしろかったんじゃないかな。
後半は、もう目が離せない。おすすめです。

その後、バスで帰ってくるのに、またもめたけど、
なんとか家に帰ってこれました。

さて、明日早いので、もう寝ます。
ではでは。

機中にて

2005年06月26日 | NY研修日記

さてさて、6月26日(日曜日)、とうとうNYに向けて旅立った。

現在、コンチネンタル航空ニューアーク行きの機内。
ミネアポリスの上空で、日本時間の27日午前2時半。
現地時間で、26日午後1時半。

最低最悪に忙しい1週間を終えて、やっとこ出発にこぎつけた。

先週一週間で、数件のPCT出願の英文をチェックし、
国内優先1件と国内出願2件をこなし、
お客さんとの金額交渉を行い、
EP出願のオフィスアクション2件に対応案を作成し、
3件の国内アクション(拒絶理由)に対する
意見書及び補正書を作成した。

これらの仕事のあいまあいまに、NYの銀行や、不動産や、
英会話スクールや、弁護士なんかと、最終的な打ち合せをして、
米ドルとT/Cを用意し、カードを作った。

もう1件ぐらいは国内出願できるかなと思ったけど、
国内優先出願に手間取って、できなかった。

結局、家に帰ったのはこの一週間に2回だけ。
ここまで忙しかったのは、初めてじゃないかな。

さらに、友達の結婚パーティが土曜日にあって、
大学の同期と日付が変わるまで飲んだりしたもんだから、
徹夜(半分寝ぼけ気味)で、朝7時までパッキングしてた。

まあ、そんでもやっと出発できてよかったよ。
ビジネスシートも快適です。5時間もぐーすか熟睡できたし。
はげオヤジのチーフパーサーはどうかと思うけど。

ここのところ忙しさに追われて、
あんまりNY行きの実感がわいていなかったけど、
やっとわくわくしてきた。

明日から、毎日10時間、連続7日間の英会話スクールを経て、
来週から法律事務所での勤務が開始されます。

今後は、NYでの生活や、米国特許庁のセミナーの内容など、
頑張って書いていくつもりなので、こうご期待。

追いつめられています。

2005年06月23日 | NY研修への道のり

いや~!
NY行きが3日後に迫ってきました。

やばいね。全然、準備が進んでいない。
特に銀行口座の問題とか、持っていく現金とかT/Cとか。

アパート探しはもうあきらめた。
現地でがんがん見て回るしかない。

何とかなるとタカをくくっていたけど、きびしいな。
所長は忙しいからあんまり頼れないし。。

仕事もまだ終わってない。
明日期限の拒絶理由もあるし、国内優先権主張出願も
やんなきゃいけない。ヨーロッパのアクションもある。
PCT出願のチェックも5~6件ある。

と言うことで、事務所に2連泊してしまった。
銭湯のおばちゃんにも顔を覚えられたし。。。

多分、つぎは、NYからのレポートになるでしょう。
最初に2週間泊まるB&Bがどんなネット接続環境か
分からないから、このブログも当分お休みかも。

ではでは。
頑張って行ってきま~す!


VISA取得までの道のり(まとめ)

2005年06月15日 | NY研修への道のり

ビザの取得に向けて動きだしてから、
実際に手元にビザが届くまでの経緯を簡単にまとめましょう。

<4月初>     :VISAの種類やその内容、必要書類などの検討

<4月27日>   :I-129等の書類を移民局に提出(現地代理人による)

<5月18日>   :I-797の発行されたとの知らせ、面接の予約

<5月24日>   :I-797を受け取る

<5月25日~>  :書類作成、写真撮影、料金振り込みなどを行う

<6月3日>    :面接

<6月9日>    :VISA受領

準備を始めてから約2月。まあ順調だと言えるのではないでしょうか。

そういえば、不思議におもったのが、面接の予約って、
特にI-797が発行されていなくてもできるみたいですね。

ということは、本当に急いでいる場合には、出発日の10日前ぐらいに
面接の予約だけいれといて、それに合わせて書類を作成し、移民局である
USCIS(U.S. Citizenshop and Immigration Services)に
プッシュするって方法もありなようです。

つまり、面接当日までにI-797が届けばいいので、
早期審査とかも利用すると、準備を始めてから1月以内に
VISAを受け取ることも可能なのではと思いました。

もちろん保証はできませんけど。

NYでのアパート確保に向けて

2005年06月14日 | NY研修への道のり

昨日、今日と、ひたすらNYの不動産屋とメールしてました。

7月末までの1月間はずっとホテル暮らしなので、当座の住まいには
問題がないんだけど、その後の定住地が決まっていないのです。

マンハッタンの、ロックフェラープラザ付近(ど真ん中あたり)で
探しているんだけど、かなり家賃が高いなぁ。
ワンルームで3000ドル!!とかは、普通。
東京で言うと、六本木ヒルズに住む感じだとはいえ、
ちょっと、ぼったくり気味じゃないのかねぇ。
まあ、ワンルームっていっても、東京みたいに7畳とか8畳じゃなくて、
最低でも50平米ぐらいはあるみたいだけど。

それから家具付きの部屋を借りようと思っているんだけど、
ついてるのってなんかセンスのない家具ばっかなんだよね。
いっそ家具無しの部屋を借りて、家具を別にレンタルしようかなぁ。

ちなみに、NYでは、1人の大家さんは、1つの不動産屋と
契約するのが普通みたいで、東京みたいに、あっちの不動産屋でも、
こっちの不動産屋でも同じ物件を見せられるということはないです。

逆に言うと、いい物件を探すには、ひたすらたくさんの不動産屋に
あたるしかないのです。日本語OKの不動産屋もたくさんあるし、
以外といい物件を確保してる。

僕のお薦めは、
荘園不動産の、なかじまさん。
IBC Realty Associatesの小田さん。
Lara GroupのJustin。
タイチ不動産の錦織さん。
Urban LivingのSusan。
エイブルUSAのMatsumotoさん。
Maison Internationalの高木さん。
みなさん、親切に物件を紹介してくれました。

それにしても、
何とか掘り出し物の物件を見つけるぞ!
と意気込んではみたものの、
12時間の時差が重くのしかかる。
不動産屋さんと、1日に1回のメールのやりとりしかできないから、
話がなかなか進まないんだよね~。

出発まで2週間をきったというのに、どうなることやら。


VISA取得までの道のり(その4)

2005年06月10日 | NY研修への道のり

さて、6月3日(金曜日)、面接当日。
11時からの予約に対して、10時半に到着すると、
既に、大使館前に100人程度の行列があった。

先頭の人に聞いたら、1時間待ったとのこと。
うわっちゃ~。入るまでに1時間か。
面接終わるまで一体何時間かかることやら。

夏の暑い時期だと倒れる人もでるだろうなぁと思いながら、
遅めの朝食としておにぎりを頬張りつつ辛抱強く待っていた。
どうも大使館入口での持ち物検査に時間がかかっているようだ。

40分ほどで、空港にあるような持ち物検査して、
大使館の中に入り、また、更に、持ち物検査。

ここで携帯やら電子機器は取り上げられた。
おにぎりなんかの飲食物も取り上げられた。
でもちゃんとクーラーボックスにいれてくれた。

重いドアを引いて中にはいると、
いきなり小さい病院の待合室みたいな空間だった。

両サイドにテレビがあり、正面には8つ?の受付カウンター、
右手前奥にはトイレがあって、そのそばに給水器。

真ん中の空間には椅子が100個ぐらい並んでいて、
みんなまじめな顔で座って待っていた。

何をすればいいのか全く分からずにきょとんとしていると、
アナウンスで名前と、行くべきカウンター番号とが呼ばれている。

なるほど、名前を呼ばれるまで待てばよいのか。。

ということでテレビなんぞを見つつ、大人しく座って待った。
日本人が半分、あとは、中国、韓国、東南アジア、南米系が多い。
欧米人は見あたらない。何故かはよくわからない。

30分ほど待ってると、名前を呼ばれた。
5番カウンターに行けって。行くと、両手の人差し指の
指紋を小さい指紋スキャナーで取られた。ホンの15秒程度。
また下がって、15分程度待てという。

なんじゃいな。面接はまだか。

その15分で、逮捕歴でも調べるつもりかいな、
と思いながら、待つこと10分。

今度は6番カウンターに行けとのアナウンス。
行ってみると、俺が提出した顔写真付きの資料を
細面のにーちゃんが持っている。

いよいよ面接か、、と思って身構えると、
写真と俺の顔を見比べて、
「OK」
こっちが緊張の面もちで次の言葉を待っていると、
「いっしゅうかんほどでビザはっこうされまーす」
って日本語。



え?

終わり??


こんなに待たせて、写真と顔を見比べて終わり???

これが面接?????

最後に、「面接が終わってもVISAが発行されるかわかんないから、
航空券は手配しないように」って紙を渡された。

はぁ?もうとっくに航空券手配済みだよ。

なんだかなぁ~。

ってことで面接は無事終了。
1時には事務所に戻って仕事をしてましたとさ。

そして、6月3日の面接から6日後の6月9日、
無事にVISAが家に届きました。

いやーよかった。
ほっとするねぇ。

と言うわけで、VISA取得までの道のりは
これにて終了!

VISA取得までの道のり(その3)

2005年06月10日 | NY研修への道のり

4月27日に現地の弁護士がI-129などを移民局に提出してから、
またも、じりじり待つだけの毎日が続いた。
結局、I-797っていう、H-VISA取得に必須の証明書が
発行されたよって知らせが届いたのは、5月18日。

ぴったり3週間かかった。

このあとは、米国とVISA関係でのやりとりは必要なくなり、
全て日本国内での処理になる。
つまり、今度は、全て自分の責任でやらなきゃいけない。

とりあえず、I-797が発行されたことを知ってすぐに
米国大使館のホームページから面接の予約をした。
なんだか、Hビザをもらう人は、みんな大使館に行って、
面接を受けなきゃいけないらしい。面接は平日のみ。

面接の予約待ちに2週間かかるって話だったけど、
そうでもなかった。朝早くなら5月30日とかも取れたと思う。
でも、結局、6月3日の金曜日の11時に面接の予約をした。

ちなみに、面接の予約は、あくまで1人づつ。
大使館としては1日に面接する人数を制限する関係で、
同時に複数人が面接する場合でも、1人づつの予約が必要とのこと。

これは、大使館のホームページには書いてないと思うけど、
かなり重要で、大使館まで行って、1時間ぐらい列に
並んだ後で、追い返された人もいるらしい。

さて、面接の予約が無事に完了したので、面接に必要な書類の
作成にとりかかった。

具体的には、現地から届いたI-129のコピーと、
オリジナルのI-797とをクリアファイルにしまって、
写真を撮りに行き、ビザ申請料金($100)を払って領収書をクリップでとめ、
エクスパックを買って、I-156、I-157を作成した。

ちなみに、I-156もI-157も、英語のフォームから
書き込んだ方が簡単だと思う。日本語のフォームもあるけど、
うまく書き込めなかった。

I-156を作成する場合、Web上で記入欄を埋めていき、
最後に、continueボタンを押すと、
全ての情報がちゃんと記入されているか、サーバー側で確認する。
記入漏れなどがあると、エラーメッセージが表示される。

記入漏れがなければ、記入した情報を集約したバーコードを発行してくれる。
このバーコードを印刷して大使館に持っていくことで、
処理が短縮化されるわけですな。

ところが、バーコードを印刷した後に、記入内容に間違いを発見すると、
はじめから書き直しになる(僕は3回ほど書き直した)。

I-157については、Web上でのチェックはない。
Webでダウンロードできる書類の、過去の渡航歴や学歴や職歴の入力欄は、
小さすぎてどうしても書ききれない(誰でもそうだと思う)ので、
別紙に書いて添付した。元の書類のそれらの欄には、
see attachmentとだけ書いておいた。

過去10年の渡航歴とか、中学からの学歴(学校の住所と電話番号も!)
とか、職歴(身分や所長の名前まで!)とか書くのは、
本当にめんどくさい。余裕を持って準備をした方がいい。

ちなみに、書類の作成にあたり、
ここ
は、かなり参考になった。
何故、米国大使館のホームページにこういうことが書いていないのか、
不思議なくらい。

さてさて、次はいよいよ面接です。
実際の面接風景は次回。

VISA取得までの道のり(その2)

2005年06月10日 | NY研修への道のり

さて、H3ビザを取得するには、米国事務所に頼んで、
I-129請願書などを移民局へ提出してもらわなきゃいけない。

そこで、僕は、4月8日の時点で、I-129をできるだけ埋めて、
更に、レジュメ(住所、電話番号、学歴、職歴、年収)と
パスポートのコピーをつけて、米国の受け入れ先事務所に送信した。

大学の卒業証明や成績証明、住民票や戸籍は全く不要だけど、
年収は記載しなきゃいけない。

これに基づき、完全なI-129とトレーニングの詳しい予定表を、
米国事務所が作成し、移民局に提出してくれたのが、
4月27日(遅い!)。

この時、審査に3週間ほどかかりそうなので、追加料金1000ドル
を支払って、早期審査を頼んだらどうかとの打診があった。

1000ドルはかなり痛いので、とりあえず、
追加料金無しでいってみることになった。

ちなみに、Hビザの場合には、Supplementという補足書を
提出しなきゃいけない。

この書類には、そのトレイニングを日本で受けることはできない
ってこととか、単なる研修目的の渡米で、赴任したり永住したり
はしないよっていう意思表明とかが書いてあった。

具体的には、

Mr. A is being sent to the U.S. as this program of training,
which is only availavle in the U.S., is the most appropriate
to train him in U.S. patent trademark rules, intellectual
property affairs and the latest developement in U.S. patent
law and licensing procedures. For obvious reasons, there is
no one in Japan who can train Mr. A...

とか
Upon completion of Mr. A's program of training in the U.S.,
he will returen to his current employer in Japan, XX Patent
Office, utilizing the knowledge and skills he will acquire
as a result of this training. This program of training will
directly benefit Mr. A's current employer because...

とか書いてくれた。

それから、研修内容として、
現地の法律事務所が教えてくれるレクチャープログラム(週一回)、
OJT(毎日)の他に、米国特許庁主催のPatent Office Academy
(約2週間が年に3回)とかの詳しい中身が
I-129の添付資料として提出されていた。

結構なボリューム。

現地の弁護士に足を向けてねれないな。。

その後の手続については次回。

VISA取得までの道のり(その1)

2005年06月09日 | NY研修への道のり

さて、今日、6月9日、出発17日前にして、
やっとVISAが届いた。

ここで、これまでのVISA取得経緯について
説明したいと思う。

まず、基本的なところからいくと、
90日以上、アメリカに滞在する場合には、
VISAが必要になる。

VISAなしで、長期に不法滞在していると、
強制送還されるだけではなく、10年間、渡米不可能に
なったりもするみたい。

でも、逆に言うと、90日以内なら、VISAの
面倒な手続きをしなくても、研修+アメリカンライフを
気軽に楽しめるということ。

さて、VISAを取得する場合、まず見なきゃいけないのが、
米国大使館のホームページ。

ここで、自分の目的にあったVISAを特定し、
そのために必要な手続を認識する必要がある。

通常の特許事務所に勤務する弁理士の場合、
H3ビザになると思う。これは、日本の特許事務所との
間で雇用関係を維持しながら、米国特許庁や事務所などで
研修を受けるためのものだと思っていい。

米国大使館のホームページには、

「H-3ビザは、主に報酬を伴う研修に参加する目的で
渡米する方が対象となります。研修は、大学院教育や
トレーニング以外にも、分野を問わず研修を希望する
雇用主が行うことができますが、研修は生産的雇用
ではなく、研修生の本国では受けることができない
ものでなければなりません。
雇用主は、申請者の研修予定先を管轄する
移民局サービスセンターに請願書を提出する
必要があります。」

とあるけど、これだけ読むとよく分からない。

まあ、実際に取れたわけだから、H-3で大丈夫なんでしょう。

具体的な取得方法については次回。

なぜNYに旅立つことになったのか

2005年06月08日 | NY研修への道のり

さて、NYに研修に行くことになった経緯について、
この辺でまとめておきたいと思います。

まず、海外研修への憧れは、特許業界で働いてすぐに芽生えた。
周りでもそんな話を聞くし、海外とのやりとりは避けられなくなるしね。

だから、8年前、うちの事務所に転職する際に、所長に対して、
「1年間、海外に行かせてほしい」と、「そういう機会を与えてくれるなら、
入所してもいい」と、条件を出した。

今考えると高飛車な要求だけど、本当に言ってよかったと思う。
早い段階で、所長に対して要求を出しておくことは、
すごく重要だと思う。言わないとわかんないからね。

でも、僕の場合、仕事を覚えることにも、弁理士になることにも
予想以上に時間がかかって、最初のリクエストから8年もたって、
去年の12月に所長に「そろそろアメリカに行かせてください」って
再度リクエストした。

所長はちょっと面食らってたけど、「前向きに検討する」との返事。

うちの事務所は今までに数人アメリカ研修に行ってるけど、
僕が入所して8年は一人もいっていない。
前とは状況が違うし、所長もどうしたものか悩んだと思う。

でも、とりあえず、NYのロックフェラーセンターにある法律事務所に、
受け入れてもらえるか聞いてみることになった。

具体的には1月20日に、1人の弁理士をトレイニーとして
受け入れてほしい旨のFAXを先方に送信。
もちろん、学歴や職歴などのプロフィールも一緒に送った。

じりじりしながら待つこと2月。3月18日にやっと返事が来た。

喜んで受けれてくれるとのこと。

これはほんっとにうれしかった。

この時点で、所長と話し合い、7月から12月までの6月間の研修に決定。
ほんとは春から行きたかったけど、まあ、この際、贅沢は言えないよな。

ということで、次のステップとして、VISAの取得に動き出した。

次回に続く。。

Patent Academyの申込み

2005年06月01日 | NY研修への道のり

今日、パテントアカデミーなる研修の申込を行いました。

これは、米国特許庁が主催している研修用のコース。

7月11、12、14、20の4日間のスケジュールを選びました。
他にも3パターン提案されたが、§101、§102、§103、§112
を網羅できるのがそのスケジュールのみなので、それを。

それにしても14から20は飛びすぎじゃないのかね。
11~14で4日連続にしたらいいのに。

研修を受ける間、NYを離れてD.C.で暮らすことになるんだけど、
なにをしてようかな。まあ、あっちでやっかいになる事務所は、
DCにもサテライトをもっているところなので、そこで働くんだろうね。

それより、申込用紙をみて驚きました。
6人ものスポンサーが必要なんだって。
むこうの弁護士さんがずらずらと名前を連ねてくれていて
ありがたい。けど、なかなかめんどくさいな。

よっぽど、米国事務所に貸しのある事務所に努めているか、
あるいはメーカー勤務でも無い限り、
これを受けるのは無理じゃないの?

それから、今までの勤務先と辞めた理由を書かされるのはなぜだろう?
米国特許庁にはなんの関係もなさそうやけど。
ヘッドハントでもするつもりなのか。