以前ポストハーベストの話を書きましたが、補足したいと思います。
日本に運ぶ間に防虫・防カビ・保存のための化学薬品をかけます。
これをポストハーベストと言います。
収穫後の主な使用では計6回も!
①飛行機から広大な畑に散布
②保存のため巨大倉庫で散布
③港まで輸送するタンクローリー内で散布
④輸出港で病害虫を輸出先の国に入れないように散布
⑤輸送中、船の中で燻蒸
⑥日本の港で外国からの病害虫が入るのを防ぐために散布
日本では大量の輸入作物を全部検査することはできませんよね?
そのため抜き打ちで検査を行います。
ムラがあり、基準以下の農薬だと検査は不合格になり、輸入できません。
しかし、基準値以上だと検査はパスなのです。
なので業者は多めに農薬を使っています。
例えばスーパーで、レモンやオレンジ、グレープフルーツなどの柑橘類のPOPに
「防カビ剤 OPP、TBZ、2,4-D」などという表示があります。
「2,4-D」という農薬はベトナム戦争で使われた「枯葉剤」と同様の成分です。
輸入より国産が安全という話の基準はこのことが大きいのではないかと思います。
「野菜は国産品を買っているから安心だ」と言う人もいますが、加工品はどうでしょう?
小麦の90%、大豆の95%は輸入です。
さぬきうどんと表示していても必ずしも香川産の小麦ではないですよ。
豆製品や油、味噌、醤油、パンや麺など知らず知らずのうちにたくさん口にしてしまっているのです。
それから、これは個人的に怪しいなと思うのですが、アレルギーの原因の1つでは?とも思っています。
5大アレルゲンは卵、牛乳、小麦、大豆、米ですが、ほとんどのものは輸入品、
あるいはそれを飼料として育った家畜から作られるものです。
(飼料に使われるとうもろこし、大豆、小麦などのほとんどを輸入)
米は農薬を多く使うし、そばなども75%以上が輸入です。
卵も平飼い有精卵だとなんともないですが、普通のだとかゆくなったり吹き出物が出ました。
食品の質が問題なのでは?と思っています。
さて輸入作物は国内の自給率を下げるばかりでなく、温暖化にも悪影響を及ぼしています。
大量の農産物を輸送するためには多くのエネルギーを使い、CO2を排出しています。
「相手国別の食料輸入量」に「輸送距離」を乗じた数値をフード・マイレージと言います。
日本の食料輸入量は5,300万トン(2000年) で
フード・マイレージは5,000億トン・Kmになります。
(韓国は1,500億トン・Km、米国は1,400億トン・Km)
世界でも一番悪い数値なんですよ、日本って。
そして温暖化によって不作が起こっていますね。
国内でも西日本を中心として高温により米の品質が低下しています。
日本の農業を支えるためにも、国産の農薬や化学肥料をなるべく使わないで作られたものを
買おうと思います。
日本に運ぶ間に防虫・防カビ・保存のための化学薬品をかけます。
これをポストハーベストと言います。
収穫後の主な使用では計6回も!
①飛行機から広大な畑に散布
②保存のため巨大倉庫で散布
③港まで輸送するタンクローリー内で散布
④輸出港で病害虫を輸出先の国に入れないように散布
⑤輸送中、船の中で燻蒸
⑥日本の港で外国からの病害虫が入るのを防ぐために散布
日本では大量の輸入作物を全部検査することはできませんよね?
そのため抜き打ちで検査を行います。
ムラがあり、基準以下の農薬だと検査は不合格になり、輸入できません。
しかし、基準値以上だと検査はパスなのです。
なので業者は多めに農薬を使っています。
例えばスーパーで、レモンやオレンジ、グレープフルーツなどの柑橘類のPOPに
「防カビ剤 OPP、TBZ、2,4-D」などという表示があります。
「2,4-D」という農薬はベトナム戦争で使われた「枯葉剤」と同様の成分です。
輸入より国産が安全という話の基準はこのことが大きいのではないかと思います。
「野菜は国産品を買っているから安心だ」と言う人もいますが、加工品はどうでしょう?
小麦の90%、大豆の95%は輸入です。
さぬきうどんと表示していても必ずしも香川産の小麦ではないですよ。
豆製品や油、味噌、醤油、パンや麺など知らず知らずのうちにたくさん口にしてしまっているのです。
それから、これは個人的に怪しいなと思うのですが、アレルギーの原因の1つでは?とも思っています。
5大アレルゲンは卵、牛乳、小麦、大豆、米ですが、ほとんどのものは輸入品、
あるいはそれを飼料として育った家畜から作られるものです。
(飼料に使われるとうもろこし、大豆、小麦などのほとんどを輸入)
米は農薬を多く使うし、そばなども75%以上が輸入です。
卵も平飼い有精卵だとなんともないですが、普通のだとかゆくなったり吹き出物が出ました。
食品の質が問題なのでは?と思っています。
さて輸入作物は国内の自給率を下げるばかりでなく、温暖化にも悪影響を及ぼしています。
大量の農産物を輸送するためには多くのエネルギーを使い、CO2を排出しています。
「相手国別の食料輸入量」に「輸送距離」を乗じた数値をフード・マイレージと言います。
日本の食料輸入量は5,300万トン(2000年) で
フード・マイレージは5,000億トン・Kmになります。
(韓国は1,500億トン・Km、米国は1,400億トン・Km)
世界でも一番悪い数値なんですよ、日本って。
そして温暖化によって不作が起こっていますね。
国内でも西日本を中心として高温により米の品質が低下しています。
日本の農業を支えるためにも、国産の農薬や化学肥料をなるべく使わないで作られたものを
買おうと思います。
食品の質が問題では?というお話、なんとなくわかる気がしました。わたしのブログのほうにも似たようなコメントいただきましたよね。ありがとうございました。追加でコメントをいただいちゃったりして、嫌な思いをされていないかなとちょっと気になっちゃいました。ごめんなさいね。
わたしは野菜や肉、魚など買うとき、なんにも考えていないときはスーパーで売られているんだから、そこそこ安全なんじゃないの?と思っていたんです。でも子どもに食物アレルギーがあることがわかってから少し勉強をしはじめ、そうでもないんだなとびっくりしました。でもわたしのお財布で可能な範囲でどんなものを買えばいいんだろうと今でも悩んでいます。
超素人考えだと農薬って皮にたくさんついていて、皮をむけばかなり良いというイメージがあるのですが、それはどうなんでしょうか?もしご存知でしたら教えてください。
何度見ても読んでいくほど凹みますよ・・・
ブログで嫌な思いはしてないですよ~。
人によって知っていることと知らないことがありますからね~。
野菜は皮に農薬がたまりやすいと言いますが、皮の部分には栄養もたくさんあるようです。
なので本当は捨てるところはないんですよ。
うちでは皮ろむくのは玉ねぎと里芋くらいでしょうか。
食物繊維はデトックスにも有効ですし。
普通のスーパーで安心できるものってほとんどないって感じがします。
宅配や通販などの方が質としてはよいと思います。
一見高く思うかもしれませんが、まとめ買いで余計なものは買わなくなります。
野菜だけのレシピ本もたくさん出ていますので、野菜だけの日を作るという手もあります。
無農薬野菜が高いといっても肉や魚の質よりはずっと安いです。
以前↓書いた宅配についての記事です。
参考になるかどうかわかりませんが^^;
http://blog.goo.ne.jp/paru_nekogundan/e/2c71c0b479decacf12abe9c6ce2c05be>わおさん
消費者にこそぜひ知ってもらいたいです。
なぜなら、消費者がNOという事が一番の力だからです。
僕も国産小麦を作っています。
愛知県内でしか販売されないのですが、どこかで見かけたらよろしくお願いします。
>食品の質が問題なのでは?と思っています。
僕も同じ事を思っています。
食品そのものではなく農薬や化学肥料や家畜のエサ、添加物にこそ問題があるとおもいます。
「化学物質過敏症」の子供の特集やってました。
私も、食べ物に色々気をつけるようになってから、質が問題なのかも、と漠然と考えるようになりました。
便利になればその分どこかで犠牲になる部分が出てくるんですね。難しいですね・・・。
関係ないですが、「化学物質過敏症」の特集の前には、「野良猫の飛び出しによる交通事故の被害の特集」やってて、思わず見てしまいました(笑)
私は生協歴25年ですが、当時は市販品ゼロ、国産のものしか扱わなかったY生協も、どんどん変わって行きましたね。
消費者の年齢層が変化してきたこともあってか、今の生協なんて加工食品、冷凍食品オンパレードです。(^^;)
こちらに引っ越してきてから、地場で少量作ってる野菜やお米を買うので、生協で買うものがだんだん減ってきました。
でも、小麦粉は薄力粉も強力粉も生協で国産のものを使っています。
が、農薬のことは・・・どうなんでしょう~??
フードマイレージのことは聞いたことあります。
食品を輸入する後ろには、やはり車などを輸出するため・・ということもあるのでしょうね?
私は肉類は昔から好きでないので無くても良いのですが、旦那が、ね。。。なかなか手ごわいです。(^^;)
そのことを消費者も気づかないといけないと思います。
買わなければその商品はなくなるわけですし。
国産小麦は貴重ですね。
南部小麦と北海道産のものしか使ったことがありません。
そのくらい生産者が少ないんでしょうね。
たけさんの小麦、食べてみたいです。
愛知でないと買えないのは残念~。>たけさん
過敏でない人も体にどんどん溜め込んでるわけですから、誰がいつ発症してもおかしくないですよね。
野良猫の飛び出し、猫にとっては車が飛び出してくるように見えると思いますが・・・>しゃけさん
生協もピンキリですね。
加工品が多くないと売れないのだと思いますが、それならスーパーで十分では?
うちも生協で買うものが減ってきています。
近くの八百屋から無農薬の野菜などを配達してもらっています。
国産でも農薬は結構使っているそうです。
日本は四季の変化が大きいので、野菜を作るのは大変なんだそうです。
面積あたりの農薬量はアメリカの6倍という話も聞きました。
しかし、ポストハーベスト農薬は毒性が強いので、どちらが安全といえば国産のようです。
輸出入には外国の圧力もありますが、それを買いたい消費者の意識も変わらないとだめかなと思っています。>ねこまぁまさん
私も同じような内容を以前記事にしたことがあります。
息子のアトピーで食物アレルギーが判明し、いろいろアレルギについて勉強するようになって、食品、生活環境などいろいろ考えて生活しています。
実は私栄養士なのですが(現在育休中)、アレルギーについて勉強すると、なんだかこれからの仕事どうしようって感じです。栄養学上と全然違うんですよね~・・・・
ざっと最近の記事やマクロビオティックについて読ませてもらいました。いろいろ勉強されているようで、また参考にさせてもらいたいと思います。
ただ我が家の息子は大豆アレルギーでもあり、大豆も使えないんです。
玄米も、子供のアレルギーには注意なようです。無農薬のよっぽどいいお米が手に入らない限り、玄米にすると米アレルギーになる可能性があるかと思いまだ試してません・・・
卵、牛乳なしでもスクスク元気に育っています!!
生活クラブやってるんですか??
私もやってます。食材やせっけんを使ってます。
長くなりました。
また読ませてもらいます。
よろしくお願いします。
栄養士さんだと学んでこられたこととのギャップがありますよね。
アメリカの栄養学戦略のことはご存知だと思いますが、普通の人の知識とどうすり合わせていくか難しそうです。
玄米は多分皮に近いほど農薬が多いからだと思うのですが?
玄米には体にたまった毒を出す強力な作用がありますので、農薬を使った普通の玄米と白米を食べている人を比較すると玄米を食べている人の方が体に残留している農薬は少ないそうです。
とは言っても農薬は取らないにこしたことはないので、うちでは無農薬か有機栽培の玄米を食べていますよ~。
生協は生活クラブではないのですが(加入したときに生協にも種類があるとは知らなかった 笑)、それだけではそろわないものもあるので、野菜は無農薬のものを売っている八百屋で買ったり、通販なども利用しています。
石鹸はもちろん粉せっけんや固形ですね。
合成洗剤は怖いです~。>もっち~さん
加えて、「2,4-D」は枯葉剤の成分の1つではありますが、毒性は確認されていません。植物自体が自己防衛のために作る天然農薬のほうが、ずっと毒性・発がん性が高いのです。
アレルギーに対して有効な対策がないのは、食品に何かが含まれているのではなく、人間そのものが、その食品に対応できなくなってしまったものと考えることも可能です。
アレルギーは人間が対応できなくなってしまったとするなら理由があると思うのですが、どうなんでしょう?
うちは花粉症が治りましたので有効な対策がないとは思わないのですが~。>暇人さん