『スローンとマクヘールの謎の物語』
対応ハード ： DS
発売元・開発 ： レベルファイブ
発売日 ： 2009/05/21
希望小売価格 ： 3,500円（税込）
ジャンル ： 新発想ストーリーパズル
プレイ人数 ： 1人
CERO ： B（12才以上対象）
※約2時間ほどプレイしてのインプレッションです。
●「○○したら××に」…なぜ？ 水平思考パズルと呼ばれる脳トレゲーム
今作は、レベルファイブが展開する『アタマニアリーズ』の第1弾タイトルです。物語の始まりと終わりだけから、その理由を解き明かしていくという推理ゲームです。
『ポール・スローンのウミガメのスープ』という書籍が元となっています。
●具体的な進め方
まず、お題となる物語が流れます。
◆キーワードを選択して、質問を作る
文章の中の、キーワードとなる言葉をタッチして選択します。（全部の文字が選択できるわけではありません）
言葉を選択すると、関連するキーワードがいくつか出てくるので、元の言葉から他の言葉へタッチスライドして、つなげます。何回かつなげると、つなげた言葉を使った質問が出来上がるので、その質問を出題者に投げかけます。
例１）女の子→リンゴ→好き ＝ 「女の子はリンゴが好きだった？」
例２）彼→警察官→無視→恨み ＝ 「彼が警察官を無視したのは、恨みがあったから？」
質問を作成して投げかけることで「はい」「いいえ」「関係ない」のどれかの答えが返ってきます。
それをもとに、さらに推理を進めていきます。
◆良い質問は…
質問をした時に「良い質問です」と出ると、その内容が推理の手がかりとなることを示しています。そういった質問内容は、ヒントリストに記録が残り、いつでも再確認することができます。
また、「すばらしい質問です」と出ると、その返答から「シークレットワード」が生まれます。
シークレットワードはお題の中にはない隠れた言葉で、ここからさらに質問を作って推理していくと、真実に近づきやすいです。
◆解答する
自分の中で謎が解けたようであれば、「解答する」を選択します。
具体的にはお題に対して解答するのではなく、お題の中にあるいくつかの疑問を出題者から投げかけられます。それに、選択形式で答えていくことになります。（大体4～6問）
全ての疑問に解答した結果、全てが正解であれば「正しいようです」と出て、このお題を解いたことになります。その後、詳しい解説が表示されます。解説のときに、お気に入りに登録するといったこともできます。
◆他の人にやってもらう
一度解いた物語は「ひとに解かせる」を選択することで、他の人に遊んでいただくこともできます。（ただし結果はセーブされません）
◆partygameの評価◆…84点（100点満点）
ちょっと理不尽なところもあるけど、個人的にはけっこう好きです
今のところはまだ簡単そうな問題なので、わりと話の流れにはつじつまが合っているように思います。大抵は解答したら「そりゃそうだ」と納得できるものが多いです。
ただ最初は、純粋に推理するというよりかは…トンチによるお題が多いように思いました。むしろ、質問しなくても分かるくらいのものもありましたし。まあ、そこは…最初だからということで、仕方ないかな～と思います。
システムは分かりやすく、質問に使ったことのある言葉は色が変わるなどの配慮も見てとれます。システム面でストレスが溜まることはないでしょう。全体的に、眠くなっちゃいそうな世界観ですけどね…（笑）
個人的には、けっこう好きです。後々になって難しくなってくると、ドンドン理不尽な話になってくるのかもしれませんが、今のところはそんなに理不尽なこともなく、楽しませてもらっています。
ちなみに、パッケージにもなっている「ウミガメのスープ」の物語は最初のお題ではなく、10問くらい解いた後に出てきました。ちょっと難しいです。あと、結末を知ったときはちょっとショックでしたね…。
関連記事：
DS『スローンとマクヘールの 謎の物語』 全章クリア後のセカンドインプレッション（2009/08/10）
（※お題の解答など、少しでもネタバレになるコメントはご遠慮ください）
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