セグメントゲームズ

元ゲームプランナーという、しがない肩書きだけが取り柄のゲームブログ。生ラジオの告知が中心で、たまにテキスト対談を更新中!

「みんなのニンテンドーチャンネル」でDS体験記 vol.1 『高速カードバトル カードヒーロー』

2007年12月08日 00時22分13秒 | 【旧】購入・レビュー話

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先日『みんなのニンテンドーチャンネル』が更新したという記事を書いておきながら、DSダウンロードサービスでダウンロードできるソフトが増えていることに気づかなかったpartygameですw
さて、これからこの調子で続々とダウンロードできる体験版ソフトが増えていくことを見込み、『「みんなのニンテンドーチャンネル」でDS体験記』シリーズというくくりで、このチャンネルからダウンロードしたソフトの体験版のインプレッション記事を載せていこうかと思います。

その第1弾として、12月20日に発売予定の『高速カードバトル カードヒーロー』の体験版をプレイしてみました。



今作は、ゲームボーイで2000年に発売した『トレード&バトル カードヒーロー』の続編です。前作は売り上げがあまり著しくなかった反面、評判はかなり高いらしく、復活の声を引き下げて7年ぶりに続編が登場した、というわけです。

このカードバトルのルールを説明します。あ、ちなみに1対1のカードバトルです。

バトルフィールドにはお互いに「前衛」「後衛」の2つのフィールドがあります。デッキ(このゲームでは「プレイターミナル」と呼ばれています)からモンスターカードを3枚引き、そのうち2枚のモンスターを「前衛」「後衛」にそれぞれセットして、スタートします。

先攻・後攻を決めて、先攻から行動を開始します。モンスターは1体につき1ターン1回だけ行動できます。モンスターが可能な行動は、「攻撃」と「移動」のみです。

・攻撃
攻撃対象を選んで攻撃します。攻撃力の数値だけ、対象のモンスターにダメージを与えます。最も基本としては、すぐ前の敵しか攻撃できないパターンが多いみたいですが、なかには「後衛」から、敵の「前衛」のモンスターを攻撃できるモンスターもいるみたいです。というか、それがないと「後衛」のモンスターは話になりませんからねw

・移動
自分のターン開始時に、自分の「前衛」にモンスターが存在しない場合、「後衛」のモンスターが自動的に「前衛」に移動するようになっています。しかし、せっかく「後衛」からでも攻撃できるモンスターを前に持ってきてはもったいないです。ということで、そのターンの攻撃はできなくなりますが、「後衛」にモンスターを移動させることが出来ます。
ちなみに、自分のターン終了時に自分の「前衛」「後衛」のいずれにもモンスターがいなくてはいけないという絶対ルールもあります。つまりモンスターは必ず2体出現している状態でないとダメということです。

基本的な行動は本当にこれだけです。単純明快です。

これを繰り返していき、敵を倒すと、敵の「ストーンゲージ」というエリアにストーンが1つ増えます。そして、敵のストーンゲージをストーンでいっぱいにすると、勝利!というわけです。最初見ただけでは何のこっちゃ分かりませんでしたが、説明を1回聞くと全て覚えられるくらい、けっこう単純明快なルールです。



しかしこの中にはさらにけっこういろいろなシステムがありまして…、

・ストーンはお互いに最初から1つ持っています。

・敵を倒すと、敵を倒したモンスターがレベルアップします。レベルアップすると攻撃力が増える他、HPが全回復します。ただし、レベルアップするには「ストーンを1つ消費する」必要があります。

・この「ストーンを消費する」というのがまた表現としてちょっと難しく、「消費」したストーンはなくなるのではなく、緑色から黒になります。そして自分のターン開始時には、自分の全てのストーンが緑色に戻る、という仕組みです。

・モンスターのカードとは別に「マジックカード」というものがあります。1ターンに1枚しか使用できない…のか複数使用できるのかはちょっと分かりません。マジックカードの使用には、決められた数のストーンを消費する必要があります。強力なマジックカードほど、必要なストーンが多かったりします。
ちなみに、マジックカードは最初から全て手札にあります。


以上のことをふまえますと…例えば弱っている自分のモンスターに敵を倒させれば、レベルアップしてHPが全回復する!とか、わざと敵を倒されまくってストーンをためて、強力なマジックカードで逆転!とか、いろいろあるわけです。



で、私はこのシリーズ未体験だったんですが…やばい。クソ面白いです。

私はカードゲームを、一応「遊戯王」をわりと初期の頃にやっていて、あと「ガンダムウォー」も、現時点でやってないですがデッキは実家に置いてあります。そんな私から見て、このカードゲームのいいところは、

・ルールが把握しやすい
・使用するカード数が少ない
・1回の対戦時間が短い


という、個人的にはカードゲームの理想形態といっても過言ではない完成度です。これは…買うかもしれませんw
体験版自体も、3回のカードバトルを通して、順を追って非常に分かりやすくルールを説明してくれるので、カードゲームの知識が皆無な人でもこの体験版を1回プレイすれば確実に覚えられるだろうと言えるほど、この体験版の出来もいいです。まさに「完璧」ですね。


ちなみに…この体験版には最後に、ダウンロード体験版としては初の試みとなるであろう「とんでもないサービス」があります。もしソフトを購入予定の人は、自分のDSでこの体験版をプレイしておくことをオススメします!

何があるかは…ヒ・ミ・ツ♪(気持ち悪いw



※追記(12/9 0:48)
無数の月』さんのこちらの記事によりますと。終盤に説明した『ダウンロード体験版としては初の試みとなるであろう「とんでもないサービス」』は、以前にも『数陣タイセン』で実施されていたようです。失礼いたしました。
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4 コメント

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南国の (tapioka)
2007-12-08 17:21:48
>・1回の対戦時間が短い
前作は一回の対戦時間が長い傾向だったのが批判されてました。おそらくそれをスピードバトルで改善しようとしたのではないでしょうか。あとストーンとかも無駄に多くなることが多かったので、このシステムはすっきりしてていいですね。
ただ、やっぱりカードヒーローフリークとしては"本ルール"に期待してます。
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Unknown (partygame(管理人))
2007-12-08 17:33:22
>tapiokaさん
前作とはちょっとルールが異なっている、ということですかね?なるほど…。

「長い傾向」というのがどれくらいかかっていたのかは存じませんが、リアルのトレーディングカードゲームでは、下手すれば1回の対戦で30分を超えることもあったりするので、そういうリアルでカードゲームをしたことある身としては、たかだか2~3分で1回終われることが、よりこのカードゲームの魅力として感じることが出来たという感じですね。
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Unknown (daremoyomanai)
2007-12-08 21:48:21
いや、ちょっとどころかまったく違うルールですよ。
返信する
ほう? (partygame(管理人))
2007-12-08 22:17:35
>daremoyomanaiさん

http://ja.wikipedia.org/wiki/カードヒーロー

Wikipediaを見てみましたが、確かに前作は今作よりもいろいろあったみたいですね。フィールドは10マスだとか「マスター」という概念だとか「きあいだめ」というシステムだとか…。しかも、tapiokaさんの仰っていた「長い傾向」については、最大で3時間とかになると書いてあって…これはちょっとキツイですねw

そこを踏まえたのと、あと今作はWi-Fiコネクション対応ということもあって、フィールドを2つにするなどでより絞っていくことにしたのかな?と思いますね。フィールドが2つになるということはデッキの枚数も減ると思いますし、より分かりやすく、しかし元々の根本的な醍醐味は損なわないようになっている、といったところでしょうか?

個人的にですが、もしフィールドが10個あったら、それってけっこう従来のカードゲームと変わりない感じなので、ここまでいい印象を受けなかったかもしれません。ただ、旧作ファンとしては、前作のルールでも遊んでみたいというのが望みなんでしょうね。
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