セグメントゲームズ

元ゲームプランナーという、しがない肩書きだけが取り柄のゲームブログ。生ラジオの告知が中心で、たまにテキスト対談を更新中!

Xbox360『ロックスターゲームズプレゼンツ テーブルテニス』 インプレッション

2010年05月12日 09時40分12秒 | 【旧】購入・レビュー話


Rockstar Games presents Table Tennis
(ロックスターゲームズプレゼンツ テーブルテニス)

対応ハード : Xbox360
開発・発売元 : ロックスターゲームズ※海外のメーカーです
発売日 : 2006/10/12
希望小売価格 : 2,940円(税込・廉価版の価格です)
ジャンル : スポーツ
プレイ人数 : 1~2人(オンライン 2~8人)
通信機能 : 通信プレイ対応(ボイスチャットあり)・追加コンテンツ対応(有料)
CERO : A(全年齢対象)
「取り込み」の容量 : 3.3GB

参考データ--------------------------
購入価格:1,246円(中古&ネットで購入のため送料込み)
プレイ時間:約3時間
オフラインでの対人戦:5回ほど
オンラインでの対人戦:2回
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●(いい意味で)世界一無駄な卓球ゲーム
今作は、「世界一無駄なクオリティ」として(一部で)話題を呼んだ、卓球ゲームです。
思えば、もうあれから3年半も経つんですね…。歳をとるわけです(笑)


●ルールと操作
まあ、いわゆる卓球ゲームです。
実際の卓球と同じで、11点先取。デフォルトでは3ゲーム制(先に2ゲーム取ったら勝ち)となっています。

◆操作説明
左スティック…キャラクターの移動
Aボタン または 右スティック上…トップスピンショット
Yボタン または 右スティック下…バックスピンショット
Bボタン または 右スティック右…ライトスピンショット
Xボタン または 右スティック左…レフトスピンショット

基本、強いのはトップスピンショットです。逆にバックスピンは、いわゆる相手のミスを誘うような、そっと打ち返すようなショットです。
卓球の基本的な知識として…バックスピンに対してトップスピンを打つと、球が下に行くのでネットにかかりやすいですし、かといて高く打とうとしてもアウトになりやすいわけです。
あと、ライトスピンとレフトスピンは名前の通り、右や左に曲がります。コントロールが良いキャラクターで、例えば右側にライトスピンを打てば、外に逃げるような取りにくいショットが打てます。

RBボタン または LBボタン…フォーカスショット
RTボタン または LTボタン…フルフォーカスモード

フォーカスモードについては、下記で説明します。

◆サーブ
左スティックで立ち位置を決めて、どれかのショットボタンを押すと、サーブの体勢に入ります。そして、打ちたいタイプのショットを押し続けると、「パワーメーター」と「スピンメーター」が動き、離すとメーターの長さに応じてサーブショットを打ちます。メーター動き中に左スティックで、打つ方向を決めます。
「パワーメーター」は、上下に速く動きます。上で止めるほど強いショットになります。
「スピンメーター」は、ゆっくり伸びていきます。メーターが長いほど強力なスピンがかかりますが、その代わりショット自体の強さは弱くなります。
「パワーメーター」は虹色で、「スピンメーター」はその後ろに白で表示されるので、両方のメーターをよく見て止めましょう。

◆カウンタースピン
相手のスピンショットに確実に対応するなら、同じスピンショットを打つのが良いです。これを「カウンタースピン」と言います。「球の残像の色が、打ったショットのボタンと同じ色」なので、同じ色のボタンでショットを打ち返すといいわけです。
ちなみにXbox360コントローラーのボタンの色は、以下の通りです。
Aボタン(トップスピン)…緑
Bボタン(ライトスピン)…赤
Yボタン(バックスピン)…黄
Xボタン(レフトスピン)…青

◆フォーカスショット
ショットを打ち返していくと「フォーカスゲージ」が増えていきます。
そして、RBボタンかLBボタンを押しながらいずれかのショットボタンを押すと、ゲージを消費して、取るのが難しいショットを取ったり、強力なショットを打ち返せる「フォーカスショット」を行います。

◆フルフォーカスモード
フォーカスゲージが満タンになると、自動的に「フルフォーカスモード」という状態になります。いわゆる「ずっとフォーカスショット状態」になり、相手に攻め込めるチャンスです。ゲージはゆっくり減っていき、0になるとフルフォーカスモードは終了です。
なお、オプションで初期状態ではオンになっている「オート フルフォーカス」をオフにした場合、ゲージが満タンになっても自動ではフルフォーカスモードが発動しません。RTボタンかLTボタンを押すと発動できます。自分のタイミングで発動したい場合は、コチラでどうぞ。


●モード紹介
◆トーナメント
トーナメント形式でプレイします。3段階の難易度から選択します。
難易度が高いほど、もちろん敵も強くなりますが、試合数も多くなります。
また、特定の条件を満たすと、新しい会場・ユニフォーム・キャラクターが増えていきます。

◆エキシビジョン
好きなキャラクターで1回だけプレイできます。

◆トレーニング
サーブの仕方から順に、実際にプレイして学ぶことができます。

◆Xbox Live
「Xbox Live」に接続して、オンラインで他のキャラクターとのトーナメント・エキシビジョンを楽しめます。ランキングで、他のプレイヤーと実績を比較できたりもします。
また、「テーブルテニスネットワーク」というものがあり、リアルタイムで他のプレイヤーたちの対戦を自由に見ることができます。

◆オプション
ここで、先ほど説明した「オート フルフォーカス」や、その他設定ができます。


◆partygameの評価◆…85点(100点満点)
伊達じゃない無駄っぷり

あらゆる点においてリアリティです。
当然、キャラクターは従来のゲームのようにキビキビ動けるわけではないので、いわゆる「ポジション取り」が大事です。グラフィックとか雰囲気とか色々とリアリティで、非常に良い緊張感を生んでくれます。

とはいっても、トレーニングをこなせば慣れることができますし、「常に真ん中に立つ」「スピンショットで相手のいないほうを攻める」の2つを守りさえすれば、イージーで充分に楽しめます。
ただし、ノーマルレベルになってくると、ただ強いショットを打つだけでは勝てなくなってきます。相手のタイプに対して攻め方を変えたり、回転で相手のミスを誘ったり…そこもまた、実際の卓球さながらの戦略という感じです。とはいえ、テニスと違って球は速いですからね~。ボタン操作の種類も多く、練習が必要です。

あと、やっぱり地味です。達成感とか熱中度はバツグンなんですが、他の球技スポーツと比較しても、見た目的にはどうしても地味です。まあ、スマッシュを決めたり、長いラリーの末ポイントを奪う達成感は、テニスに劣らないはずですが…。
それと、世界一無駄なクオリティではありますが、操作感については『Wii Sports Resort』をプレイしていると…どうしてもあの、直感的な操作には適いません。そこはまあ、ゲームらしいゲームということで、割り切りましょう。

その他について。
・取れるかどうかの際どいショットだったり、フォーカスショットを行うと「イベントカメラ」という、スローモーションで打ち返している様に注目するという演出が入るんですが、全体像が把握できなくなるため、プレイに集中できません。オプションで「イベントカメラ」をオフにするとこの演出が入らなくなるので、オフにすることをオススメします。
・ショットの操作が、右スティックだと上=トップスピン、下=バックスピンなのに対し、ボタンではAボタン(下のボタン)=トップスピンで、Yボタン(上のボタン)=バックスピンです。別にやりやすいほうでプレイすればいいとは思いつつも…そこは統一するべきかな?なんて思いました。ちなみに、ボタン操作のほうが断然やりやすいです。(ショットの種類を色で判断するので)
・トーナメントは、全試合通してプレイすると1時間近くかかります。わりと腰を据えてプレイすることになります。途中で中断できる機能が欲しかったかも…。(まあ、エキシビジョンなら手軽に楽しめますが)
・人物のグラフィックは、いかにも洋ゲー的な感じです、一部、ちょっと頭身が低くてバランスがおかしいような人物もいますが…まあ、割り切りましょう。
・さすがに発売から3年以上経っているので…「Xbox Live」に接続してもほとんどプレイしていません。しかし、全くいないわけでもないようで…休日に接続してみたら数チームほどプレイしていたので、部屋を作って待っておけば対戦できる時もあります。あと、ショットを打ち返した時に、ラグの影響で球や相手プレイヤーが変な動きをする時がありますが、こちらに球が飛んでくる時にはラグの影響はありませんでした。そこは、よく考えて作られているようです。


操作には慣れが必要ですが、慣れてしまえば、卓球ならではの地味ながら白熱する対戦を、存分に楽しむことができます。ま、「世界一無駄なクオリティ」は伊達ではないということです。一応、私は卓球の経験があるので、なおさら面白さを理解できるところがあるかもしれません。
対人戦となれば、なお面白いとは思いますが…オンラインでそれを望むのはちょっと厳しそうなので、友達や兄弟で練習しつつ楽しむと良いかと思います。もちろん、1人でも充分に楽しんでいただけると思います。


その他のタイトルの評価は、こちらからどうぞ
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