セグメントゲームズ

元ゲームプランナーという、しがない肩書きだけが取り柄のゲームブログ。生ラジオの告知が中心で、たまにテキスト対談を更新中!

DSiウェア『囲んで消して ワクグミの時間』 インプレッション

2009年09月16日 19時07分40秒 | 【旧】購入・レビュー話


囲んで消して ワクグミの時間
対応ハード : DSi(DSiウェア)
発売元 : 任天堂
開発 : ミッチェル
配信開始日 : 2009/04/01
販売価格 :500DSiポイント(=500円)
ジャンル : パズル
プレイ人数 : 1人
CERO : A(全年齢対象)
容量 : 28ブロック


●白か黒で、囲いを作って消していくパズルゲーム
今作は、『直感ヒトフデ』『数陣タイセン』など、数々の名作パズルを生み出しているミッチェルの、新作パズルゲームです。


●基本的なルール
白と黒のピースがぎっしりと敷き詰められています。タッチペンでタッチスライドして、ピースを入れ替えることが出来ます。

で、白ピースでで黒ピースを囲うか、黒ピースで白ピースを囲うと、それらのピースが消えます。すぐには消えず、一定時間経ってから消えるんですが、その間につなげて囲いを作っていくことで、コンボになっていきます。
囲いは、きっちりと囲まないといけません。例えば、白ピースで黒ピースを囲う場合は、囲いの中に白ピースが1つでも入っていると消えません。囲っているつもりでも、囲いの線が繋がっていないと、消えません。ま、やっていけば分かると思います。

基本的なルールは、たったこれだけです。


●モード紹介
◆ピースアタック
制限時間いっぱいまで、どれだけのピースを消せるかに挑戦するモードです。制限時間は、またたく間に減っていきますが、囲いを作った直後は少しだけストップしますし、「テクニカルボーナス」というボーナスの条件を満たしていくことで、時間を増やすことができます。
テクニカルボーナスを成功させて時間を維持しつつ、多くのピースを消していく。これが、このモードでの進行スタイルになります。

「テクニカルボーナス」には、以下のような種類があります。一部だけ紹介。
・囲いを作った後、消える前に別のところで囲いを作る。
・1回の操作で、同時に4つの囲みを作る。
・コンボを10回連続で成功させる。
・1回の操作で囲みを作るのを、5回連続で成功させる。

また、以下のような特徴があります。
・「ピースアタック」モードのレベルによって、テクニカルボーナスの種類が異なります。
・全てのテクニカルボーナスを1回以上成功させると、全種類達成ボーナスを獲得できます。
・1つのテクニカルボーナスにつき、ボーナスがもらえるのは10回まで。10回成功させると「MAX」扱いになります。
・全てのテクニカルボーナスを「MAX」にすると、全種類MAXボーナスを獲得できます。

◆タイムアタック
ステージが下へ下へと伸びています。ピースを消していってどんどん下に降りていき、ゴールにたどり着くまでのタイムを競うモードです。
ランキング上位に入ることができれば、新しいステージが遊べるようになっていきます。

ピースを消していき、ピースのない列が出来ると画面が下へスクロールしていきます。それを続けていって、一番下にあるゴールエリアのボーダーラインより上のピースを全て消すと、ゴールになります。
ステージの途中には、チェックポイントがあります。各チェックポイントには制限時間があり、制限時間内にチェックポイントより上のピースを全て消すと、ゴールエリアが拡大され、ゴールするのが楽になります。
また、ステージによっては、カギで封鎖されている場面もあります。その場合、ピースを消した時にカギが出現するので、それをカギ穴にスライドさせることで、先に進めるようになります。

◆トレーニング
ゲームの基本的なルールをプレイしながら覚える「チュートリアル」と、いろいろな条件で予習プレイができる「ステップアップ」があります。ここでルールを覚え、コツをつかんでいきましょう。
ステップアップにもレベルがあり、クリアしていくと増えていきます。


◆partygameの評価◆…89点
単純+独創的+中毒性

これまで、単純・独創的・中毒性と3拍子揃ったパズルゲームを多く生み出してきましたが…今回も今までに劣らぬ完成度です。

今回はこれまでよりも、さらにシンプルなルールです。白か黒で囲いを作るだけ。単純明快ですが、新しい発想でもあります。
しかも、モードの内容によるものかもしれませんが、中毒性がヤバいです。ピースアタックは時間に追われるので息つく暇もないですし、タイムアタックも同様。集中してプレイしている分、テクニカルボーナスを達成した時やスコア・タイムの記録を伸ばした時の達成感は、かなり大きいです。

残念だと思ったのは、ピースがちょっと小さすぎる気がしました。タッチミスがそこそこあります。時間に追われるスタイルだけあって、これによるミスが大きく影響することもあり、そこは残念だと思いました。人によってはかなり気になる難点だと思いますが、私個人としては、ゲーム自体の面白さがそれすらも凌駕しちゃっているので、あまり気にしていません(笑)まあ…よりたくさんのピースが表示できれば、消した時の気持ちよさは上がりますからね。

また、タイムアタックモードでは、プレイ中に現在の順位を、逐次アナウンスしてくれます。…が、ランキングの記録が僅差ばかりになってくると、頻繁にアナウンスが入るんですよね。「現在、ランキング1位です。現在、ランキング2位です。現在、ランキング3位です。現在、ランキング…」さすがに、ちょっとウザいです(微笑)
あること自体はいいんですが、せめて「現在1位です」など、セリフを短くするなどの対処は欲しかったかもしれません。まあ、些細な話ですけどね。


タッチミスの難点は人によりけりですが、ゲーム内容自体はシステム的にもボリューム的にも、かなりクオリティの高いものになっています。これが500円って…。
パズルゲームお好きなら、迷わずどうぞ。ただし、時間を気にせずまったりプレイするパズルゲームではなく、時間に追われて集中力を必要とするパズルゲームである点は了承のうえ、お買い求めください。
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