セグメントゲームズ

元ゲームプランナーという、しがない肩書きだけが取り柄のゲームブログ。生ラジオの告知が中心で、たまにテキスト対談を更新中!

DS『みずいろブラッド』 インプレッション

2010年01月08日 13時48分12秒 | 【旧】購入・レビュー話


みずいろブラッド
対応ハード : DS
開発・発売元 : バンダイナムコゲームズ
発売日 : 2007/06/14
希望小売価格 : 5,040円(税込)
ジャンル : 即死系ハチャメチャラブコメディ
プレイ人数 : 1~4人(セーブデータ3つ)
通信機能 : ワイヤレス通信&ダウンロード通信対応・すれちがい通信対応
CERO : A(全年齢対象)

※約3時間ほどプレイして、ストーリーモードをクリアしてのインプレッションです。


2010年一発目のインプレッション記事が、なぜこれ?とか思われそうですね(笑)

●みずいろちゃんの、ゆかいでシュールでちょっとバイオレンスな物語
今作は、女の子ロボット「みずいろちゃん」の、ドタバタ&シュールな学生生活の1年をお送りするアドベンチャーゲームです。
アドベンチャーゲーム…というよりは、ちょっとしたミニゲーム集みたいな感じで、ミニゲームをプレイしていくと、ストーリーが進んでいきます。
デザインを見ると大体分かるかと思いますが、キャラクターデザインは『太鼓の達人』シリーズを手がけている横尾 有希子氏が担当しています。


●モード紹介
◆みずいろブラッド
ストーリーモードです。1話ごとに1つのミニゲームがあり、クリアすると次の話へ進みます。全40話です。会話中は、タッチすると早送りできたりしちゃいます。

ミニゲームの内容は、ざっくりと分けると6種類。要所要所で微妙にルールが異なります。また、ミニゲームの結果に応じて「銅メダル」「銀メダル」「金メダル」のいずれかの称号が手に入ります。また、一度クリアすれば、以後自由に挑戦することができます。目指すは金メダルコンプリート!

・「文字書き取り」
出てきた文字をそのまま書き取るゲームです。
文字が動いていたり、一瞬しか出なかったり、上下反転していたりなどの追加ルールがあります。

・「文字選択」
文字のパネルを選択して、お題に沿った文章を完成させるゲームです。
たとえば「やきたてやきいも○っ○○○」というお題だったら、「ほ」「か」「ほ」「か」と選択します。「あ」「つ」「あ」「つ」でもいけそうですね(笑)

・「漢字読み書き」
出てきた漢字の読みを書くゲームです。
「くさかんむりの漢字」「運動会にちなんだ漢字」など、要所要所によって出てくる漢字のテーマが違います。

・「しりとり」
お馴染みのゲームです。文字数制限などの追加ルールもあります。
また、いやらしいことに、相手は同じ語尾の言葉を集中的に使ってきます。(「い」ばっかりとか)

・「横スクロールアクション」
下画面をタッチして、上画面のみずいろちゃんを操作します。
真ん中の、みずいろちゃんマークをタッチすると前進します。画面右のバネボタンを押すと、ジャンプします。障害物はジャンプでかわしましょう。ブレーキはありません。

・「シューティング風リズムゲーム」
上画面のカーソルにターゲットが重なったタイミングで、下画面のボタンマークをタッチします。
基本、ターゲットはリズムに合わせて出てくるので、リズムに乗ってプレイすると、うまくいきやすいですよ。

◆みんなでやるか!!
ワイヤレス通信、もしくはダウンロード通信で、最大4人での対戦ができるモードです。
遊べるゲーム内容は、文字を入力するタイプ、しりとりを順番に答えていくタイプ、しりとりを早い者勝ちで答えていくタイプの3種類があります。

◆すれちがい教室
俳句を作成して、すれちがい通信で他の人と俳句を交換することが出来ます。
また、出来た俳句にはハンコを押しますが、ハンコのデザインも自由にできます。


◆partygameの評価◆…76点(100点満点)
微妙に不思議な魅力

基本はコメディ。でも、みずいろちゃんは平気で真っ二つにされたりグシャッとつぶされたり…微妙にグロくてシュールな毒も持ち合わせていて、なんか不思議な魅力を持っています。セリフ回しも、少し毒入りです(笑)
もちろん、合わない人には合わないでしょうが、そこまでアクが強いというわけでもありません。かわいいのが好きなら、わりと誰でも楽しめると思います。

ストーリーの流れとしては、入学から始まって、一目ぼれの加藤くん(四角いロボット)を想いつつ春夏秋冬をすごし、卒業。最後には超展開で、ちょっとホロリときます。
グラフィックは…全体的になんかフラッシュぽいというか、平坦な感じがしますが…このゲームはむしろこれくらいがいいかと思いました。これが、無駄にクオリティが高くても面白いのかもしれませんが、中途半端になるくらいなら、このくらいのクオリティのほうがシュールさが際立つので、問題ないかと思います。

ミニゲームの内容について。やっぱり、基本的なルールは似ているので、繰り返しプレイするとちょっと飽きてきます。でも微妙にルールは違いますし、最後はなかなかいい演出でした。文字の認識度もまあ充分です。小文字がちょっと難しいですが。
あと、難易度がけっこう極端かもしれません。全体的にはわりとすんなり金メダルを獲得できるレベルなんですが、妙に難しいものもありました。人によりけりかもしれませんが。
特に「漢字書き取り」は、単にクリアするだけならいいですが、金メダルを目指すとなると、極端にレベルが上がります。「これ、常用漢字ですよね?」と思うような文字まで出てくるので、お子さんには厳しいかな?というか、私でも分かりません(笑)
簡単に繰り返し挑戦ができるものの、漢字とかはもう知識の問題なので…金メダルコンプリートはけっこう厳しいと思いました。まあ最悪、記憶するか辞書などで調べるなどすれば何とかなりますけどね。


ボリュームはそんなに多くないですが、シュールでバイオレンスなコメディは独特な魅力があり、テンポもいいしで、プレイし始めるとなかなかやめられません。
今なら価格もかなり下がっていますし、気になっていた人は購入してみても損はしないと思いますよ?
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