※『龍が如く』シリーズ 公式サイト
『龍が如く OF THE END』は、いつ発売されますかね…？
そんな面持ちのなか、こんな議題を取り上げてみます。
私はこれまで『龍が如く』シリーズをいくつかプレイしました。『龍が如く 見参！』と『クロヒョウ 龍が如く新章』はプレイしていないです。
そんな中で、どうもこのシリーズ作品が「変わっていない」ように思ってしまうわけです。
色々と理由はあるかと思いますが、主な要因としては、
・神室町が舞台であること
・多くのやりこみ要素があるということ（しかも過去作品のものはそのまま引継ぎ）
この2点が大きいと思います。
最新作である『龍が如く OF THE END』でも、バトルスタイルや敵のタイプは大きく変わりましたが、この大元は変わっていません。
そのせいか、私はこれまでこのシリーズ作品を「発売日」に購入したことはありません。フルプライスではあまり購入する気が起きないのです。評価は高く付けていますけどね（笑）
では、なぜ「変わらない」のか？私なりに考えてみました。
◆-- 協賛が裏目？ --◆
『龍が如く』シリーズといえば、数多くの企業との「協賛」。いわゆるコラボレーションが特徴的です。
あらゆる企業とのコラボレーションにより、神室町は実在するお店や商品でいっぱい。よりリアルな街並みを再現できています。
しかし、協賛する相手側からすれば当然「メリット」があるからこそ協賛しているわけです。主に広告媒体として、ですね。
そして、シリーズ作品も長く続いてきて、協賛する企業も増えてきました。
これって…いわゆる「袋小路」にはまっていませんか？と、私は思うわけです。
協賛する企業がいるからこそ、この作品は盛り立てられます。相手側も、そこにメリットを感じていると思います。
それは逆に言うと「次の作品からは協賛しません」などと言えない状況にもあると言えるわけです。もしくは、何作品か協賛してもらうという契約のもとに動いているのかもしれません。
いずれにしても「協賛があるからこそ変えられない」。そんな状況に陥っているのではないかと思います。
◆-- 1年に1作品というサイクル --◆
このシリーズ作品は（多少のズレはありますが）だいたい1年に1作品という、けっこう早いペースで発売されています。
しかし、あれだけのクオリティの作品を年1本ペースで発売するには、「使いまわさないとやっていられない」というのが正直なところではないかと思うわけです。
神室町そのものはもちろんですが、キャラクターのグラフィック＆モーション。あるいはやりこみ要素。よくよく見てみれば、このシリーズ作品って思った以上に使い回しが多いです。
これは、むしろ協賛のことを考えると…「最初からそのつもりで制作していた」という可能性もありそうです。あるいは、元々1～2作品で終わるハズだったのに、さらなる続編を作ることになったからやむを得ず…という可能性もあるでしょう。
いずれにしても、本来ならこれほど使い回しを繰り返していたら、大ブーイングを受けてもおかしくない行為なんですけどね。まあ、それを他の要素で補っているという感じです。
◆-- このシリーズ作品は「変わるべきか？」 --◆
どうなんでしょうね？
なんか、協賛の話とか発売ペースとか、それこそユーザーからの認識としては、本当に「変わろうと思っても変われない」みたいな感じになっている気がするんですよね。
舞台が神室町ではなくなったら？桐生一馬が登場しなくなったら？その他、色々な”しがらみ”があるかと思います。むしろ（本編シリーズ作品は）売り上げが伸びているので、変化させづらいところもあるでしょう。
しかし、どんなシリーズ作品でもいつかは変化が必要です。
もちろん、面白くなるように変化して欲しいわけで、ムリヤリ変化させようとする必要はありません。それだと評判がガタ落ちするのは目に見えているので。
『龍が如く OF THE END』の変化は、まだ充分でないもののいい傾向だとは思っているので、これからも悩んで悩んで、新しい『龍が如く』の魅力を構築していって欲しいものです。
前回の記事 ： ドンキーコングはなぜ泳げなくなったのか？
前々回の記事 ： なぜ『逆転裁判5』は発売されないのか？
その他の「週一ゲームアナリシス」の記事は、こちらからどうぞ
アクセス
トータル
