セグメントゲームズ

元ゲームプランナーという、しがない肩書きだけが取り柄のゲームブログ。生ラジオの告知が中心で、たまにテキスト対談を更新中!

Xbox360『レッド・デッド・リデンプション』 ファーストインプレッション

2011年08月22日 11時07分11秒 | 【旧】購入・レビュー話


Red Dead Redemption(レッド・デッド・リデンプション)
対応ゲーム機 : PS3・Xbox360
発売日 : 2010/10/07
希望小売価格 : 7,340円(税込)
ジャンル : アクション
プレイ人数 : 1~16人
通信機能 : インターネット通信対応・ボイスチャット対応
CERO : Z(18歳以上のみ対象)
「取り込み」の容量 : 6.8GB

◆== 参考データ ========================◆
購入価格 : 3,680円(Xbox360版・中古)
プレイ時間 : 約5時間半
プレイ内容 : ひとまずシングルプレイでプレイ中
◆====================================◆


●= 西部の世界で、己の道を往け =●
今作は、『グランド・セフト・オート』(以下「GTA」と略)などでおなじみのロックスター・ゲームズによる、新作アクションゲームです。
西部開拓時代のアメリカが舞台となっており、GTAと同じでオープンワールド(広大なフィールドをロードなしで駆け回れる)な世界を自由に走り回れます。

なんか、3,000円台から一向に安くなる気配はないので、いよいよ買ってみました。
今回、1回目のインプレッションとなります。とりあえず、シングルプレイで進めています。
マルチプレイは、初心者が入り込める隙間がなさそうなので(笑)

ちなみに私、オープンワールドのゲームでまともに遊んだことがあるのは『Fallout(フォールアウト)』シリーズくらいです。
そのうえでの評価であることを、ご了承下さい。




●= 概要 =●
シングルプレイを基準にしてお話していきます。

基本的には、広大なフィールドを好き勝手に移動できます。思うままに、この世界を楽しんでみましょう。
プレイヤーは、メインストーリーである”ミッション”をこなすも良し。サブクエストである”出会いミッション”をこなすも良し。
はたまた、適当に野生の動物を狩って地道にお金を稼いでもいいですし、街中で暴れまわってワルの道を歩むも良しです。

まあ、基本はメインストーリーを進めることをオススメします。


◆== セーブについて ==◆
ミッションを攻略するなど大きな変化があった場合は、オートセーブされます。
また、自分の拠点のベッドを調べたり、荒野のフィールドでキャンプを張って休息すると、手動でセーブをおこないます。
なお、プレイヤーがやられてしまうと、最寄りの家からのスタートとなります。(家については、もう少し下の「施設について」で説明します)


◆== 操作説明 ==◆
== 基本行動 ==
左スティック移動
右スティックカメラ視点の操作
左スティックを
押し込む
しゃがむ
== 攻撃 ==
LBボタン武器を構える・しまう
LBボタンを押しながら
右スティック
武器の選択
LTボタンズームして狙いをつける
RTボタン武器の使用
右スティックを
押し込む
デッドアイ発動デッドアイについては、下記で説明します。
== アクション ==
RBボタン近くの隠れられる場所へ
隠れる・出る
乗り物に乗った状態で
RBボタン
減速・バック
Aボタン長押しで走る・連打でダッシュ馬に乗っている状態で、他の仲間と一緒に走っている時、
Aボタン長押しで、仲間のスピードに合わせて走ることができます。
Bボタン話す・調べる
武器のリロード
重要イベントに注目する
例えば、イベントで他の人物に付いていっている時、
Bボタンを押しておけば見失うことがありません。
Yボタン馬や乗り物に乗る・降りる
殺した獲物や人物を調べる
Xボタンジャンプ・登る屋根の上に登るといったこともできます。
馬に乗った状態で
Xボタン
馬をつなぐ本来、プレイヤーが乗っていない馬は
状況に応じて適当に移動してしまったりしますが、
木の柵?などにつなげておけば、その場で留めておくことが出来ます。
方向パッド上口笛で馬を呼ぶ
== その他 ==
方向パッド左右カメラ視点が「右肩ごし」か
「左肩ごし」かを切り替える
方向パッド下ミニマップのズームアウト
STARTボタンポーズメニューを開く
SELECTボタンアイテムメニューを開く



●= システムについて =●


◆== デッドアイについて ==◆
右スティックを押し込むと、デッドアイを発動。もう一度押し込むと、解除します。

デッドアイ発動中は画面の色が変わり、周辺の動きがすごく遅くなります。射撃が苦手な人でも、照準をつけやすくなります。
ただし、使用中はデッドアイゲージを消費。ゲージがなくなると使用できなくなります。
ゲージは時間とともに回復する他、専用のアイテムを使用したり、華麗なヘッドショットなどを決めても回復するようです。

また、ストーリーが進むにつれてデッドアイのレベルが上がるみたいです。
レベルが上がると、デッドアイ発動中にロックオンができるようになったりします。


◆== ミッションと出会いミッションについて ==◆
地図上でアルファベット表記されているポイントに行くと、メインストーリーとなる「ミッション」が発生します。イベントムービーが流れた後、仲間とともに行動してミッションを攻略していきます。
アルファベットは複数表示されており、どれを進めていくかは自由みたいです。おそらく、どれを重視して進めていくかなどで、今後の物語が変わってくるでしょう。
なお、ミッションを失敗すると、最初もしくは少し前から再開します。

また、道中ではミニマップ上に”?”マークが表示されることがあります。
マークのあるポイントに行く、もしくはそこにいる人物に話しかけることで「出会いミッション」が発生。
以後、出会いミッションで行くべきポイントは、全体マップにて紫色の丸、もしくは紫色の”?”マークで表示されます。
出会いミッションはメインストーリーとは関係ないので、好きなタイミングで進めていくといいでしょう。

あと、どちらのミッションにも属しませんが…何気なく移動していると、人が野生の動物に襲われていたり、人が誘拐されていたり、ギャングに取り囲まれていたり。そういった場面をみかけます。
もちろん、良い行動を起こせば見返りもありますが、無視しでもいいです。



◆== チャレンジについて ==◆
色々な行動をしているうちに、自動で「チャレンジ」が発生することがあります。
例えば、タカを初めて撃ち落とすとタカに関するチャレンジが発生。一定数のタカを撃ち落とすたびにレベルが上がり、報酬を得ることができます。
道中にある花を摘むとチャレンジが発生。同じ花を一定数獲得するたびにレベルが上がり、報酬を得ることができます。

こちらも出会いミッションと同じで、制限時間みたいなのも無いので、気が向いたら挑戦してみましょう。
チャレンジについても、ポーズメニュー画面で確認できます。


◆== コスチュームについて ==◆
様々なミッションをこなしたり、チャレンジのレベルを上げていくなどすると、コスチュームが手に入ります。
コスチュームは家で着替えることができ、マルチプレイモードでも使用できるそうです。


◆== 名声と名誉について ==◆
様々な行動やミッションの攻略などによって、名声が増えたり、名誉が増減したりします。
これによって、周りのあなたに対する印象が変わっていきます。


名声が上がると、より多くの人から助けを求められることになり、報酬も大きくなっていきます。
名誉が上がると、店で値引きをして貰えたり、報酬が多くなったり。はたまた、犯罪行為を目撃されても見て見ぬフリをされるようになるようです。逆に名誉が下がれば、出会いミッションを進められなくなるなどのデメリットが発生しますが、悪者には好かれるようになるとか。



◆== 決闘について ==◆
時々、決闘を申し込まれることがあります。受けて立ち、1vs1の決闘に勝利すれば、多少の名声が上がります。
今のところ、決闘の時は必ず”デッドアイ”が発動するので、よほどのことがない限り負けることはないですが…まあ、狙う部位によって結果が変わったりするのかもしれません。



◆== 懸賞金について ==◆
保安官や警察署に、指名手配犯のビラが貼られています。

内容を確認したうえで指名手配のビラを獲得をすると、犯人の目撃された場所が、マップに赤いドクロマークで表示されます。
目撃場所まで行けば、犯人とその一味が待ち受けています。殺して証拠品を取るか、投げ縄で生け捕りにして、ビラのあった場所まで帰れば、懸賞金が貰えます。
生け捕りのほうが、報酬が大きいですよ。

ちなみに。プレイヤーにも懸賞金がかかる場合があります。
町などで犯罪を目撃されてしまうと、プレイヤーに懸賞金が付いてしまい、保安官などから狙われるようになってしまいます。
懸賞金が高くなるほど、攻撃も激しくなると思われます。
右上には懸賞金専用のゲージが表示され、保安官に見つかっていない間は徐々に減っていきます。ゲージが0になれば指名手配を消すことができて、保安官からは狙われなくなるようです。


◆== 施設について ==◆
街中には、雑貨屋や薬屋、ガンショップなど色々なお店が存在します。
ポーカー・ブラックジャックといったギャンブルもあります。
これらの施設は、ミッションを攻略するなどで利用できるものが増えていきます。

また、町には空き家があります。お金を払って購入もしくは借りることで、そこを自分の家とすることができます。
家では休息&セーブができるほか、リピーターという種類の武器の弾薬が、タダで補給できます。



■== partygameの評価 ==■ … 90点(100点満点)
徹底的な雰囲気作りに、好感が持てます


=良かった点
=人それぞれ or 気になったけど悪いというほどではない点
×=悪かった点

|== 徹底した雰囲気作り ==|
根本的なグラフィックが綺麗なのはもちろんのことですが、細かいところへのこだわりが強く感じられますね。

広大なフィールドの中では、小動物がしょっちゅう出てきたり。馬で走っていると、対向車(対向馬?)がしょっちゅう通ったり。
街中にいきなりギャングが突撃してきたり。
なんか雲行きが怪しくなって、そのうち雨が降ってきたり。徹底していますね。

ポーカー1つとっても、トランプは実際にプレイする時のように手に隠し持って見ますし、チップやカードを配る様やチップがなくなって席を立つ様まで徹底しています。
一応、見るのが面倒くさい人のためにスキップもできます。

まあ、最近の洋ゲーではこれくらい当たり前なのかもしれませんが、私には比較のしようがないので。
ただただ感心しています(苦笑)

|== アクセントが多い ==|
ミッションやチャレンジが豊富だったり、ただ道沿いに走っているだけでもちょっとしたイベントが発生したりなど、プレイヤーを中だるみさせない工夫は施されています。
私はそういうのが気になるタイプなので、無視せずに関わるわけですが、大抵うまくいかないという(笑)

|== マーカーが便利 ==|
全体マップで行きたい場所にマーカーをつけると、”一番近くかつ安全な道順”も一緒に表示されます。
いわゆるカーナビゲーションですね。便利です。

その他、アドバイスも頻繁に出てきますし、けっこう遊びやすく出来ているとは思います。

|== △ ミッションについて ==|
ミッションではムービーを見た後、目的のポイントまで仲間と移動するわけですが、その間、ひっきりなしに会話がおこなわれます。雰囲気作りという点では良い演出で、私は楽しめています。
しかしこの場合、ボイスは英語なので…日本語字幕を見ながら仲間の移動に付いていかないといけないため、見るところが二箇所あって、時と場合によってはちょっと対応しづらかったです。


Bボタン押しっぱなしで仲間の速度に合わせてくれるのであれば、いっそ移動する方向も仲間に合わせて、Bボタンを押しっぱなしにさえしていれば仲間に付いていくということで、良かったのでは?とか思いました。
ま、字幕がある故に気になった点なので、海外の人には関係のない話ですが(笑)

|== △ 睡眠時間が設定できない ==|
ベッドで休息をおこなうと「6時間だけ睡眠する」という設定になっています。
個人的には、やはり朝・昼よりも夜のほうがターゲットが見えにくいわけですから、基本は朝・昼に行動したいわけです。となると、睡眠時間もそれに合わせて設定したいのですが…睡眠時間は6時間と固定されているので、1回休息するだけでは夜が明けていなかったりすることもあり、若干わずらわしく感じました。
まあ、『Fallout』では休息だけでなくその場で時間を進めることもできて便利だったので、結局はそれと比較してしまっているのかもしれませんね。

|== △ デッドアイについて ==|
アクションシューティングがそこまで得意でない私としては、このシステムはありがたいです。
ただし、回復力はけっこう遅いので、あくまで「切り札」という位置づけなんでしょうね。というか、休息をとった時くらいは回復して欲しい気もしますが、回復しないみたいなんですよね~これが。

あと、これまた比較をして申し訳ないんですが、敵を狙いやすいとか、敵味方の判断がしやすいとかいう点では『Fallout』シリーズの「V.A.T.Sシステム」と呼ばれるあの戦闘システムのほうが上です。私は(ゲームの腕前的な意味で)ヌルゲーマーなのでね(笑)
まあ、どちらが好みかは人それぞれなので。

|== △ その他、気になったこと ==|
・鳥を撃ち落としても、獣道とかに落ちてしまうと、落ちた場所を探すのがかなり大変でした。
できれば、マップにアイコンを表示して欲しかったですが…考えが甘いですかね?(笑)

※訂正 … 撃ち落とした鳥などは、マップに黒い×で示されますね。失礼しました。でも、ちょっと小さくて気づきにくいよ…。

・まあ、Z指定だからと言ってしまえばそれまでですが、動物の皮を剥(は)いだあと、わざわざ皮を剥いだ後の死体を残しておかなくても…とは思っちゃいました(苦笑)
あと、皮を剥ぐアクションが5~10秒程度あり、毎回見るにはちょいと面倒に感じました。スキップできないっぽいです。

◆== まとめ ==◆
抜群の表現力で構築された、西部劇の広大な世界。そこをただ思うままに行動できる、オープンワールドの見本誌みたいな作品だと感じました。

私お気に入りの『Fallout』シリーズは、雰囲気作りはそこそこで利便性も考えられていましたが、こちらは雰囲気作りに徹底。瞬間移動がないなど、利便性という点では少し劣りますが…面倒だからこそ面白いと思える部分もあるわけです。
ようは、”雰囲気作り”と”利便性”のバランスですね。どちらのほうが好みなのか?は、やはり人それぞれであります。

私はご存知の通り、チマチマしたことも好きなので、瞬間移動できないならできないで良しとして、移動しながら小動物を狩っています(笑)
ただ、今のところわりと同じ道を往復している印象なので、私がこの先、ここが原因で飽きてプレイしなくなることがないかがちょっと心配です。
広大なフィールドを見ているだけでも気持ちは高ぶりますし、アクセントとなるイベントも発生したりしますが、そうはいっても限界はあるわけで。まあ、そう思う前に新しい大地へ踏み込めるようになるとは思いますけどね。


シナリオクリアしたら、セカンドインプレッションを書く予定です。
※シナリオクリアせずにソフトを手放したので、セカンドインプレッションはありません。あしからず。

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   万人向け ← ○○○○○○○○○● → 熟練者向け
 まあ、このタイプの作品は覚える操作が多いので、ゲームに慣れてないとキツイです。
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    手軽に ← ○○○○○○○○●○ → じっくり
 家に戻ればセーブができます。とはいえ、サクッと楽しめる作品ではないですね。
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  思考タイプ ← ○○○○○○○○●○ → 感覚タイプ
 行動次第で状況が変わることもあるので、多少頭を使う部分もある…のかな?
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 爽快感重視 ← ○○○○○●○○○○ → 達成感重視
 敵を倒すことに価値を見い出すか、ミッションをこなすことに価値を見いだすか?
 人それぞれという感じです。
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