最後の”アイツ”は、どういう理由でやってきたんでしょうかね?
『ヨッシー New アイランド』
対応ゲーム機 ―→ 3DS
発売日 ―→ 2014/07/24
希望小売価格 ―→ 4,571円(税別)
ジャンル ―→ アクション
プレイ人数 ―→ 1~2人(2人通信プレイでミニゲームが楽しめます)
CERO ―→ A(全年齢対象)
※「ニンテンドー3DS LL 月替わりオススメソフトキャンペーン」で、8月31日までプレゼントタイトルの対象となっています。
■====== 簡単なご紹介 ======■
ヨッシーが主人公の2Dスクロール型アクションゲーム『ヨッシーアイランド』シリーズの3DS版です。
『ヨッシーアイランド』シリーズらしく、暖かみのあるデザインで描かれた世界で、ヨッシーがタマゴ投げやヒップドロップといったおなじみのアクションで活躍します。実は、時系列的にも、初代『ヨッシーアイランド』の直後のお話ということになっているみたいです。
今回、2回目のインプレッションです。
とりあえず、通常のステージは全てクリアしました。スペシャルステージも少しだけ挑戦しています。
|== タマゴメダル ==|
ゴールゲートをくぐった時に止まるルーレットで、スペシャルフラワーのところに止まれば「その時に獲得したスペシャルフラワーの数だけ」タマゴメダルがもらえます。
30枚まで貯まると、ヨッシーの乗り物を操作するミニステージが解禁。残機がザックザック増やせます。
|== スペシャルステージ ==|
昔からある、定番ですね。
1つのワールドの全ステージで、スターのおまもり・赤コイン・スペシャルフラワーの勲章を全部獲得すると、そのワールド専用のスペシャルステージが解禁されます。
もちろん、難易度はさらに高いです。
■====== partygameの感想 ======■
○=良い △=まあまあ or ちょっと気になる ×=悪い
◆=== 参考データ ===◆
購入価格 ―→ 3,960円(新品)
プレイ内容 ―→ 通常の全ステージをクリア(アイテムコンプリートやスペシャルステージは、一部だけ)
※2人プレイで楽しめるミニゲームは、プレイしていません。
通常ステージ全クリアまでにかかったプレイ時間の目安 ―→ ●○○○○
●○○○○ = 10時間未満
●●○○○ = 10~20時間
●●●○○ = 20~30時間
●●●●○ = 30~50時間
●●●●● = 50時間以上
シリーズ作品の経験 ―→ ヨッシーが主人公の2Dアクションは、全てプレイ経験あり(初代・ヨッシーストーリー・万有引力・DS版)。ただしDS版は未クリア。
◆=== 新たに思ったこと ===◆
△ ―→ 最後まで、見たことのある敵や仕掛けに満ちていました。
出てくる敵や仕掛けが終始「懐かしい」の連続。詳しくは言いませんが、ラストステージの展開まで懐かしかったです。
懐かしい仕掛けって、その瞬間はとても喜べるんですけど、知っている仕掛けなので、結果的にはつまらなく感じちゃうんですよね。
ま、逆に言いますと、シリーズ未経験者は気にすることのない問題点です。
△ ―→ 一部の挙動は、最後まで違和感がありました。
過去のシリーズ作品と微妙に違う挙動が細々とあり、だいたいはプレイしているうちに慣れたのですが、ヨッシーの「タマゴを持つワンアクション」は、最後まで気になりました。
タマゴを投げるボタンを押すと、すぐに照準アイコンが出るのではなく、ヨッシーがヨイショ!って感じでタマゴを持ってから照準アイコンが出るのです。ボタンを押してからアイコンが出るまで、約1秒。タマゴ投げってタイミングが重要なだけに、このワンアクションがストレスにつながっているんです。
それ以外は、個人的には許容できましたけど、気になる人は気になるかな。
舌でタマゴを引き寄せるのが、なんか難しくなっているとか。ドカンに微妙に入りづらい時があるとか。少なくとも、シリーズ経験者であればあるほど、最初に感じる違和感は強いのでしょうね。
△ ―→ 残機が、バリバリ余っちゃいました。
クリアするだけで考えれば比較的簡単ですが、コンプリートを目指そうとすると途端に難易度が上がるという感じ。
これは良い悪いとかではなく、最近の任天堂がこういうバランスの取り方をしていますからね。『New スーパーマリオブラザーズ』の3DS版やWii U版だってそうです。
あと、何度かミスした時に「お助けアイテム」みたいなものが出てくるというのも、最近の任天堂ではお決まり。
今作でも、何度か失敗すると「はねヨッシー」になれるアイテムが出てきますけど、それこそ上手い人になれば、残機を気にするのではなく「お助けアイテムを出さないよう頑張る」というのを目指すというのが、1つの基準になっているように思います。
ようするに、以前と違って残機というステータスのボーダーラインが低くなって、その代わり他のステータスが増えたってことでいいんじゃないかと思いますけどね。ま、ものは考えようです。
△ ―→ タマゴメダルについて、思ったこと。
30枚貯めるとミニステージ解禁。アイテムコンプリートを目指そうとすれば、おそらく大抵の人は30枚に到達できるので、その点はまあ良しとします。運悪くルーレットが当たらない人は、ご愁傷様ってことで(苦笑)
それよりも問題に感じたのは、タマゴメダルが30枚までしか貯まらないということ。消費できるわけでもないので、貯まってしまったら、それ以上手に入れる意味がありません。つまり、ゴール時のルーレットが全く意味なくなるのです。
でも、30枚貯まった後でも、ゴールした時のルーレットは健在です。この、当たっても嬉しくないのに見ていないといけない”むなしさ”。いかがなものか?と思ったわけです。
やっぱり昔みたいに、ルーレットの当たりは何かしらボーナスゲームが始まるか、あるいは簡素に1UPとかでも良かった気がします。中途半端な収集要素にするくらいなら。
△ ―→ スペシャルステージは、思ったよりは難しくないという印象かな。
いや、難しいことは難しいんですけどね。
なんか、頑張って何度も何度も通常ステージをプレイしてアイテムコンプリートして、ようやく出した特別なステージ!…ってわりには、目新しくもないし、そこまで厳しい難易度でもないというのは、少し肩透かしを食らっちゃいます。なんか、これはこれでスペシャルステージ解禁を目指すモチベーションが、上がりにくいです。
■====== まとめ ======■
●●●●●●○○○○ … 6点(10点満点)
ファーストインプレッションより-1点にしました。
『ヨッシーアイランド』としての基本的な形は継承できていると思いますし、デザインは最高に良いです。ヨッシーなどのかわいらしさにも癒されます。でも、新作を遊んでいるというよりは「懐かしむための作品」って印象が強くて、どちらかというと新しさを求める私にとっては、色々と物足りなかったです。
私は、できれば客観的に感想を書きたいので、過去の作品に引きずられ過ぎないようにしたいのですが、こんなに似せられると、気にするなってほうが無理です。
『ゼルダの伝説 神々のトライフォース2』にも懐かしい要素が色々あり、多少そう感じるところはありましたが、オリジナリティのある要素も目立っていたので、十分に刺激を感じられました。
また、『Newスーパーマリオブラザーズ』シリーズも、最近はマンネリ化を感じる人が多くなってきましたが、それでもステージ内の仕掛けは色々と違いますし、新しいパワーアップアイテムもあったりするので、そこに刺激を感じられます。
でも、今作は初代『ヨッシーアイランド』と、あまりにも似ている。敵や仕掛け、そしてストーリーまでもが、ほとんどそのまんまです。似ているから目新しさが少なく、しかも「懐かしい」という思いが強くなるがゆえに、効果音や操作感など、初代『ヨッシーアイランド』との些細な違いが、余計に気になってしまうのでしょう。
過去の遺産を活かすのは結構ですけど、場合によっては、あまり似せすぎるとこうなっちゃうんだな…。そう、しみじみと感じてしまう作品だったように思います。なにごとも、バランスは大事ですね。
ということで、『ヨッシーアイランド』シリーズの新作としてみると、かなり新鮮さに欠けます。過去の『ヨッシーアイランド』シリーズを遊んだことのある人。ましてや、思い入れの強い人なんかは、特にご注意いただきたいです。
逆に、このシリーズを遊んだことがない人なら、過去の作品に引きずられることもないので、純粋な気持ちで楽しんで頂けると思います。もちろん、合う合わないはあると思います。マリオとかと比べると、若干クセのある挙動ではあるので、それに慣れることができるかどうか?ってところですね。
今後は、Wii Uで『毛糸のヨッシー』が発売予定。
こちらは、毛糸で彩られた世界のなか、毛糸らしい仕掛けなんかも色々見受けられました。今度こそ、新しい仕掛けなどに期待したいものです。
関連記事:
3DS『ヨッシー New アイランド』 ファーストインプレッション(2014/07/25)
その他のタイトルのインプレッション記事は、こちらからどうぞ
『ヨッシー New アイランド』
対応ゲーム機 ―→ 3DS
発売日 ―→ 2014/07/24
希望小売価格 ―→ 4,571円(税別)
ジャンル ―→ アクション
プレイ人数 ―→ 1~2人(2人通信プレイでミニゲームが楽しめます)
CERO ―→ A(全年齢対象)
※「ニンテンドー3DS LL 月替わりオススメソフトキャンペーン」で、8月31日までプレゼントタイトルの対象となっています。
■====== 簡単なご紹介 ======■
ヨッシーが主人公の2Dスクロール型アクションゲーム『ヨッシーアイランド』シリーズの3DS版です。
『ヨッシーアイランド』シリーズらしく、暖かみのあるデザインで描かれた世界で、ヨッシーがタマゴ投げやヒップドロップといったおなじみのアクションで活躍します。実は、時系列的にも、初代『ヨッシーアイランド』の直後のお話ということになっているみたいです。
今回、2回目のインプレッションです。
とりあえず、通常のステージは全てクリアしました。スペシャルステージも少しだけ挑戦しています。
|== タマゴメダル ==|
ゴールゲートをくぐった時に止まるルーレットで、スペシャルフラワーのところに止まれば「その時に獲得したスペシャルフラワーの数だけ」タマゴメダルがもらえます。
30枚まで貯まると、ヨッシーの乗り物を操作するミニステージが解禁。残機がザックザック増やせます。
|== スペシャルステージ ==|
昔からある、定番ですね。
1つのワールドの全ステージで、スターのおまもり・赤コイン・スペシャルフラワーの勲章を全部獲得すると、そのワールド専用のスペシャルステージが解禁されます。
もちろん、難易度はさらに高いです。
■====== partygameの感想 ======■
○=良い △=まあまあ or ちょっと気になる ×=悪い
◆=== 参考データ ===◆
購入価格 ―→ 3,960円(新品)
プレイ内容 ―→ 通常の全ステージをクリア(アイテムコンプリートやスペシャルステージは、一部だけ)
※2人プレイで楽しめるミニゲームは、プレイしていません。
通常ステージ全クリアまでにかかったプレイ時間の目安 ―→ ●○○○○
●○○○○ = 10時間未満
●●○○○ = 10~20時間
●●●○○ = 20~30時間
●●●●○ = 30~50時間
●●●●● = 50時間以上
シリーズ作品の経験 ―→ ヨッシーが主人公の2Dアクションは、全てプレイ経験あり(初代・ヨッシーストーリー・万有引力・DS版)。ただしDS版は未クリア。
◆=== 新たに思ったこと ===◆
△ ―→ 最後まで、見たことのある敵や仕掛けに満ちていました。
出てくる敵や仕掛けが終始「懐かしい」の連続。詳しくは言いませんが、ラストステージの展開まで懐かしかったです。
懐かしい仕掛けって、その瞬間はとても喜べるんですけど、知っている仕掛けなので、結果的にはつまらなく感じちゃうんですよね。
ま、逆に言いますと、シリーズ未経験者は気にすることのない問題点です。
△ ―→ 一部の挙動は、最後まで違和感がありました。
過去のシリーズ作品と微妙に違う挙動が細々とあり、だいたいはプレイしているうちに慣れたのですが、ヨッシーの「タマゴを持つワンアクション」は、最後まで気になりました。
タマゴを投げるボタンを押すと、すぐに照準アイコンが出るのではなく、ヨッシーがヨイショ!って感じでタマゴを持ってから照準アイコンが出るのです。ボタンを押してからアイコンが出るまで、約1秒。タマゴ投げってタイミングが重要なだけに、このワンアクションがストレスにつながっているんです。
それ以外は、個人的には許容できましたけど、気になる人は気になるかな。
舌でタマゴを引き寄せるのが、なんか難しくなっているとか。ドカンに微妙に入りづらい時があるとか。少なくとも、シリーズ経験者であればあるほど、最初に感じる違和感は強いのでしょうね。
△ ―→ 残機が、バリバリ余っちゃいました。
クリアするだけで考えれば比較的簡単ですが、コンプリートを目指そうとすると途端に難易度が上がるという感じ。
これは良い悪いとかではなく、最近の任天堂がこういうバランスの取り方をしていますからね。『New スーパーマリオブラザーズ』の3DS版やWii U版だってそうです。
あと、何度かミスした時に「お助けアイテム」みたいなものが出てくるというのも、最近の任天堂ではお決まり。
今作でも、何度か失敗すると「はねヨッシー」になれるアイテムが出てきますけど、それこそ上手い人になれば、残機を気にするのではなく「お助けアイテムを出さないよう頑張る」というのを目指すというのが、1つの基準になっているように思います。
ようするに、以前と違って残機というステータスのボーダーラインが低くなって、その代わり他のステータスが増えたってことでいいんじゃないかと思いますけどね。ま、ものは考えようです。
△ ―→ タマゴメダルについて、思ったこと。
30枚貯めるとミニステージ解禁。アイテムコンプリートを目指そうとすれば、おそらく大抵の人は30枚に到達できるので、その点はまあ良しとします。運悪くルーレットが当たらない人は、ご愁傷様ってことで(苦笑)
それよりも問題に感じたのは、タマゴメダルが30枚までしか貯まらないということ。消費できるわけでもないので、貯まってしまったら、それ以上手に入れる意味がありません。つまり、ゴール時のルーレットが全く意味なくなるのです。
でも、30枚貯まった後でも、ゴールした時のルーレットは健在です。この、当たっても嬉しくないのに見ていないといけない”むなしさ”。いかがなものか?と思ったわけです。
やっぱり昔みたいに、ルーレットの当たりは何かしらボーナスゲームが始まるか、あるいは簡素に1UPとかでも良かった気がします。中途半端な収集要素にするくらいなら。
△ ―→ スペシャルステージは、思ったよりは難しくないという印象かな。
いや、難しいことは難しいんですけどね。
なんか、頑張って何度も何度も通常ステージをプレイしてアイテムコンプリートして、ようやく出した特別なステージ!…ってわりには、目新しくもないし、そこまで厳しい難易度でもないというのは、少し肩透かしを食らっちゃいます。なんか、これはこれでスペシャルステージ解禁を目指すモチベーションが、上がりにくいです。
■====== まとめ ======■
●●●●●●○○○○ … 6点(10点満点)
ファーストインプレッションより-1点にしました。
『ヨッシーアイランド』としての基本的な形は継承できていると思いますし、デザインは最高に良いです。ヨッシーなどのかわいらしさにも癒されます。でも、新作を遊んでいるというよりは「懐かしむための作品」って印象が強くて、どちらかというと新しさを求める私にとっては、色々と物足りなかったです。
私は、できれば客観的に感想を書きたいので、過去の作品に引きずられ過ぎないようにしたいのですが、こんなに似せられると、気にするなってほうが無理です。
『ゼルダの伝説 神々のトライフォース2』にも懐かしい要素が色々あり、多少そう感じるところはありましたが、オリジナリティのある要素も目立っていたので、十分に刺激を感じられました。
また、『Newスーパーマリオブラザーズ』シリーズも、最近はマンネリ化を感じる人が多くなってきましたが、それでもステージ内の仕掛けは色々と違いますし、新しいパワーアップアイテムもあったりするので、そこに刺激を感じられます。
でも、今作は初代『ヨッシーアイランド』と、あまりにも似ている。敵や仕掛け、そしてストーリーまでもが、ほとんどそのまんまです。似ているから目新しさが少なく、しかも「懐かしい」という思いが強くなるがゆえに、効果音や操作感など、初代『ヨッシーアイランド』との些細な違いが、余計に気になってしまうのでしょう。
過去の遺産を活かすのは結構ですけど、場合によっては、あまり似せすぎるとこうなっちゃうんだな…。そう、しみじみと感じてしまう作品だったように思います。なにごとも、バランスは大事ですね。
ということで、『ヨッシーアイランド』シリーズの新作としてみると、かなり新鮮さに欠けます。過去の『ヨッシーアイランド』シリーズを遊んだことのある人。ましてや、思い入れの強い人なんかは、特にご注意いただきたいです。
逆に、このシリーズを遊んだことがない人なら、過去の作品に引きずられることもないので、純粋な気持ちで楽しんで頂けると思います。もちろん、合う合わないはあると思います。マリオとかと比べると、若干クセのある挙動ではあるので、それに慣れることができるかどうか?ってところですね。
今後は、Wii Uで『毛糸のヨッシー』が発売予定。
こちらは、毛糸で彩られた世界のなか、毛糸らしい仕掛けなんかも色々見受けられました。今度こそ、新しい仕掛けなどに期待したいものです。
万人向け ← | ○○○●○○○○○○ | → 熟練者向け |
手軽に ← | ○○●○○○○○○○ | → じっくり |
思考タイプ ← | ○○○○○○○●○○ | → 感覚タイプ |
爽快感重視 ← | ○○○○○○○○●○ | → 達成感重視 |
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