小沢さん おめでとう！

　小沢一郎に無罪の判決が出された。
　一連の小沢裁判から司法のほころびが見え始め、矛盾だらけの国家の統治機構そのものに疑問をもつ人が増えてきているときに、このような中身のないことで有罪判決が出るようなら、国際的にも、日本はもう末期患者ということになる。すんでのところで一命は取り止めたというべきか。その意味で、外国人記者クラブに訴えるというアイデアは効果的だったと思う。
　それにしても、小沢さんは逆境にありながら、身を挺して国の矛盾を多くの人に知らしめた。大した人物だと思う。
　夜はテレビで大統領選挙の決選へ向けての番組で、オランドとサルコジがそれぞれ40分ずつ質問に答えた。サルコジの醜さが不快だった。多くのフランス人有権者はどのような評価をくだすだろうか？

森裕子議員に敬意を表します。

　森裕子議員のブログでエールを送りたいと思ったのに、コメントができない。文章を送信してもページが開かないようになっている。
　日本の民主主義もやっぱりウソなんだなと納得。残念ながら。
　小沢一郎裁判の欺瞞を外国人特派員クラブの記者達に知らせるべく、文書を配ったそうだが、もうここまでしないと、日本の中だけでは解決できないだろう。
　明日の判決と、その後の展開は？と考えるととても心配だ。

フランス大統領選挙

　

　いよいよ大統領選挙の投票日だ。外国人なので、私自身投票権はないものの、フランスに暮らしているので大変興味がある。
　現職大統領にはうんざりしている人が大多数で、世論調査の結果からしても、再選はないだろうとの見方は強いが、浮動票なるものも多いようで、油断はできない。
　メランションがどこまで伸びるかが大いに気になるところだ。若い熱狂的な支持者が多いのはいいと思う。フランスは18歳から選挙権があるのだから。
　日本の政治がとても悲観的な状況なので、民主主義発祥の地に暮らしているとほんとうに羨ましい。思わずため息がでてしまう。