まるで株価が高すぎるから、いい加減売れよとと言っているような
ものであった。
その紙面に踊らされて、いったんは売られたが、今の株高の背景
を知る買い手の動きで、後場に1万5千円の大台を維持し、為替も
対米ドル102円台を保ちえた。
今年の1~3月のGDPが、年率換算で3.5%上昇と発表され、
長く「伸び」が無かった輸出と、株高に刺激された個人消費の伸びが
寄与したとの記事が出た。
民主党内閣が続いていたら、こんな数字を見ることは不可能であった
事を思えば、日本国民は安倍・麻生・黒田の諸氏に感謝の意を述べて
然るべきである。
今はまだ数値に表れていないが、設備投資の伸びが今後出てくる。
そのための「列島強靭化政策」なのである。
円安の副作用だと、石油や小麦などの輸入価格の上昇を、言い囃して
いたマスコミは、現実の姿を見て肝を冷やしたことであろう。
反省する気があるのなら、今後は生半可な知識でモノを言うのをやめろ。