すでに全国で6百万KWにまで規模を大きくした太陽光
発電だが、当初は企業の場合に20年適応とされた、
KW当たりの買い入れ価格42円が、早くも38円にまで
値下げの動きである。(当然の措置だ、もっと値下げしろ)
管・孫コンビの「喜びのダンス」を、最高に享受した孫正義
は、やはり太陽光パネルを、専ら中国・韓国製品で賄い、
原発6基分に相応する6百万KW規模は、その馬鹿げた
買取価格の不当な高値もあって、もはや飽和点に達した
かの状況である。
ひところは、世界一の売上高を誇った、中国企業が倒産した。
自宅の屋根に設置すた、太陽光パネルの製造元は何所かを
今チェックしておく必要がある。
倒産した中国メーカーの物だったら、今後のアフターケアは
無いものと諦めるべし。
キプロス問題は、一応の決着を見たが、いずれ再燃する
事は間違いない。
キプロスは、いわばギリシャの財政破綻のあおりを食った
犠牲者とも言うべき立場で、何度もあったし、これからも
必ず起きるであろう、ギリシャ問題は、最終的にはギリシャ
のユーロからの離脱と、かつての通貨ドラクマのデフォルト
で幕を閉じる。
問題はギリシャの後に続く、財政難の国々である。
世に言われるPIIGSは、いずれ連鎖的にギリシャの跡を追う。
最終的には、イタリア・フランスといった、大国が破綻して、
さすがのドイツも支えきれなくなるだろう。
ドイツは長きにわたって、「弱いユーロ」を武器に、大いに稼いだ。
その巨額な利益は、日本円の独歩高に喘ぐ、日本企業の犠牲
の上に成り立っていた。
あらためて、白川は無能な日銀総裁であった。
まさに恩師、浜田紘一氏の嘆きを聴くがよい。
東京市場は、一応のキプロス問題の結末を好感した形で、
日経ダウも反発し、為替市場でも日本円は、有るべき位置に
戻ろうとしている。
東京のサクラ見物客は、久方ぶりにビールで酔い、やはり発泡酒
よりも美味いと、プチ贅沢の幸福を思い出した様である。
国民が「プチ贅沢」を謳歌する時、安倍総理の再登場の意味が
見えてくる。大いに「プチ贅沢」を味わうべきである。
強固な労働組合が、中高年の雇用者を護る。
その陰で、新規雇用が増えないから、新たに社会に出る
若者の雇用が狭まれる。
ドイツの語学学校には、欧州南部からの語学生が押し寄せる。
イタリアからだけでも、50万人の若者がドイツに移り住んだ。
スペイン語が通用する中南米に、新世界を求めるスペインの
若者も急増している。
これが、今の欧州の現状だ。
そこにもはや「栄光の光」は見えない。
韓国製の「似たもの」に走った、欧州の実の姿を見る想いは、
1960年代から70年代を知る者には辛いものがある。
韓国がEUとFTAを結び、その事を韓国が誇り、日本は羨んだ。
羨む必要は全く無かった。すべては不当な円高放置による、
「似たもの」跋扈の、仮の繁栄に過ぎなかった。
白川法王を追い出した安倍総理の勝利だ。
「日銀ルール」に居坐った、白川がその坐を追われ、
新たに選ばれた、日銀三首脳が「やれる事は全部やる」と。
金融緩和宣言の下で、先ずは株価と為替が先行した。
実体経済がこれに続けば良い。
日本の雰囲気は明らかに変化した。
頑張って来た者が報われる時代が、もうそこまで来ている。
新入社員の仕事は先ず、席の確保だと言うが、
大阪で新入社員になった所為か、そんな体験はない。
上野のお山が特に盛んなようだが、桜の木は根元が
最も繊細な場所で、そこに大勢が座り込み宴会をやられたら
桜は最も辛いことになる。
毎年のことだが、サクラは関東の方が先に咲く。
関西は一週間ほど遅れる。
今朝の出勤時に見た限りでは、神戸のサクラは未だ準備中
の感じだ。
テレビで見た、東京の特に上野のお花見で、今年の「弁当」は
昨年までの千円未満が、一挙に二千円クラスに跳ねあがり、
お花見の客のクチから飛び出す言葉も、景気上昇に乗った感じ。
景気の気は、気分の気だと早くから言ってきた。
気分が良くなり、高い方の「弁当」を取ることで、アベノミクス成功
の気分に乗ろうとする、庶民の気分の高揚は誠に望ましい。
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