作家 小林真一のブログ パパゲーノの華麗な生活

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【 公共事業の耐用年数 】

2012-12-11 10:28:34 | 02 華麗な生活

決断の男を自称する野田は選挙の争点を
TPP参加に置いた筈だった。

今のところ、TPP参加問題が、選挙の争点で
あるようには見えてこない。野田の発言は
単なる言葉遊びだったのであろうか。

笹子トンネルの事故も発生し、TPPは争点外に
置かれ、代わって浮かび上がったのが、国が
保管する道路・橋・トンネル・空港などの公共
事業の財政問題に移った感がある。

国が保管するトンネルの築年数が32年で、
橋は35年、空港に至っては41年と老朽化が
目立つ。
他に上下水道もある。

国土交通省は、向こう50年間に190兆円の
費用を計算していると、今日の日経で初めて知った。

それなら、自民党が主張する10年間200兆円
の案が、より実効性が有ると思えてくる。

日銀が今でも毎月1兆8千億円の買いオペを、
続けていると言うが、市中にカネが廻っている
実感がない。銀行が溢れるカネを中小零細企業に
廻さず、海外の株や国債で運用しているからだ。

自民党が主張する、大胆な公共事業への財政出動
が必要だと思えてくる。決断男・野田はバラマキと
貶すだけだが、所詮野田に代わる政策は無い。

どうすれば、銀行はカネの還流を実行するように
なるのか、大勢居る経済学者の誰が答えを持って
いるのだろうか。

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【 活断層という言葉 】

2012-12-11 10:10:24 | 02 華麗な生活

長い間、人間をやっているが、95年の阪神・
淡路大震災に遭遇するまで、「活断層」という
言葉を聞いたことがなかった。

神戸に活断層があって、地震を引き起こすと、
聞いていたら、おそらく神戸に家を持つ発想は
なかったであろう。

あの大震災に遇うまでは、地震とはプレートの
動きによって起きるものとばかり、思い込んでいた。

ミンスは9月に国会を開かず、かといって開催を
サボった理由とてこれなく、従って今のホットな話題
の主、原子力規制委員会も、いまだに国会の承認を
受けていない。

決断の男・野田が、勝手に決めた委員会である。
敦賀の第2号機の直下に十数万年か前にできた
断層が確認されて、この第2号機の廃炉が決定的に
なった。

ついでに、断層から枝分かれする「破砕帯」なる言葉
も初めて聞いた。言葉からは、この方がもっと怖い。

敦賀の傍には、関西電力の美浜原発もあるし、
「もんじゅ」も近い。何十本も枝別れしている「破砕帯」
の影響は無いのだろうか。

北朝鮮のミサイル発射が延期されたが、若狭湾の原発
が特殊部隊に攻撃されたら、北が核兵器を持たなくても
通常兵器で充分に日本は痛撃を受けることになる。

あの95年の大震災で、ボクは瞬間に、北のノドンでも
来たのだろうと思った。地震のイメージを遥かに越える
揺れ方と、落下物の連続音での、それが直感であった。

ところで、敦賀の所有者、日本原電は、原子力規制委員会
の、今度の評価を受け入れがたいと表明しているが、
廃炉の最終決定権は誰が持っているのだろう。

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【 見え透いたウソも何百回もついていたら 】

2012-12-11 09:20:13 | 02 華麗な生活

国会議員の数に応じて政党助成金が出る。
騙しのマニフェストで多額を盗ったミンスはカネがある。

だからと言って、あの醜い顔で「決断」などと、およそ
縁遠いことを、言い続ける野田を見せなれる国民の
気持ちも分かって欲しい。

しかし野田と「決断」とは、どうしても結びつかない。
何ごとも決められず、決める能力も無かった野田が
「決断」の男とは、いくら何でも厚かましいのではないか。

ヤツ決めたのは、唯一つだけ、「解散」と言っただけ。
それも「決断」とは、全く違う、追い詰められての発言だった。

忙しくて政治の事に疎くなる人も多かろう。
そこを見越しての、「決断」の連呼は汚い。
マスコミは、各党首を呼びつけているのに、なぜ「決断は」
言いすぎだと言わないのか。

中には野田が解散をクチにした11月14日の党首討論で、
安倍が驚いてたじろいだと報道した局もあったが、ボクは
あの場面をテレビで見ていた。
安倍がたじろいだとは、明らかなウソである。
ウソで固められる、新聞社系のテレビ局を信用できない。

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