作家 小林真一のブログ パパゲーノの華麗な生活

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【 想像を越える中国の貧富格差 】

2012-11-08 18:04:09 | 02 華麗な生活

都市部のゴミ収集車が、貧しい農村部の空き地にゴミを
捨てる。そのゴミに、籠をかついだ貧しい人々が殺到し
ゴミの中から、まだ使えそうな物を争って漁る。
これが同じ国の人民なのかと、目を疑いたくなる。

農村部で細々と老後を営む、老夫婦の年収は一万円だ。
ゴミ山に殺到する人々の年収の方が、遥かに多い。

これが20年までに「所得倍増」をと、胡錦涛主席が語った
国の実態である。

一方では汚職のネタが尽きない。温家宝も巨額の蓄えを
溜め込んでいると新聞報道が。薄キライは刑に処せられる
そうだが、温家宝はOKとなれば不公平感は拡がって当然。

一人っ子政策が、長く続いているから、小皇帝として育てられた
青年が、危険な仕事に従事する訳がない。
海軍の水兵無しに、どうやって海洋権益を守るのだろう。

かつて台湾に逃げ込んだ蒋介石は、兵の老人化によって
滅びたと言える。小皇帝ばかりの軍隊には、将校ばかりが
集まるのだろう。

一人の地方公務員が、21軒の賃貸住宅を保有している国。
どうすれば、一地方公務員に、そんな芸当が出来るのだろう。

悪いことは言わない。間違って中国に工場を持って行った企業
は、一日も早く帰って来い。
小皇帝ばかりの国で、工場勤務の労働者なんか居なくなるぞ。




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【 石原慎太郎は日本の歴史を知らない(歴史エッセイ124) 】

2012-11-08 10:12:45 | 05 歴史エッセイ

足利十五代将軍を足利義輝だと言い張ったのは有名。

その石原が、何かといえば「薩長連合」を持ち出す。
そして薩摩と長州は戦争をした間柄だと言う。
幕末の京都に長州軍が大挙して押し寄せ、御所の蛤御門を
守っていた会津藩と激突する。
途中まで中立の立場だった、薩摩藩が御所が危ういと見て
守備側に参戦した。
公然と薩摩藩と長州藩が、戦ったわけではない。

今の第三局の中で、薩摩はどこで、長州はどこに当るのか。
石原の気持ちの中には、「立ち上がれ」も薩長のいずれかと
言いたいのであろうが、「立ち上がれ」は薩摩でも長州でもない。

ついでに書くが、薩長の中を取り持った主役は、坂本竜馬では
ないぞ。
中岡慎太郎と土方久元が、熱心に両藩の仲を取り持った。

中岡は竜馬と共に、幕府が大政を奉還した京都で斬られて死ぬが、
土方は明治維新の中で、伯爵に昇進する。
土佐人としては、幸福な人である。

坂本竜馬は、好奇心旺盛で、薩長連合の案を中岡から聞いて
それは面白いと、後から割り込んだ人物。

越前の松平春獄や、宇和島の伊達宗城といった、大名に直接
会って、海援隊の資金を出させた辺りは、土佐の脱藩者としては
立派なものである。しかも竜馬は郷士の身分の者であった。

ついでに書いておくが、幕末の四賢候の中に土佐の山内容堂が
入っていることに異議がある。ヤツは佐幕派の巨怪というべきで
愚候の代表であった。NHKの大河ドラマの歴史観には、往々に
徳川様さまが見て取れる。




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【 石原第三局大合同は老醜の果敢ない夢 】

2012-11-08 09:14:21 | 02 華麗な生活

橋下維新は各都道府県の第一区の候補擁立に拘る。

渡辺「みんな」も、立ち上がれの老人たちとは相容れない。

名古屋の河村や大村では頼りにならない。

結果石原は、都知事を手離したことを後悔する。

橋下維新も、「みんなの党」も、順当に当選者を増やし、
その次の選挙で国政を狙うことになる。

立ち上がれは、立ち上がることも出来ず立ち枯れていく。

田中角栄は、悪い政治家の代表であった。
学歴が無い事が、庶民的だと人気を得たが、オール日本を
コンクリートで固めて、自民党を土建王国にした。
当然のように、金権がまかり通る政治が幅を利かせた。

その系譜を引くのが小沢一郎である。

意外に人気があった小泉純一郎も、無茶苦茶な政治家だった。
小泉時代の規制緩和が、いま各方面で悪い影響を起している。

小泉進次郎君は、親の子とも思えない、誠実な勉強家である。
安倍・石破の次の世代を担うことになるだろう。



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