民主党員の大部分は解散総選挙が恐い。
圧倒多数が、民主党の看板が故に落選するから。
どうせならと、多数が小沢の袖の下に入りたがる。
新党を立ち上げるには、人数分当たり五千万円は必要だ。
六十人として三十億円である。
そのカネが、今の小沢には無い。
民主党には百億円の資金があると見られる。
自由になるのは幹事長だが、輿石がそうは簡単には、
小沢新党に参加の気配を見せない。
民主党という名の政党だが、その本質は日教組と自治労。
元々小沢は労組と関係が無い。
輿石には労組を握るチャンス到来だ。
小沢にとって資金の出所の一つであった、夫人の実家だが、
週刊誌情報では、夫人との離婚話が持ち上がっている。
鳩山がもう一度多額の子ども手当てを出してくれないか。
鳩山だって、小沢の天下のために、多額の資金は出さんだろう。
金権で名を売った小沢が、カネで泣く皮肉な状況になっている。
自民党は間違っても、民主との大連立なんか考えるな。
放っておけば民主は大惨敗で、議席数が激減する。
みんなの党の下になるのじゃないか。
そんな運命の民主に、これ以上の深入りは間違ってもするな。
昨夜の衆参両院議員懇談会での、野田の演説というか、お話の
内容を聞いて、本当にうまいと思った人が居るのだろうか。
同じ例えを繰り返す男だとしか思えなかった。
ラグビー用語を使って「ノーサイドにしましょう、もう」と言った気持ちに
変わりはないと、強調したが、あんな話し方のどこが上手いのだろう。
幸いにも、一度も民主党に投票をしたことが無いから、問題のマニフェストも
読んだわけではない。
消費税を先ず8%に上げるとしても、実施時期は1914年のこと。
自民も公明も、何を焦って二年先に実施となる消費増税に、同意し三党での
法案を提出したんだろうか。
解散を迫るのなら、違憲状態にある議員定数の是正などに、もっと重点を
置くべきではなかったのか。
問題の尖閣領有権にしても、国際機関での日中双方の言い分を、ハッキリさせる
努力も行ってはいない。外務省の怠慢だといえるんじゃないか。
TPPはどうやら、日本抜きで進行しているようだが、これも具体化に反対の議員を
多く抱えているのに、何も論議されていないのが現実。
民主党は、何をやりたくて政権を取ったのか。それが分からない。
単なる政権意欲を満足させるためだけだったと、批判されても反論は出来まい。
党執行部が、看板に掲げた「社会保障」を棚上げして、
自公と共に増税案だけ法案に出したのだから、マニフェスト
で当選した民主党員なら、執行部を批判し造反するのが当然。
どうせやるなら、白票・青票の問題じゃなく、新党を作ればよい。
どうせ民主党の旗の下では、次期選挙に勝てる訳がない。
こんな時に、任せておけと胸を叩いてこそ、小沢一郎じゃないか。
誰が小沢に就いていき、誰が見放したか。ハッキリ国民に見せろ。
小沢新党なら、選挙に勝てるのか、それもハッキリする。