WOWOWのおかげで、録画ながら全プレイを観察できる。
錦織は少年期からの師匠、松岡修造を完全に凌いだと見る。
攻守ともに相当な技量に達した。今大会で特に目立つのが、
バックボレー及びバックのショートクロスが好い場面で出る。
テニスの見方はいろいろあろうが、ボクはバックボレーこそが
華だと思っている。
四回戦の相手はフランスのツォンガで、世界ランキング6位の
強豪だった。そのサーブは、なんと224キロを測定していた。
224キロだ。目にもとまらぬ速さといえよう。
そんな強烈なサーブを持つ相手に、リターンミスを僅かの2に
抑えたことが、8強入りの大きな勝因だろう。
長い全豪の歴史の中には、1932年の佐藤次郎が4強に
入っているが、ボクが生まれた年よりも二年も過去の試合に
出た人をボクは知らない。
佐藤の先輩筋に当たる、清水善造さんなら、新入社員当時に
西宮寮のコートで、直接の指導を受ける光栄に浴した覚えが
ある。
清水さんは戦前の修身の教科書で教わった人物だ。
ボクは羊毛課に配属されたのだが、同じ課の先輩にご子息の
善朗さんが居られたよしみであった。
何に使うのかサッパリ分からない野田の増税に対し、流石に
岡田は明確だ。
決して支持しているわけじゃないが、問題点をハッキリ示す
から、良く分かって有難い。
賛成するか反対かは、また別のハナシ。
現状では岡田に賛成はできない。
岡田が明言した。問題点の一つ、年金問題には、
いま野田が国会で論議しようとしている、消費税の値上げ分と
は別に、新たな10%値上げが必要なんだと。
結局は消費税は欧州各国並みに20%になる日が迫っている
と言うのだ。
土曜日の日経夕刊で、シニア(60歳以上)の個人消費が、
日本全体の個人消費の44%にあたる100兆円に達したと
述べている。
この報道を見て驚くのは、日本全体の個人消費は、政治家がよく口にする250兆円なんか、とっくに割り込んで、そんな数
次は無いという冷厳な事実だ。
100兆円が44%なら、全体は227兆円でしかない。
政治家の常識らしい、個人消費250兆円は、すでに227兆
円に減少し、そこには23兆円の誤差が生じているのである。
消費税の8%だ10%だとの与野党入り乱れての論議の
間に、個人消費は23兆円も減少しているのだ。
ここに岡田がいう年金対策のための10%が上乗せしたら、
国民は納得するか。シニアにやる年金を止めろと、青壮年層
が大騒ぎになるだろう。
デフレを克服し、景気を上昇させるのが消費税値上げより、
先だと、全国民が思うであろう。
野田の阿呆なアタマでは分からないことを、教えてやるために
敢えて本文を書いた。
東大の地震研究所が発表した「タイヘンなこと」に意外に
みんな冷静だ。降雨予想でも70%なら、みんな傘の用意を
して出かける。
4年以内に70%の確率を、もっと怖がって当然じゃないのか。
なぜ平然としておられるのか。
東京には海抜ゼロ地帯があり、ウオーターフロントの文字は
美しいが、大津波が襲来したら、時間帯にもよるが歩行者は
全員が飲み込まれるだろう。
あの地の高層マンション群の揺れは、ボクが経験した神戸で
のそれと同等だとしても、家具の殆どが倒壊し、大型テレビ
でも空を飛ぶのだ。
大東京は首都の機能を失うことになる。
すべては民主党政権を、快く思われぬ天のお怒りである。
ボクなら、4年70%をもっと怖がる。
間違いなく高台に逃げる。