作家 小林真一のブログ パパゲーノの華麗な生活

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【 仙石がまた重大失言 】

2011-12-14 18:12:46 | 02 華麗な生活

暫く鳴りをひそめていた仙石が、今度は天皇陛下が戦前まで
お持ちであった、
全軍を統率する権利、すなわち統帥権を
持ち出し、あのバカ二人の問責決議に
ケチを付けた。

野党が大臣を片端から問責することが、まるで統帥権を犯し
ているかに
表現したのであり、皇室への尊敬の念など持たぬ
ヤツだとしか思えない。あれで弁護士なんだよな。

統帥権干犯の如しとはよくも言えたものだ。
民主党に人無きを露わにした重大な失言である。

民主党が野党時代に、福田・麻生の両総理に問責を行なった
事実は、もはやお忘れか。

ましてや一川と山岡である。ブラック・ジョークみたいな大臣
任命じゃなかったか。
あんなダーティな大臣を、国会が問責もしないで放置して
おいた方が良かったとでも言いたい
のかね。

呆れたもんだ。



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【 民主党が唱えた「政治主導」はどこへ消えた 】

2011-12-14 10:22:48 | 02 華麗な生活

民主党の表舞台から政治家が居なくなって久しい。

野田が首相とは看板だけ。実質的には財務副大臣のまんま
だ。能力的にも然り。

野田が仕える上司は、勝事務次官様。

財務省こそが、埋蔵金隠しの張本人だから、埋蔵金が出て
くるわけもない。
出てこないのは、見つからないのではなく、意図的に隠して
いるから。

野田や安住に、それを出させる能力はない。
だから野田も安住も、消費税を上げることに狂奔している
わけだ。

社会保障目的税とは真っ赤なウソ。
財政の穴埋めに使われるのがオチ。

無駄使いはそのまま放置して、消費税で財政穴埋めとは、
「勝よ、お前もワルじゃのう」。

国会議員の定数是正が第一で、次が国家公務員の人件費
二割カットだ。それが民主党の国民との契約だった。

消費税論議は、上記の二項目が実行されてからで良い。

新年の国会は、野田は引っ込めて,勝様にお出まし願おう。



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【 陸海軍の仲の悪さはどうしようもなかった 】

2011-12-14 09:25:30 | 02 華麗な生活

帝国海軍の誇った空母はすべて太平洋に沈められたのだが、
それでも敗戦時にまだ空母は残っていた。

陸軍が兵を上陸させる時に、まず甲板上の飛行機を飛ばし、
辺りの敵を掃討して安全地帯を確保、そして兵を上陸させる。
それを揚陸と言った。残った空母は陸軍に所属する揚陸用の
空母であった。

四隻があった陸軍の空母の中の「熊野丸」という空母に
4400名の引揚者が
狭い船倉に押し込まれ、ボク等は
佐世保港に引揚げてきたのだ。
4400名という、他に例をみない多数が乗り込んだことが
災いし、
コレラ・発疹チブスなどの検疫の度に、何名かの保菌
者が発見されて、
その都度「熊野丸」は佐世保港外の大村湾
に待機させられた。

後に明らかになったことだが、船長と事務長が結託し、
引揚者用の食糧を横流ししていた。
満州を出港する間際に、まさかの用意にと積み込んだ高粱が
代わりの食糧になった。
高粱は消化が悪い。
だから胃腸がやられて下痢に悩む者が続出。
栄養失調で多くの生命が失われた。

小六の年令に達していたボクは船内を走り回る伝令を命じら
れた。
一年先輩が、櫻木小の同窓会にいて「オレも伝令だっ
た」と言われたが
顔を覚えていない。
住居だって通りが一本違うだけの、背中合わせぐらいに近い
のに何故だろう。鯨井省三という方が開いた英語塾に通った
ことまで一致している。

空母の甲板は真夏の太陽に熱しられ暑い。
すでに腎臓が悪かったボクには、伝令の激務がこたえた。
「大村湾に47日間浮いていたんや」と、その先輩が言った。

故郷の山を眼にしながら、多くの栄養失調者が船内で亡くなった。
五日ごとに、遺体収容のボートが来る。
遺体だけが先に上陸を許される。

上陸が決行される日は、朝から猛烈な雨だった。
いまのハウステンボスの一画に、上陸の地点がある。
ぬかるんだ粘土質の道に坂があり、
重いリュックを背負った引揚者が、そこでも何人か、
その坂道で力尽きて倒れた。

先日、新京櫻木小の同窓会があったが、友人の一人の
お母さんも、当日その坂道で息が絶えたお一人である。



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