作家 小林真一のブログ パパゲーノの華麗な生活

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【 本来ならば900兆円のGDP 】

2011-10-20 18:30:13 | 02 華麗な生活

元首相の安倍晋三さんによれば、失われた二十年は、
実のところデフレの二十年で、
これを緩やかなインフレに
舵取りして居れば、今年のGDPは900兆円に達していた
はず
だとのこと。
ならば日銀の罪は大きすぎるのではないか。

インフレ政策下では、当然円の為替レートも円高変じて円安に
なっていて、輸出環境も
今ほどの苦境にはなっていない。

歳入だって当然多いことになる。
一昨年の政権交代は矢張り大いなる錯誤による大失敗

あったと素直に認めよう。



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【 何でも「神戸」を付ければ良いってもんじゃない 】

2011-10-20 15:21:21 | 02 華麗な生活

日本の都市名には、そのままブランドになる地名が
沢山ある。
「神戸」も大震災から十六年が経ち、
東北で津波を伴う激甚災害があったこともあって、
再び神戸を冠する商品が復活してきた。

神戸ウオーターは古くから世界の船乗りの間で
美味い水の代表であったし、
神戸ビーフも立派なブランドだ。
何年か前にドイツで透析を行なったが、一人の医師が
担当
でもないのにやって来て、さんざ神戸ビーフについての質問
を受けたことがある。

「神戸ビーフって、そんなに美味いのか」
「さあ~知らんな~」
「キミは神戸から来たんだろう。なぜ知らん」
「だって食べたことが無いもん」
「神戸に住んでいて、食べたことがないのか」
「ああ、神戸ビーフは高すぎて、ボクには手が届かない」

そんな無駄話をやった覚えがある。
最近は神戸ワインとか神戸コロッケ、はては神戸カレーも
出現した。
なかに神戸コーヒーというのがあり、最近我が家
のコーヒー豆がそれらしい。
が、この豆はボクが会社で飲む珈琲と比べてはるかに劣る。
珈琲ならコロンビアかジャマイカだ。
ブルーマウンテンはジャマイカにある山だが生産量が少ない
から、市場に出回っているだけの生産があるわけもない。

神戸の他にも横浜、長崎、札幌、小樽、仙台などなど地名
がそのままブランドとして使えるところが多い。

これは日本各地の農産物や加工品にも適用されるブランド
に成り得て、輸出推進力につながる。

かつて大分県には一村一品運動を指導した平松知事が
いた。
村起しに大いに役立ったと聞く。



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【 一点差に強い中日・ヤクルト 】

2011-10-20 14:04:36 | 02 華麗な生活

二球団と比べて接戦に極めて弱いのが
今期の阪神タイガースだった。

昨夜も初めて登板した横浜の投手に押さえられ、
早々に1-2になった段階で
ベンチは何の手もうたず
十勝目を目指す岩田を見殺しにした。

球団身売りで気もそぞろの横浜に一点差で負けてどうする。

若手起用も中途半端だから、あまり意味がない。
七回だったかに、一死後養成選手から上ってきた田上を
初起用し、見事に右中間を
破ったのだが、金本を代打で
起用しながら、田上の脚を生かす作戦を取らない。
金本に続き関本も代打で出たが敢えなく三振で終った。
チームプレイのかけらも見えない。
田上を走らせて、金本の安打を引き出す作戦があったはず。

関本のテークバックの姿がどうにも気にいらぬ。
良い時の関本はもっとバットを高く引き、
ボールを上から叩く
打法であったはず。その方が打球も遠く飛んでいた。

来期このチームから、何人が消えるのだろう。
唯一頼りになる鳥谷のFA取得が心配だ。
守備範囲も広くなり、今やセリーグでは最高のショートだ。

金本はまだやる気だし、バットスイングの速さにかけては
チーム内で一番だ。ランナーが一塁止まりだから大ぶりに
なる。セカンドまで進んでいたら、もっとコンパクトに打てる。


城島は捕手では使えない。打撃を生かして使うとしても
一塁か三塁だろう。
あの強肩はサードでも充分使えるが、
じゃあ新井を何所で使うか。

下手すると代打にドライバーばかりの、一時の巨人になって
しまう。



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【 かしましいTPP論議 】

2011-10-20 10:50:29 | 02 華麗な生活

24項目の一つ一つをあげつらい解説する俄か論者が多い。
反対論の主たるベースは、相変らず農業問題だ。
TPPに参加しようがしまいが、関係なく農業従事者の高齢化
現象があり、
個々の農家の規模零細がある。
農村に生まれた者が帰農する以外に
日本の農業を再び繁栄
させる道はない。TPPは関係がない。

一つの例を上げよう。
昭和21年9月末、満州から4人の親子が淡路島南部に
引揚
げてきた。四国からの連絡船が淡路島の港に着いた時、
すでに辺りは真っ暗だった。
淡路鉄道という電車があり、福良から賀集駅までの最終に
間に合ったが、
すでにバスは運行を止めていて、親子は
夜道を一時間ほど歩いて目指す家にたどり着いた。

朝になって水道が来ていないことを知った小六の息子は、
生まれて初めて見る井戸の水を
汲み顔を洗った。
家の周りは僅かの前庭を除いて、すべて田んぼであった。

すでに稲刈りが終っていたのかも知れない。
息子はそれまでコメの成る植物を見たことが
なかった。
だが家の周りがみんな田んぼとは頼もしいことであった。
満州時代に内地は食糧不足だと聞いていたのに、ここは
コメの成る田んぼで充ちている。

田んぼの持ち主たちは、満州帰りの一家に冷淡であった。
一家は早速食糧難に苦しむことになる。僅かの大麦と主体
がサツマイモのお粥が一家の
主食の日々が、それから
丸三年続いた。
元々病弱児であった息子は栄養不足で成長期を
過ごすこと
になる。
高校に進学して、お粥が麦飯に昇格したが、冷えた麦飯に
ゴマ塩だけ、
またはサバの削り節に醤油をかけたモノを
まぶせただけの弁当は哀れなモノであった。

それが満州から敗戦の一年後に、父の生まれ故郷に帰って
来た一家の実情であった。
実質上の主食となったサツマイモだって、農家が供出用に
作るのは「増産芋」という、
甘みもかすかにあるだけの、
やたら図体だけが大きなモノで、中味が赤みを帯びた
美味い
芋は農家が自家用に別に作っていた。

殆どの農家には乳牛が二・三頭飼われて
いたが、そこで絞る
牛乳は工場に送られ、引揚者一家のクチに入ることはなかっ
た。

敗戦から一年が過ぎていたから、農地解放の実体は知らな
い。それまで小作農であった
零細農家が、一挙に自作農に
なり羽振りが良かったことだけを覚えている。

これが農村に舞い降りたよそ者が受けた仕打ちであった。
農業を守るためにTPP参加
反対と言われて、そうかと言う
気にはなれない。
農家はイザという時に、日本全体のことなど考えはしない。



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