作家 小林真一のブログ パパゲーノの華麗な生活

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【 敗戦時13歳の少年が 】

2010-06-18 11:14:48 | 02 華麗な生活

旧満州国にいて、日本の敗戦を知った時、
ボクは小5の11歳であったから、翌46年
に引揚げてくることが出来た。

僅か2歳年長の13歳は、中学生だった。
日本の敗戦後、内戦が始まった旧満州国
に残されて、8年間もの長きにわたり、
徹底的な共産主義教育の洗礼を受けつつ、
旧満州国に日本が残した、製造現場を転々
とさせられながら、労働者として酷使された
人を知った。

中共政府が強要する、共産思想に染まる
ことなく、8年間も耐えた日本男児を知って
ボクは感動以上のモノを感じた。

思想の改善が見られないからと、大学への
進学を許されず、昭和28年になって、漸く
舞鶴港に引揚げてきた少年は、YMCAで
英語を徹底的に学び、神戸大学工学部に
みごと合格した。

ボクが日本の敗戦時まで学んだ、小学校
の二年先輩の、少年期から青年期にいたる
人生である。

ある意味で、シベリア抑留者よりも過酷な
人生記録を持つ、この日本男児を称えて
頂きたい。


                 パパゲーノ

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【 沖縄県民を見捨てるのか 】

2010-06-18 11:03:53 | 04 時事ニュース

菅直人に言いたいことがある。

戦争末期に沖縄那覇の守備にあたった、
海軍陸戦隊の司令官、大田実少将が自決
を遂げた6月6日、大本営に宛てた最後の
電報に記された、沖縄県民への配慮を願う
部分である。

沖縄県は、あくまで日本の一部であり、戦後
今まで米軍基地の大部分を一手に担って、
苦難の連続に耐えてきてくれた同胞である。


菅直人よ、心して聞け!


沖縄県民カク戦カエリ、県民ニ対シ後世格別ノ
御高配ヲ賜ランコトヲ


お前は、戦争を知らずに生まれ育ったヤツかも
知れぬ。経済も財政も分からぬ、市民運動家
かも知れぬ。


だが日本人である以上は、戦争中に本土の
身代わりとなって、十万を越す県民殉難者を
出した沖縄を、格別の配慮で遇してくれとの
言葉残して自決した、海軍司令官の依頼を
後世受ける身となったのだ。

心して沖縄県民に対処すべき身が、

  どうにもならぬ
  重い
  タッチしたくない
  いっそ独立すれば

そんな性根で、日本国の総理が務まるのか。

生存している有権者の得票を集めさえしたら、
それで支持を受けたことになるのか。

今の繁栄は先人たちの、血と汗と忍耐との結晶
であることを、知らずして首相の座に着けるのか。


菅直人よ、
よく心して総理のやるべきことに当たれ!


                パパゲーノ

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