お気楽ナチュラリスト

都内に住んでも心はナチュラリスト。
週末は山と川で遊びたい。

断念

2017年08月31日 | 日々雑感
モンベルに修理に出していたテント「ゴア・アルパインドーム2」が戻ってきた。
今夏の南ア釣行で浸水した部分を何とか直したかったのだが、検品と浸水テストを行った結果、修理不可能との回答だった。
まず、床面に無数の小さな穴が開いていて補修は無理らしい。
グランドシートを必ず敷いていたので、無数の穴というのはちょっと意外だった。
また、シームテープの貼り替えはできるのだが、生地の劣化によりすぐにはがれてしまうだろうとのことである。
15年以上前のモデルなので、生地自体もすでに無く、床面交換もできない。修理は諦めざるを得なかった。
大変残念なことである。
店員さんには、「長い間丁寧に使っていただいて、ありがとうございました。」とお礼を言われた。


いつから使っていたのか、古いアルバムをベッドの下から引っ張り出して確かめてみた。
テントが写っている一番古い写真は、2001年のものだった。

まだ、デジカメを持っていなかったころの写真である。
写っている場所は、双六小屋のテント場。
おそらく、この1年前には購入していたと思うが、どの山から使いだしたのか記憶がはっきりしない。



ブログを始めてからは、そんなに頻繁に登場することもなかったが、とても扱いやすいテントで気に入っていた。
シングルウォールではあったが、厳冬期でも安心して使用することができた。

いくら大事に使っていても、経年劣化は免れない。
天候がよければ、まだまだ使うことは可能だが、浸水の不安を抱えたままでは山行には適さない。
残念だが引退である。
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2 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
別れ (髙崎)
2017-09-03 02:34:41
長年連れ添った相棒を処分するのは忍びないものですよね。
若き日の思い出、相棒と共有していた自分の山の歴史をも消してしまうようで寂しいものですよね。

僕は19歳の時に手に入れた初期のドームテントを35年間使っていましたが
頑丈な造りで35年の使用にもへこたれずに付き合ってくれましたが
重くて僕が先にへこたれてしまい今では友達に使ってもらっています。

papachanさんも、いずれ僕の年齢に近づくと道具だけでなく親しい友との別れも待っているわけで、、、、、
だからこそ、その日までは濃密な日々を共有したいものですねえ!
お返事 (papachan)
2017-09-03 15:14:38
>高崎さん
昔といえどたかだか15年前の写真でしたが、デジタルが全盛の今、ネガからプリントされた写真をみると、とてもノスタルジックな気分になりました。
高崎さんのテントは35年ものですか、素晴らしいエイジングですね。私も一つの道具をそれぐらい長く使ってみたいものです。
実は10年ちょっと前、冬山で共にザイルを結んだ仲間がガンであっという間に亡くなったということがありました。人間、いつどういう運命が待っているかわからないと、その時強く思いました。
高崎さんのおっしゃるとおり、濃密な日々の共有は、生きていくうえでとても大切なものであると感じます。

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