鳥インフルエンザ・新型インフルエンザ日記

Avian and Pandemic Flu Diary
海外情報・報道等の一部を意訳して提供しています。

2010.7.28 中国:北京の研究、肥満、妊娠と、重症新型インフルエンザとの関連はない

2010年07月29日 | 日記
昨年北京で発生した475人の重症症例、73人の重篤な症例、69人の死亡例の研究では、心筋症、糖尿病及びアレルギー症は重症症例のリスクが増加するが、肥満や妊娠はそのリスクが増えないという。また、6歳から17歳までの者は、重症化するリスクは低いという。北京市では、新型インフルエンザによる致死率は0.6%、重症例は症例全体の5.7%であった。およそ半数の患者は基礎疾患がなかった。(重症例では58%、重篤 . . . 本文を読む

2010.7.28 日本:抗ウイルス薬、二次感染を予防

2010年07月29日 | 日記
日本の公衆衛生当局者は、昨年新型インフルエンザに感染した者の属する世帯124箇所を訪問し、インフルエンザ予防手段について調査したところ、その88%が抗ウイルス薬の投与を受けたとしている。これにより世帯内での二次感染率は、抗ウイルス薬耐性症例を含め331のうち2で0.6%で、抗ウイルス薬投与を受けなかった世帯の46のうち12の26.1%と比べ低かった。 研究者らは、予防的投与の防御率は98%になると . . . 本文を読む

2010.7.28 韓国:パンデミック、よりよい手指の衛生習慣付けに一助

2010年07月29日 | 日記
昨年12月に942人の大学生を調査した韓国の研究者らは、その30%が昨年手指を洗う頻度が増えたと回答している。女子学生及び手指を洗うことが効果的と理解した学生、そして新型インフルエンザがより重症化しやすい人々は頻繁に手指を洗っていた。研究者らは、公教育における活動は行動変容に効果的だと結論している。 http://dx.doi.org/10.1186/1471-2334-10-222 . . . 本文を読む

2010.7.22 アジア諸国:パンデミック警報フェーズの変更を要請

2010年07月27日 | 日記
ASEAN東南アジア諸国会議構成国の保健省は、本日、WHOに対する現在のパンデミック警報レベルを見直しを要請した。これによると、インフルエンザの流行は、既に後パンデミック段階に達しており、将来のアセスでは重篤性や病原性を説明しなければならいという。この要請は、WHOが南半球でのより明確な状況を待つと発表したその翌日に行っている。 http://news.xinhuanet.com/english2 . . . 本文を読む

2010.7.22 ブタ由来ウイルス株、鳥N1ウイルス株、タミフルに感受性

2010年07月27日 | 日記
鳥及びブタにおけるN1ノイラミニダーゼ亜型のインフルエンザウイルスを調査している研究者らは、これらに共通して抗ウイルス薬タミフルへの耐性が低いことを発見。例えば、アヒル、ガチョウなどから分離された91検体のうち7検体は、同薬に対する感受性を減少させていたが、ザナミビル及びペラミビルへの感受性はあった。ブタ、鳥及びヒト由来のN1ウイルス株は現在のパンデミックを引き起こしたH1N1ウイルス株を形成して . . . 本文を読む