僕は７千万位くらい

4月13日（金）、ＳＭＡＰのリーダー中居くんが、
「ザ!世界仰天ニュース」で、長年に渡り共演するなど親交がとても深い
笑福亭鶴瓶さんがＭＣを務める「Ａ－Ｓｔｕｄｉｏ」にゲスト出演。

番組中の鶴瓶さんとのやりとりの中で、中居くんは芸能界で自分が置かれている状況について、
　　「この世界は実力だけの世界ではないな。僕は８０％ぐらい運じゃないかと思うんですよ。」とコメント。
その理由について、
　　「だって、僕より歌がうまい人って、五万といるわけですよ。
　　　日本には、1億３千万の人がいるわけじゃないですか。その中で、僕は７千万位くらい。」とした上で、
　　「なのに東京ドームでライブをやったりだとか、紅白でトリを４回５回とやらしてもらったりだとか、
　　　これって何なんだと思いますよね。」と現状を分析。
さらに、
　　「じゃ、とびっきり踊りが上手いかと言われれば、バックダンサーやってくれてる人たちの方が、全くもって上手いわけですよ。
　　　芝居でも、僕より上手い人って一杯いるわけですよ、魅力的な人が。
　　　なのに、何で僕を必要としてくれるのか、僕に声をかけてくれるのか、今でも不思議で仕方がない。」と自己評価した。

自らの歌唱力を、１億３千万人中の７千万位という、中央値よりも下位に位置づけたことについては、
歌手としては謙虚な発言と受け取る人もいれば、逆に「少々自己評価が高過ぎるのでは？」と思う人もいるだろう。
しかし、ＳＭＡＰのメンバーの中では、ピカイチのダンスについてですら「それ程でもない」と自己評価し、
芝居においても、冷静に自分の実力を見極めようとする彼の姿勢には、大いに好感を持った。

この謙虚さ、冷静さが、中居くんやＳＭＡＰの人気を、長きに渡って下支えしているのだと感じた。