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岸谷五朗主演・安倍なつみさんWOWOW「 トゥーランドット」と「篤姫」と「Tomorrow」

2008-08-11 00:00:29 | ドラマ・映画
岸谷五朗主演・安倍なつみさんWOWOW「 トゥーランドット」

安倍なつみさんの演技を再び見ることが出来て、その意味では面白かった。コロコロ変わる表情、力強い目。

最近の女優さんには無い珍しい演技をする天賦の才を感じる。
この舞台では「月の人」が挙げられるだろう。この歌のシーンは何度観ても泣けるものであった。

そして、再び観て気付いたが安倍なつみさんの歌詞とシーンだけがミュージカル仕立てになっていること。

音楽劇で歌詞が作られているのに安倍さんが歌う二曲ともミンとの会話や動作で成り立つように作られている。

これはその方が観客に訴えかける効果があると演出家が判断したためと考えられる。

ちなみに、最近の舞台女優の多くは、決め打ちで演技をするケースが多く、それが舞台の面白さを奪っているケースがあるが、相手の演技によって自在に演じかたを変える才能を安倍なつみさんには感じている。

発声が安定し、経験を積めば人々の記憶に残る女優になると感じている。

さて、それはともかく放映自体楽しみにしていたが、赤坂ACTシアターの劇場の構造上の問題で音がこもる、セリフが聞こえない場所があるということを意識しないで音を拾う機材のセッティングがされていたため、声も歌も劇場で聞いた音よりこもって聞こえてしまった。

実際の赤坂ACTシアターで生で聞いてもイライラした音声が、今回の放映では増幅されたため工夫ができなかったか疑問に感じる。

マイク機材と連動して録音できなかったか正直残念だ。せめて、DVDが発売される場合は、その部分を改善して発売して欲しい。

この放映をDVD化したら、とても演劇好きには耐えられないDVDになる。

また、カメラ割りもかなりいい加減に感じた。ほとんど下見しないで撮影したようなアングルが多数見られた。

ということで、生で見た人間には勧められない録画だった。



「篤姫」

今日は別れがテーマのようだ。「一方を聞いて沙汰するな」は粋な言葉だ。

さて、来週からは期待の星「堀北真希」が出てくるが、和装が似合っていないように見えた。予告編では。

それを差し引いても、演技を見る事ができるのは楽しみなことである。



「Tomorrow」

また、随分あっさり患者側に医療ミスを認める発言をしたなあ…というのが最初の感想で。

そして、どうもテーマが分からない。一話完結で何かを訴えるテーマにしたのか、医師として立ち直る話しがテーマなのかどうもわからないドラマだ。

地方医療の再生というテーマを表向きは出しているが、具体的な何かがあるわけではなく、異なるエピソードだけが浮いたように出て来るのが焦点をぼやけさせる原因の気がする。
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