papalion - 航海日誌

東京で活動するライブバンド papalion(パパライオン)のブログです。

お遍路を自転車で・・・29(14日目2)

2007年12月19日 | お遍路を自転車で・・・
お遍路一覧(廻った順)ページはこちらから >>> ①徳島~高知編 ②高知~愛媛編

2006年の秋、自転車でお遍路四国八十八ヶ寺を廻った話の続き。

お遍路を始めて14日目、>>お遍路を自転車で・・・28の続き。写真は地元で賑わう道の駅「サニーサイドパーク・すくも」。

宿毛の手前で道の駅「サニーサイドパーク・すくも」を見つけて立ち寄った。珊瑚のお土産が安く売ってた。宿毛名物「だるま夕日」は本日は見えないらしい。
まだ昼には早かったので、道の駅を出発し、続いて走るとすぐ宿毛市街に着いた。
宿毛では溜まった衣類を洗濯するためにコインランドリーを探した。ホテルの近くならあるかもと思い地図を手に探したが無かった。
コインランドリーを諦めて、次の目標、39番延光寺へ向かう。宿毛市街を越え、国道沿いに走っていると、コインランドリーを発見。金額も高かったがしょうがない、キャンプ生活が続く予定なので、衣類を手早く突っ込み、39番延光寺へ向かった。延光寺の参拝を終えて、コインランドリーに戻り、乾燥機に衣類を突っ込み30分休憩。近くに食堂もお店も無かったので、常備してたカロリーメイトとジュースでお腹をごまかした。

だるま夕日ナビと宿毛の名士林有造の家

コインランドリーで待ってる間に、お客さんが入ってきた、お遍路さんだ。
裸の上に白衣・輪袈裟を着て菅笠をかぶった、プロレスの「新崎人生」のような若い歩きお遍路さん。野宿上等、なんでもこい!的な感じ。
衣類を乾燥するまで時間があったので話をしてみると、お坊さんから5000円の接待を貰ったとか、毎日野宿で、道の駅で寝れる時は贅沢だとか、豪快なお遍路体験談を聞けた。ぶっきらぼうな言いぶりに若干戸惑ったが、いかにも野宿お遍路らしい感じがした。
乾燥が仕上がると同時に別れた。

もう14時を廻りそうな時間帯、宿毛市街に再び戻り、コンビニで非常食を仕入れて、愛媛の御荘に向かって出発。途中峠越えはあるが20kmの道のりなので普通に行けば2時間とかからないはず。
愛媛県に入って少し走った所に、一本松温泉あけぼの荘があった。まだ15時30分過ぎで日暮れまで1時間30分は余裕があったのですぐ決断してすぐ温泉に入った。17時前には大森山公園キャンプ場に着きたい。

一本松温泉から6kmくらいのところに大森山公園があり、この施設の中にキャンプ場がある。
公園に到着後、公園施設の管理室に行った。管理の人の話では、「キャンプ場は9月で終わりでこの時期はやってない。しかも明日は公園で太鼓祭りがあるから、公園内でテントを張るのは無理だ」と。
「どうしても泊まりたいなら、公園前の国道沿いのあずま屋はどうだ?」と言われた。
行ってみると車の通行量は多いし、人通りも多い狭いスペースで、かろうじて屋根があるくらい。ここは諦めた。こんなとこで一晩過ごせるか!と腹が立った。

ここ御荘は海が近く、海水浴場に行けば砂浜でテントが張れるのではと思い、急いで御荘の街のコンビニで食料を買い、海へと向かった。これが失敗。
もう日が落ちてきた。自転車のライトもオン、海までは地図上すぐ近くだが、山が立ちはだかり、暗がりの中やっと山を越えた。そのまま海岸への急な山道をそろそろ下ると海に着いた。が、海水浴場には8mほどの砂浜しかない。これが海水浴場?後ろが山で8m幅の海水浴場なんて見た事が無い。こんなところにテントを張って夜波にさらわれたらアホだ。
だが、道路は、海岸沿いではなく、山道をまた登って山の尾根沿いに走っているので、闇雲に行っても先はどうなっているか全く予想できない。
砂浜でテントを張る事を諦めた。

御荘の市街地に戻り、この後をどうしようか思案してたら、近くにホテルがあり、行って料金を聞いたら、6000円程度。さらに、この街で一番安いところはどれくらいですか?と聞いてみると「ビジネスホテルプラザ御荘」が5000円くらいだとか。
御荘の先にキャンプできそうな公園が地図上ではあったが、もう夜になっているし、さっき自分の判断が二度も失敗したので、悩んだが、キャンプを諦めホテルに向かった。
もう19時を超えてたが、ラッキーな事に部屋は空いてた。4日ぶりのベッド、お金の事なども忘れて落ち着いた。
就寝。

続きは>>お遍路を自転車で・・・30で。
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