OZLIFE’S DIARY

メルボルンで働く永住者OZLIFEの雑記帳

(および過去記事収納所)

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キャンドルナイト in メルボルン

2006-12-11 | メルボルンのあれこれ
2003年の夏至の日から始まり、今年12月22日で7回目を迎える「100万人のキャンドルナイト」。
このキャンドルナイトのイベントをメルボルンの人達にも知ってもらいたいと、日本で活動に賛同していたメルボルン在住の日本人エコロジストさんが現在「Candle Night in Melbourne 2006」を企画してます。
日本では冬至、オーストラリアでは夏至の12月22日の夜、8時から10時の2時間にいっせいに電気を消しましょうというイベントです。

Candle Night in Melbourne 2006 のブログ
http://www.blognow.com.au/candlenightmelbourne/
賛同される方はキャンドルナイトの夜2時間の間にしたいことを、上記ブログのコメント欄に書き込んでください。
コメントを残す事がイベント参加表明になります・・・とのことです。

「100万人のキャンドルナイト」は、2001年6月21日の夏至の夜、再生可能エネルギー研究開発予算を50%削減して産業界におもねた当時のブッシュ政権のエネルギー政策に抗議するために北米を中心に世界各地で行われた「Roll Your Own Blackout」という草の根の自主停電運動がモデルとなっているそうです。メルボルンでも、当時はメルボルン大学やRMIT大学の呼びかけ人が運動をしていたようです。でも、この自主停電運動は単発のイベントだったようで「100万人のキャンドルナイト」のような継続的な運動には発展しなかったようです。

現在オーストラリアでは、原発導入の可否をめぐって今後のエネルギー政策に関して活発な論議が行われているので、このようなイベントが再び関心を集める素地は十分にありそうですね。(ちなみに、オーストラリアのシンクタンクが挙げているいくつかの原発建設候補地にはメルボルンのウェスタンポートも入っています)

まあ、政治的な意図を持って参加するかどうかは別にして、たまにろうそくの灯りだけで夜を過ごすってのはなかなかおつなもんです。我が家では時々お風呂に入るときにでんきの変わりにキャンドルを何本か点してロマンチックな演出を楽しんでます。

この素敵な企画がメルボルンでも成功すると良いですね。


以下、参考までに「100万人のキャンドルナイト」の日本の運営母体の「呼びかけ文」です。

--------------日本語版-----------------
私たちは100万人のキャンドルナイトを呼びかけます。
2006年の冬至の日、12月22日夜、8時から10時の2時間、
みんなでいっせいにでんきを消しましょう。
ロウソクのひかりで子どもに絵本を読んであげるのもいいでしょう。
しずかに恋人と食事をするのもいいでしょう。
ある人は省エネを、ある人は平和を、
ある人は世界のいろいろな場所で生きる人びとのことを思いながら。

プラグを抜くことは新たな世界の窓をひらくことです。
それは人間の自由と多様性を思いおこすことであり、
文明のもっと大きな可能性を発見する
プロセスであると私たちは考えます。

一人ひとりがそれぞれの考えを胸に、
ただ2時間、でんきを消すことで、
ゆるやかにつながって「くらやみのウェーブ」を
地球上にひろげていきませんか。


---------英語版------------
Turn off the light - Take it slow.
Candle Night Winter Solstice 2006. Turn out your lights for two hours on the Winter solstice, December 22nd, eight to ten p.m.
Do something special-Read a book with your child by candlelight. Enjoy a quiet dinner with a special person.
This night can mean many things for many people.
A time to save energy, to think about peace, to think about people in distant lands who share your planet.

Pulling the plug open the window to a new world.
Awakens as to human freedom and diversity.
It is a process, finding a larger possibility of the human civilization.
By turning off lights for only two hours, we will be all loosely connected.

Let's make a "wave of darkness" spread over the globe together.
On the evening of Winter solstice, December 22nd, for two hours from 8 to 10 p.m. Turn out your lights, take it slow.
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メルボルンから「ノーモア・ヒロシマ」

2006-08-10 | 日々のつぶやき
この記事は 「ブログで囲もう!浜岡原発」の第4回アピール企画に連動して書いている。

8月6日、メルボルンのセント・マイケルズ教会で日本人平和団体「Japanese for Peace (JfP)」が企画した「ヒロシマ・ナガサキ・ピース・コンサート」が開催され、私の相棒がミュージシャンとして出演した。

去年の今頃、私と相棒は、同団体が開催したピース・コンサートをたまたま見に行っていたが、まさか翌年のコンサートに関わることになるとは想像だにしなかった。

去年のコンサートについてはこのブログに記事を書いたのだが、今年に入ってJfPの代表の方が私のブログ記事を見つけて書き込みを下さり、実際にお会いする機会に恵まれた。ちょうど同じ時期、私の相棒はシンガーソングライターとしてCDデビューを果たし、プロモーション活動に力を入れていた。彼はメッセージ性の強い数々のオリジナルソングを持っており、ピース・コンサートは新たな観客層にアピールできる絶好の機会でもあった。

そうして今年のピース・コンサートに私の相棒と彼の友人ミュージシャンが出演することが決まった。
まるで運命に導かれたような巡り合わせに不思議な縁を感じる。

上の写真はソプラノ歌手・峰岸夏子さんが舞台に立った会場の模様だ。

コンサート会場では、広島で被爆されたシドニー在住の森本順子さんがゲストスピーカーとして自らの体験を語って下さった。
中東で戦渦が広がる現在、唯一の被爆国である日本の国民が核戦争の悲惨さを風化させずにしっかりと世界に伝えていく意義・使命はますます大きくなっていると感じる。

イラクでは米軍による大量の劣化ウラン弾や化学兵器、そして電磁波兵器などの最新兵器の使用により多くの一般市民が犠牲となっており、医療品が圧倒的に足りない状態だ。コンサートの収益金は厳しい状況の中で精力的に活動する医師団体「Doctors for Iraq」に寄付された。

イラクでの劣化ウラン弾使用の影響はイラク国民だけではなく、イラクから帰還した米兵にも自衛隊員にも暗い影を落としている。
8月6日の原爆の日、NHKスペシャルでは 「調査報告・劣化ウラン弾 ~米軍関係者の告発~」が放映された。
この番組は8月23日(水)深夜【木曜午前】1時10分~1時59分に再放送される予定なので、見逃した人もまだチャンスがある。

ところで放射線技師であった私の父はALS(筋萎縮性側索硬化症)という不治の病に冒されて亡くなったのだが、アメリカALS協会の報告書によると、イラク帰還兵のALS発生率が一般人の二倍なのだそうだ。原因不明の難病とされているが、放射能となんらかの因果関係があるのではと短絡的ではあるものの疑ってしまいたくなる。

イラクの劣化ウラン弾使用に日本は何の関与もしてないと思ったら大間違いだ。
米国の情報公開法に基づく米空軍の資料開示で、2001年当時、沖縄の嘉手納弾薬庫に約40万発の劣化ウラン弾が保管されていたことが分かったからだ。イラクで使用された劣化ウラン弾が日本の出した金で沖縄から運ばれた可能性は否定出来ない。
だいたい米軍は、90年代半ばに沖縄の鳥島での実弾演習で1520発もの劣化ウラン弾をぶっ放しておいて、一年も放置してから「誤射でした~」と日本政府に通知し、政府も「あ、そうですか~」とほとんど放置状態にしているし。
「非核三原則」も何もあったものじゃない。

実は、オーストラリアにとってもこれは対岸の火事ではない。
ハワード政権がアメリカと結んだ秘密協定で米軍が豪州本土で演習出来るようになって以来、米軍は劣化ウラン弾を豪州本土にじゃんじゃか持ち込んできてるのだ。
David Bradbury監督のドキュメンタリー映画「Browin' in the Wind」の中で、オーストラリア側は「そんなこと聞いてない」って言ってるけど、インタビューを受けた米兵が「劣化ウラン弾?搭載してきてるよ~」って悪気もなく答えてるんだからずっこける。この映画では鳥島のこともちょっと触れられている。

クイーンズランド州と西オーストラリア州の美しい自然が核廃の吹きだまりにされてしまうのだろうか・・・

劣化ウラン弾ってのは原子力発電で出た核廃処分に困る者にとって、とっても安上がりで都合の良い廃棄手段だ。
原子力発電は「核の平和利用でクリーンエネルギーです」なんて言っておきながら
使った後の核のゴミは劣化ウラン弾にして戦場に投げ捨てちゃって、後は野となれ山となれ。無責任にもほどがある。

日本の場合、老朽化した原発が地震が心配される地帯で今だに稼働しているのだから、戦争にならなくたって放射能汚染の被害を受ける危険性が高い。

東海大地震が起きて浜岡原発がメルトダウンを起こしたら、広島・長崎の被爆者達が苦しんだように、首都圏一帯に住むたくさんの大人や子ども達が被爆して苦しむかもしれない。
でもこの危機は皆が声をあげて中部電力が決断すれば避けられる危機だ。

現在、原発震災を避けるためにブロガー有志たちが集まって『ブログで囲もう浜岡原発!』という企画を行っている。
参加は簡単、賛同するブログ記事を書いて『ブログで囲もう浜岡原発!』にトラックバックを送るだけだ。

下記の参考ホームページを読んで賛同する人は浜岡原発を囲むネットの輪を広げていって欲しいと思う。
☆ストップ浜岡  
☆原発震災を防ごう!

追記:この記事アップを機にこのブログも「チーム・マイナス6%」に参加することにした。
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初めてのお葬式@メルボルン

2006-01-18 | 日々のつぶやき
今日はお世話になった方のお葬式に参列して来た。

メルボルン在住8年にして初めての体験である。

昨日オージーの上司に「明日お葬式があるので休ませて下さい」と休暇届を持って行くと「いいよ、いいよ、有給休暇は自分の休暇のために使いなさい。Just go!」と言ってもらったので、一日休むのは気が引けてしまい、葬式のあと午後から出社することに・・・。
休みそびれてしまったよ。

こちらのお葬式はカラフルということは聞いていたが、念のため黒い服を着ていく。

故人は東欧ユダヤ系の方だったのだが、宗教色はほとんどなく簡素だが暖かいお葬式だった。

写真もなかったし家族の希望で花もなかった。
しかし会場には入り切らないほどの参列者が集まった。

司会者による故人の紹介とスピーチが二つ、そしてレクイエム。
故人は、10年前に引退するまでにイタリア人街カールトンで英語の出来ない移民相手に自らイタリア語を勉強して接するほど思いやりのあるお医者さんであったことを初めて知った。

そのあと、すごいな~と思ったのは、ここんちの家族は参列者達を葬式の後で家に招待したのである。

参列者は少なくとも200人はいたが、そのうち家まで行ったのはその3分の1くらいだったろうか。

家についたら待機していた4、5人のウエイトレス・ウエイターさん達が手際よく飲み物やフィンガーフードを勧めて回り、立食パーティーのようになった。

他の参列者達も「ふつうここまで出来ないよね~」と感心していたからこれはオーストラリアでもかなり珍しいことらしい。

やはりここんちはノーブリス・オブリージュの精神をもっているのだな~と改めて思う。

奥様の実家はポーランドの元貴族である。

これからもお世話になります・・・

さて、参列者の服装だが・・・黒っぽい人あり、普段着っぽい人ありと普通の集会みたいだった。

気負いせずにありのままのオージースタイルはやっぱりラクでいい。
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遠く離れた家族へ

2006-01-15 | 日々のつぶやき
またまた久しぶりの更新である。
このブログをこんなにも更新しなくなってしまった理由はいろいろあるのだが、読むのを楽しみにしてくれる人がいなくなってしまったというのが大きい。

以前は日本にいる両親が読んでいてくれていたのだが、父が亡くなってから事情が変わってしまった。
父の死後しばらくして父のコンピュータが起動しなくなってしまった。
残された母はどうして良いかもわからずそのまま放置状態である(笑)

父は私と同じくマックユーザーだったから、母が田舎で助っ人を探すのは至難の業なのである。

母は「そのうちラップトップでも買ってまたインターネットにつなげるようにするからね。でもマックは周りに教えてくれる人がいないからウインドウズがいいなあ。」などと言っていた。

父の一周忌に日本に里帰りした時に、「新しいコンピュータ買わないの?」と聞いてみると

「来年60才になったらシニア向けのコンピュータ教室に通えるようになるからそれまで待とうと思って・・・」

という返事であった。

その翌年、父の三回忌&母の還暦祝いに日本に里帰りした時にまた聞いてみた。

「シニア向けのコンピュータ教室はどうなったの?」

「うん、携帯のメールで足りてるから別にいいやと思って。ごめんねぇ、ホームページ見てあげられなくて。」

という返事であった。

母をやる気にさせるには、開けてすぐ使えるコンピュータを贈るしかなさそうである。

どうせ冬は雪に閉ざされて家から出られないんだからコンピュータを学ぶ暇はいっぱいある筈である。


今年はもうちょっとブログを更新出来るようにしたいものだ。
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マンゴーの季節

2006-01-05 | オーストラリアからみる日本
こちらは夏真っ盛り。
マンゴー食べ放題の季節である。
最近は夕食後のデザートは毎晩マンゴーである。
メルボルンは亜熱帯気候ではないのでマンゴー産地ではないが、それでもクイーンズランド産のマンゴーが1個1ドル~2ドルくらい(100円前後)で買える。産地のクイーンズランドではもっと安いのは言うまでもない。

さて、本日のThe Australianの朝刊でびっくりする記事を見つけた。
しかも一面記事だ。

Japanese snap up mangoes at $22.50 each

日本人がマンゴー1個を$22.50で買っている???
現地在住者にとっては相当センセーショナルな見出しである。
思わず自分の目を疑ってしまい、確かであることが解るとあきれて笑ってしまいたくなる見出しだ。

1個じゃなくて1キロの間違いでは? いや、1キロにしたって高すぎる・・・

記事によると、ケアンズ空港の出発ロビーで売っているお土産用マンゴーが日本人旅行者に飛ぶように売れているそうだ。
輸出用に消毒して検疫クリアしたマンゴー3個入りまたは6個入りの箱。
昨日の午前中だけで40箱さばけたとか。
3個入りは$67.50(約5500円)で売っているらしい。

「あんまり良く売れるんで他の会社の(安い値段で売る予定だった)予約注文を断らなきゃいけなかったよ。」
と供給会社。

笑いがとまらないことだろうな。

季節柄、日本の高級デパートで1個5000円以上で売ってるマンゴーもあるらしいから日本の旅行者にとってお得感があるのはわかるのだが、ケアンズの市場では1キロ1ドルで買えるんだってさ。

もちろん市場で買ったものは検疫用の処理をしていないので日本に持ち込めないだろうけど、この半端じゃない価格差にはちょっとあきれる。

販売者側は
「だって日本人はそれでも喜んで買ってるんだもん」
「検疫処理にコストかけてるんだから」
と弁解している。
(余談であるがこの販売会社は日系である)


双方にとってWIN-WINだからいいことなのか???

傍観者にとっては喜劇としかいいようがない・・・
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ダンス鑑賞記@メルボルン

2005-09-03 | メルボルンのあれこれ
質の高いダンスパフォーマンスを手頃な値段で楽しめるメルボルンに来てから、毎年秋~春にかけて5本前後のダンス公演を見に行っている。
義母がバレエファンでオーストラリアン・バレエの会員なのでバレエ公演には義母がよく誘ってくれるし、バンガラ・ダンス・シアターの公演がある時は義姉がとりまとめて家族親戚友達を含めた大グループで行く。

今日は西オーストラリア・バレエ団による「La Boheme」をアートセンターで見てきた。
これが私にとっては今シーズン最後のダンス鑑賞なので、今シーズン見たものを備忘録として残しておきたいと思う。
(本当はその都度書こうと思っていたのだが時間がなかったのでまとめ書き)


3月11日 Telstra Ballet Dancer Award 2005
Australian Ballet@Sydney Myer Music Bowl

これはセントキルダ通り沿いのKing's Domainにある野外ホールで開催される毎年一回限りの無料公演。
公演後に自分のお気に入りのダンサーに携帯で人気投票する仕組みで、若手ダンサーの一種の登竜門になっている。
とはいってもクオリティーはかなり高く、毎回盛況なので早めに行って席を確保しなければならない。
子供達にとっては本格的なバレエに触れるよい機会なので、私も今回は友達とその子供達を引き連れていった。
演し物は「白鳥の湖」「ドン・キホーテ」「くるみ割り人形」「眠れる森の美女」など有名どころの抜粋を集めた8幕仕立て。
子供達が飽きないように工夫がされていた。
男性ダンサーが華麗な跳躍を決めるたびに、バレエを習っているリリアナが「は~」っと息を飲むのを聞いて連れてきて大正解だったと思った。
前回義母と二人で来て「コッペリア」を見た時に、次回は絶対リリアナを連れてきたいと思ってたのだ。
来年もまた行けるといいな。


6月18日 Boomerang
Bangarra Dance Theatre@The Arts Center

バンガラ・ダンス・シアターの作品の中で最も完成度が高いと前評判の高かった「ブーメラン」。
タイトルから現代社会で苦悩するアボリジニの若者の伝統回帰、自然回帰に希望をつなぐメッセージが感じられる。
今回もオーストラリアの先住民のドリーミング(神話)、厳しい現実社会、祈り、伝統を織り込んだ素晴らしい作品だった。
確かに今まで見てきた各作品のメッセージが全てバランス良く配合されているとは思ったが、今までの作品より特に傑出しているとは思わなかった。
バンガラ・ダンスを初めて見たのは、こちらに移住してきてすぐの8年近く前だと思うが、ちょうどオーストラリア・バレエ団とのコラボ公演があってそれを見たのが最初。その力強さ、芸術性にすっかり魅了されてしまった。
「Corroboree」公演の時にウラン鉱山開発の周辺で中毒症状を起こして苦しむ先住民達を描いたパート「Toxic」には目頭が熱くなったし、去年の「Bush」では女長老みたいな人の存在感に圧倒された。とにかくバンガラは毎回心にずしっと響く体験をさせてくれる。今年は愛知万博のオーストラリア・パビリオンで日本公演も行われた。
バンガラ・ダンス・シアターは振付師でありアート・ディレクターでもあるスティーブン・ペイジとその親戚家族が中心となっているダンス・グループ。
スティーブン・ペイジの弟であり主要ダンサーでもあったディビッド・ペイジが自殺した時にはどうなることかと思ったがバンガラは存続の危機を乗り越えて戻ってきた。そしていっそう力強いパフォーマンスを見せてくれている。
でもスティーブン・ペイジがもしいなくなったらバンガラはどうなっちゃうんだろう、と考えると暗くなる。
バンガラ・ダンス・シアターには百年後も活躍していて欲しいと思ってるから。


7月2日 Jiri
Australian Ballet@The Arts Center

オランダの振付師Jiri Kylianの世界を再現した4幕構成のバレエ。
モーツァルト風のカツラをかぶった男性がコミカルに飛び上がっているポスターのイメージからして私の趣味じゃなかったので、実はあまり期待してなかったのだがこれがなかなか面白かった。前半2幕は官能的なモダンな作品で後半2幕はモーツァルトの作品にのって男女関係をコミカルに描いた作品だった。会場のあちこちからも笑い声が立っていた。Jiri Kylianの作品は2003年に同バレエ団のTrilogyの中でBella Figuraを見たが、今回全幕を通してJiri Kylianの独自の世界をじっくり堪能する事が出来て印象もより強まって良かった。またJoop Caboortによる照明もとても効果的だった。


8月9日 Sleeping Beauty
Russian Ballet@The Frankston Arts Center

地元フランクストンで開催されたロシアバレエ団の出稼ぎ出張公演「眠りの森の美女」。
鳴り物入りでやってくる外国の有名バレエ団の出稼ぎ出張公演ははずれが多い。
その度にオーストラリア・バレエ団の方がよっぽど質が高いじゃないかと思わされる。
数年前に来た英国バレエ団の「白鳥の湖」も評判倒れだった。値段もかなり高かったのに見に行った人達が揃って「disappointing」と言っていた。
今回のロシア・バレエ団も「うーん・・・」という感じ。
第一幕はみんなカチコチな感じが伝わってきたけど、終盤になってそれぞれのダンサーがのびのびしてきてバレエ自体は楽しめた。
でもオーケストラの生演奏がついてなくて録音テープだったのはやっぱりチープな感じがした。衣装のセンスもいかにも「古典的おとぎ話」って感じでオーストラリア・バレエ団のモダンでシックな色調の衣装に見慣れているせいか、ちょっと悪趣味に見えてしまった。


9月3日 La Boheme
West Australian Ballet@The Arts Center

プッチーニのオペラ「ラ・ボエーム」をバレエ化した作品。今まで数多くのオベラ作品がバレエ化されているなかで、今まで「ラ・ボエーム」がバレエ化されたことは不思議な事になかったそうだ。
西オーストラリア・バレエ団の公演を見るのはこれが初めて。オーストラリア・バレエ団に比べて質は劣るだろうなと思っていたけど、なかなかどうして、そんなに見劣りはしなかった。Simon Dowによる振り付けは、どことなく私の好きなGraeme Murphy風。影響受けたのだろうか? セットや照明はあまりぱっとしなくてオーストラリア・バレエ団ほど洗練されてなかった。でもオーケストラの音楽が良かったのでそれだけで十分。やっぱりプッチーニはいいなあ。
二幕目では日本人バレリーナが出てきてしっかり脇を固めていた。以前見たオーストラリア・バレエ団やシドニー・ダンス・カンパニーの公演でも日本人バレリーナが活躍していた。世界で活躍している日本人達を見るとやっぱり嬉しいし応援したくなる。
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防災の日によせて-原発震災を考える

2005-09-01 | 日々のつぶやき

この記事は 「ブログで囲もう!浜岡原発」のアピール企画に賛同し、姉妹ブログであるOZ GARDENと連動して書いている。


私が浜岡原発のことを知ったのは昨年5月頃、メルボルン在住の友達からである。興味を持ってすぐにインターネットで調べてみるとストップ浜岡というサイトを見つけた。読み進むに つれて「こりゃあ、やばい・・・」と思った。 これほどまでにどこのメディアも取り上げず、日本国民に知られていない一大危機があっていいものか・・・。

私は別に静岡県出身でもなければ、東海大地震の直接被害を受ける場所に在住しているわけでもない。でも原発震災を防ごう! というサイトの中で原発技師であった故・平井憲夫氏の懺悔の告発を読んで、あまりのショッキングな内容に怒りがこみ上げてくるのがわかった。こんなずさん な管理体制でこんなに多くの周辺住民が苦しんでいたとは・・・。 余命いくばくもない体で勇気をもって訴えてくれた平井憲夫氏には頭が下がる。

「私もなんとかしなければ・・・」と思わされた。

それからネット署名に参加したり、ストップ浜岡のサイト管理者に連絡してOZ GARDENからリンクをさせてもらったり、私が見込んだ日本の知人に(煙たがられない程度に)知らせたりして、個人的にできること をやってきた。

その後一年余り経って、坂本龍一氏などの著名人の賛同も得て、メディアの露出度も上がってきて、この問題についての関心が徐々にひろ がってきている。


防災の日である今日は、NHKが午後7:30より「連動する巨大地震・“東海・東南海・南海”同時発生の衝撃」という番組を放映するようだ。 最新の研究によると、東海・東南海・南海地震の大地震が連動して発生する可能性が高いことが分かったそうだ。 同時発生した場合、地震の規模は実にマグニチュード8.7。これまでの想定をはるかに超える。

「老朽化した浜岡原発はそのような規模の地震に耐えられない」と多くの専門家が指摘しているにもかかわらず、中部電力はかたくなにこれ を拒否している。ロシアン・ルーレットで「はずれ」がでることに賭けている。

ところで、オーストラリアは原子力発電の原料となるウランの供給地である。先住民のコミュニティーを、生活を、若者の未来を破壊するウ ラン鉱山開発は深刻な社会問題・環境問題となっている。

去る8月7日(日)、メルボルン在住の日本人有志が中心となって日豪間の平和構築を目指すJapanese for Peace (JfP) が現地NGOと協力してヒロシマ・ナガサキ 被爆60周年記念の平和イベントを行った。

あいにくの雨だったが、音楽や歌を通していろいろなバックグラウンドをもつ人々が一堂に会して核廃絶を訴えている姿を見ることが出来た のは良かった。特に尺八とディジュリドゥの競演は胸にジーンと来た。

写真は舞踏ダンサーとミュージシャンによるパフォーマンス。 ヒロシマ、ナガサキだけではなく、ウラン鉱山開発による被爆者、核実験による被爆者、原発技師や周辺住民の被爆者など、世界にはさまざまな被爆者がおり 「ヒバクシャ」という日本語が時にそのまま使われている。その一人一人のヒバクシャが今日もあちこちで苦しんでいる。

地震という天災は避けられないものであるが、原発震災という人災は私達の声が届けば避けられるものなのだ。

これ以上多くのヒバクシャを増やさないために1ブロガーの声を届けたいと思う。

原発震災を防ぐために、東海地震の震源域にある浜岡原発の停止を求めます。

賛同するブロガーの方は、 「ブログで囲もう!浜岡原発」を参照して企画に参加していただければと思う。

参考サイト
◆ストップ浜岡
◆原発震災を防ごう!
◆浜岡原発リポート
◆浜岡原発は制御不能になる~設計者が告発する浜岡原発耐震偽装

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ブラックバーン・マーケット

2005-08-26 | メルボルンのあれこれ
以前このブログでご紹介したオーラソーマのカラーセラピーやレイキのヒーリングをされているアロマソフィアの智子さんが明日の土曜日、8月27日、ブラックバーンのマーケットに出店されるそうです。

場所: Taralye
137 Blackburn Rd., Blackburn

時間: 午前10時から3時まで。

タラリーは、聴覚障害のある子供向けの教育施設だそうです。
マーケットも、乗り物やポニー・ライド、フェイス・ペインティングなど、小さいお子さん向けの催しがあるそうなので、ブラックバーン近辺にお住まいで興味のある方はぜひ足を運んでみて下さいね。

予報では明日はお天気になるそうです。


アロマソフィアさんのホームページ: http://members.optusnet.com.au/aromasophia/
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揺れる豪中関係

2005-06-10 | オーストラリアのニュース

中国外交官が豪州に亡命求める (時事通信) - goo ニュース

今、オーストラリア国内で大きなニュースになっている問題です。

何といってもオーストラリアのビジネスは中国ばかりを見ている昨今です。
中国の鉄鉱石や褐炭需要高のおかげでオーストラリアの資源輸出価格が跳ね上がって笑いが止まらない豪州経済界に水をさすようなニュース。(この資源価格の急上昇で日本の製鉄業→製造業→消費者もとばっちりを受けていますね。)
経済重視のハワード政権はかなり困ってるようで玉虫色の発言ばかり繰り返しています。

亡命申請した外交官、陳用林氏はオーストラリア在住の法輪功運動、民主活動家、チベット分離主義者など反体制派の中国人たちを監視する任務に耐えられなくなったということなんですが、彼の証言を裏づけする事実関係がいろいろと浮かび上がってきて現在次々と報道されています。

例えば、最大1000人の中国スパイが豪州で活動しており、中国人を拉致し本国に送還しているとの陳氏の告発。 オーストラリアでスパイ活動を行っていたという公安警察所属の中国人2名が豪州に保護を求めていたことがここに来て次々に明るみにされました。陳氏を加えて既に3人です。

昨晩はこちらのニュース番組で保護を求めた中国人をかくまっているオージー弁護士がテレビ出演して中国国内で行われている法輪功メンバーに対する拷問方法の詳細を含め、保護した人物の証言の真実性を訴えていました。

今朝のFinancial Reviewでは、二年前に米国在住のチベット分離主義者の中国系活動家を招聘してシドニー大学で講演会を開催した内部関係者のインタビューが掲載されていました。

講演会場で中国人学生達が後方からヤジを飛ばして妨害したことがあったそうなのですが、その学生達の一部が講演後に謝りに来て、「中国総領事館の命令でやらざるを得なかった」と告白していたとのこと。

お上に逆らうことができない中国人学生(多分国費留学生?)も数に入れたら多分1000人になるということなのだと思いますが・・・・。

紛争耐えない開発途上国で援助しているアメリカ人のNGOスタッフが米国の諜報機関の手足となるのを無理強いさせられる状況とちょっと似ていますね。

まあ、在外中国人の監視がこれだけ大きな規模で行われているということは、当然日本にもたくさんのスパイが潜伏していることはまず間違いないと見るべきなのでしょう。

日本で天安門事件の抗議デモに一緒に参加した当時留学生だった中国人の友人達は大丈夫かなあ。ちょっと心配になって来ました。

最近の反日運動に見られるように、ああいう形で民衆の不満のガス抜きをしなければいけないほど中国共産党の一国支配体制の脆さが顕在化してきたということなのでしょう。

ということでもっと内部事情を知りたいと思っていたらいいタイミングでとても面白そうな本を見つけたので早速注文。早くアマゾンから届かないかな。

本当の中国を知っていますか? ――農村、エイズ、環境、司法

最近は中国元切り上げになる前に中国元どうやって買えるのかな~とか香港上海銀行に口座作ってみようかなあと安易に考えていた私ですが、私みたいな素人は手を出さないほうが良さそうな感じです。

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英語でインタビューされちゃった

2005-05-30 | メルボルンのあれこれ
5月26日木曜日には相棒が出品している展示会「Kocchi ni koi」のオープニングに出席してきました。
会場は昨年末にメルボルンにオープンしたばかりのコンテンポラリー・ジャパニーズ・アート・ギャラリーMiwa Cybele Galleryです。
ギャラリー・オーナーのMiwa Stynesさんはお母様が日本人だそうで、生まれも育ちもオーストラリアの元気はつらつとした魅力的な女性です。
Sandringham線のPrahran駅から徒歩5分の倉庫を改造したギャラリーでは、伝統的なテーマから写真、ポップカルチャーまで幅広いジャンルの現代日本アートの展示会を既に5回行っています。
今回の展示会は書道家2人、墨絵画家、根付師の4人の作家によるものです。

オープニングにはちょうどABCテレビのジャーナリストが取材撮影に来ていて、来場者にインタビューしていました。
私のところにお鉢はまわってこないだろうとタカをくくっていたのですが、終盤になってインタビューを頼まれてしまいました。
やばやば・・・
文法も発音もめちゃくちゃの英語でとても恥ずかしい~。
出来る事なら私の映像はカットしてもらいたいものです。
今回の取材撮影フィルムがいつ放映になるのかは決まっていないそうですが、次の日曜朝のABCの美術番組でこの展示会の簡単な紹介があるそうです。

メルボルンに在住で興味のある方はぜひ一度ギャラリーを訪れてみて下さいね。
ジャパニーズ・アートに興味のあるオージーに教えてあげると喜ばれるかも。
ギャラリーの近くにある日本料理店「赤とんぼ」は日本酒も充実していておいしいですよ。

Exhibition:"Kocchi ni koi"  26 May - 2 July 2005

Miwa Cybele Gallery
31 Macquarie st Prahran vic 3181
開館日 火~金:11:00-17:30 土:12:00-16:00 入館無料
phone +613 9525 1223
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