おジャ魔女どれみと徒然

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『この世界の片隅に』について、その漫画

2017-04-09 04:25:00 | アニメ
こんなに良い映画だと、やっぱり原作が気になってくると……
当然買おうとは考えていたんですけど、偶然か。うちの母が同じく映画を見まして原作の漫画を買っていたんですよ。

ただ、買ったは良いが読まず仕舞いだったみたいで、何とビニールに入った新品同然の物をタダで譲ってもらいましたw
まだTSUTAYAの袋からも出してなかったからねw これが運命力。やっぱ心中で引き付け合うものがあったな。

これで「こないな絵じゃ海が嫌いになれん」哲ちゃんの決め台詞や「寒い中アホらし」で骨箱を肩にガッサリ背負ったすず母の勇姿が見放題ですw

まず読んでびっくりなんは思ったより短いということ。上中下3巻。
途中省かれてるシーンもあるけど、映画はほぼ原作通りですね。

漫画だとその省かれたシーン、白木リンと径子の話が印象的で面白かった。
特に白木リンの方は映画だけだと理解出来ない話が省かれていました。漫画読んでこそ。

本来は哲ちゃんの入湯上陸の前に白木リンと周作の関係が明かされる話があって、そこからの流れを汲んでたんだな。
そういや、映画でも角千切ったノート出てきてた……読んで納得。でも、映画だけだと欠落してる部分はあったな。「何が腹立つんだろう?」と見てて少し疑問だったけど、これで繋がったわ。

まぁ、仕方ないっちゃ仕方ないか。二時間纏めようと思ったら。これ以上完成度を求めると粗探しになっちゃうからねw 漫画で補完すればよし。
勿論、原作あってこそだけど声優の名演や映像の美しさといい、映画にして正解だった。作品をより上位へ高めてると思うわ。

後は特別、ストーリーに関わってる訳じゃないけど、径子の話も漫画で描かれてました。
主役の話もあるくらい。径子姉さんのお悩み相談室w 久夫の話もありますしキャラを更に掘り下げてます。

それと劇中にあった、すずの妊娠疑惑も漫画では解説が入ってます。なるほど、無月経症ね。戦中は色々大変だったんだな。
他にも生活のこととか絵で説明してくれたり広島や呉の街の風景と、興味深い内容になっています。

映画を見て面白いと感じた人は買って損はないと思います。あんま高くないですし。全3巻で2000円くらい。
まぁ、俺はタダで貰ったけどw ぜひ映画と漫画を合わせて楽しんでみてはいかがでしょう?

では、また。