けいいちの日記

「けいいち」が綴るスポーツネタを中心としたブログです

14年分のWe are REDS!

2006-12-02 | スポーツ雑記
今日、このブログで書いたように、浦和対ガンバを観戦してきました。
正直、アルビサポにもかかわらず、やはりこの優勝決定戦には興味がありましたし、一サッカーファンとすれば観戦したいという欲求を抑えることはできませんでしたね(言い訳ですね、これって
埼玉スタジアムに到着して、自分が座っていたのはメインの2階席の上の方(SA席)という、サッカー観戦では最もおとなしい席の場所ですが、それでも優勝の懸かったゲーム。A席に座れなかったサポが多かったようで、気合の入ったサポが沢山おられました。
選手入場の際には、埼玉スタジアム恒例のコレオグラフィを展開するのですが、今日は度肝を抜かされました!写真でアップロードしたのですが、バックスタンド一面を使ったエンブレムだったのです。試合前にバックスタンドで黄色の風船っぽいものが沢山あったので、「何に使うのだろう?」と疑問に思ったのですが、実はエンブレムの中央の黄色のことだったのですね!ゴール裏のコレオグラフィとともにこれにはマジで鳥肌が立ちました。
そして、コレオグラフィが終わるとスタジアム一斉に「We are REDS!」コール。自分のいた席は最もおとなしいのですが、このコール時は全員が声は上げなくとも手の動きはちゃんとしていました。やはり6万人以上が「We are REDS!」をやると物凄い威圧感がありますよ

試合が始まると、予想通りガンバが攻勢を仕掛ける。しかし、中盤のプレスが強烈な浦和は全く慌てる様子はなく、中盤で突破されてしまっても最終ラインの3人がしっかりしているので、ガンバがパスをつなごうとしても後ろで回すことが多く、浦和サポのブーイングを浴びる場面が目立つようになる。
それでも、前半21分に播戸が右サイドを突破して中央に折り返すと、マグノアウベスが流し込んで、まずはガンバ先制!もし2点差でのガンバ勝利→優勝ならばこの先制点で浦和が慌てるだろうが、浦和は全く慌てない。むしろガンバが「もう1点」と勢いをつけて攻め込んでくるが、浦和は全く慌てていないために余裕でいなす印象を受ける。
そして、前半29分。右サイドでポンテがシジクレイをかわすと、事実上のGKとの1対1に。落ち着いて右サイドネットに流し込んで、1-1。優勝条件として3点差をつけての勝利が絶対のガンバにとってみればあまりにも大きすぎるポンテのゴール。事実上、このゴールで優勝の行方は決まったようなものだった。
更には前半ロスタイムにはまたもやポンテが右サイドを切り裂くと、低いクロスにワシントンが反応。ボールがゴールネット上に突き刺さり、2-1と勝ち越し。これで優勝は決まった。
後半にもCKのこぼれ球から闘莉王のヘディングの折り返しをワシントンが頭で押し込んで、ダメ押しの3-1。ガンバは遠藤を投入し、ボールの動きにリズムが出始める。そして、CKから山口智が叩き込んで3-2。だが、もうガンバにとってみれば優勝というよりもこの試合での勝利が現実的な目標になっていた時間帯であったし、浦和の選手は無理に攻め込まないし、スタジアムの雰囲気もそれを十分理解していた。
そして、後半ロスタイムが2分。その時間帯もガンバは攻め込んでいたが、浦和の強固な守備が得点を許さなかった。
3-2で浦和リーグ初制覇を果たした。

個人的にはガンバが内容では上だったが、浦和はポンテ、ワシントンという「個」の力で局面を打開し、安定した試合運びで堅実に勝利を収めた印象を受けた。今年の浦和とガンバ、それぞれを象徴した好ゲームではあった。

優勝の瞬間、審判の笛が吹かれると、スタジアムは全員立ち上がり、ゴール裏では一部が(たぶん禁止されているであろう)紙吹雪が舞っていたし、テープも投げ込まれていました。けれども、全般的には意外にも自分が想像しているよりも落ち着いていた。まるで優勝が予定調和の展開だったように。

試合終了後や表彰式ではしきりに「We are REDS!」を大合唱。
以前、ニッカンのサイトで読んだのだが、浦和が99年にJ2に降格した際に駒場ではこのコールがひたすら叫ばれていたようです。「We are REDS!」は浦和にとって喜びの時、悲しみの時、悔しさが残る時に叫ばれている、特別な言葉なのでしょう。今日の「We are REDS!」はきっと14年分待ち焦がれた浦和サポの思いを乗せた気がしました。
浦和はJリーグ発足時にはお荷物クラブだったし、J2にも降格した歴史があります。決して名門クラブではありません。だけど、(世界にも誇れるであろう)熱狂的なサポーターに支えられ、今日の日を迎えられたと思います。

アルビサポですが、浦和サポに「優勝、おめでとう」と言いたいです。
現地にいてそう思いました。
いつか、アルビもこんな瞬間を迎えたいと、優勝後の光景を見ていて、心の底から羨ましく思ったし、けれどもこのチームを越えて頂点に立たなかればならないという現実を考えると…。まぁ、長い目でこれからも見守っていきたいですね。


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4 コメント

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御礼 (くあ東)
2006-12-02 23:56:44
TBありがとうございました。生で、優勝の瞬間に立ち会えたなんて、うらやましいですね~。上の写真は、まさにその臨場感が伝わってきます。

プロスポーツは、やはりファンあってのものだと思いますね。アルビレックスにも立派なサポーターがついてますし、いつかきっと、今日のレッズサポーターと同じ感動を味わえると思いますよ。その瞬間が出来る限り、早く来るといいですね
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Unknown (takuya)
2006-12-03 00:00:13
TBありがとうございました。
ガンバファンとしては悔しい1日になりましたが、目を背けず、将来のステップとして受け止めたいと思います。
アルビレックスは遅かれ早かれ、必ず頂点に立つ日が来ると思いますよ!
また、遊びにきてください。
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浦和初優勝! (みのる)
2006-12-03 14:08:15
コメントどうもありがとうございました。

この決定戦を生観戦されたというのは、くあ東さんと同じく、私もうらやましい気持ちです。
勝負の決した前半戦は、つなぐG大阪、個人技の浦和と、これまでの両チームのサッカーが凝縮されていたような内容でしたね。

新潟は残念ながら3連敗で終戦。しかし、すぐに気持ちを切り替えて天皇杯へと臨みましょう!
得意の速攻が炸裂して、台風の目になってくれるといいですね。
次回の対戦は運良くも、唯一のJ2である札幌との試合。もちろん油断は禁物ですが、快勝して大きな弾みをつけたいですね。

こちらからもトラックバックをさせていただきました。
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TBありがとうございます (こだっく)
2006-12-03 18:35:46
いつも、私のブログをみてくださってありがとうございます。
埼スタの雰囲気はよかったみたいですねぇ。
私も来期は、ビックスワン復帰と埼スタなどの
アウェー戦に行きたいですね。

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