お助けまん日記

お助けまんの日記&雑記帳&備忘録

不用品引取りの仕事に行くと親しげなおじさんが…

2012年02月04日 20時30分31秒 | 不用品引取り
 

山の中の家や納屋は立派なのですがもう住む人はいないでしょう。
しかし古家でも綺麗にしておきたいHさんの依頼でした。
午前中に終わると思っていましたが、
いつものようにあれもこれもとドンドン仕事が増えて
夕方までかかりました。
農家で田舎なのでたき火をしていました。
その煙を見て、とあるおじさんがやってきました。
Hさんと親しげに話しをして、
納屋から大きな農機具を持ち出して持っていきました。
この日はHさんの奥さん、娘さん、お孫さんが来ていましたが、
あのおじさんは誰?という話になりましたが、
当のHさんも家族の方もだれも知らない赤の他人でした。
なんと、さも親しげにやってきてまだ綺麗な機械を持ち去ったのでした。
家族の人がいくらで引き取ってもらったのか聞くと、
金額の話は一切していないとのこと…
そして又そのおじさんやってきましたが、くず鉄をいくらか渡して
お引取り願いました。
帰り際おじさんは2000円だけ置いて去ったそうです。
あの農機具が2000円とは仰天です。
田舎の人は、人が良すぎる。
しかしたき火の煙を見て、目ざとくやって来た、
そのおじさんも田舎の人でした。
他の農機具は後日適正な価格で当社が
引き取らせて頂くことになりました。


 

忙しい中たき火が完全に消えるのを待ちながら、
昔の話をお聞かせ頂きました。
きれいになった室内。
苦労して農業を続けてこられたHさん御夫婦や、
ここで育った娘さんには感慨もひとしおでしょう。
ものはなくなろうとも記憶はいつまでも残り続けるでしょう。