空梅雨

　　上水道の本管の敷設は数年前になされましたが、近所の住宅はどこも敷地が広く邸内に水道管を引き込む費用はばかになりませんから、ほとんどの家で、塩素消毒装置も完備していますので、地下水利用のままです。我が家もその口で、最近水位が下がっていることが分かり、県庁に電話して地下水位の現状を調べてもらいました。
　今、昨年と今年の地下水位の年間図表を見ております（写真）。夏場だけかなり下がっています。つくば市には大口地下水利用者が多いと聞いていましたが、これほど顕著に出ていることは、明らかに一度に大量に使われている証拠です。また今年の方が（黒色）低くなっていてこれは空梅雨と対応します。小さな水流ポンプで汲み上げている一般家庭では、夏場、特に今年の様に空梅雨の時には水の出がかなり悪くなっていると思われます。対策として水流ポンプの位置を下げることで戻りますが、こんなことが度々起こるようになったら大変です。大口利用者は水道料負担を避けるためにしていて、またこのことが水道料の収益にも影響していると聞いているので、ぜひ市議会議員の方達に善処をお願いしたいなと思います。
　ところで、今年の菜園の夏野菜の育ちがあまり良くなかったと思います。空梅雨のせいだと思います。ここでちょっと大げさに、この図表の記録で明らかに空梅雨があったことが明らかになりその影響を受けたと言えるわけで、歴史研究で記録が残されていることの有り難さを実感しました。
　それから、唐辛子は空梅雨に強いことを知りました。見事に赤い実が育っています（写真）。