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糸の強度②

2009-05-23 22:51:06 | うんちく・小ネタ

糸屋さんから聞いた話「糸を強く張った状態でスプールに巻くので、今までのスプールだと糸の張力で、スプールが壊れてしまい、特別のスプールを使う」そうです

そこまで糸を引っ張って巻いて良いのか、私は??です

以前、ナイロン糸を仕入れて倉庫の箱に入れたままにしていた時、数か月経って出したところ、当初の引っ張って切った時の強度より上がっていました

当然、カセ(糸の巻いていない状態)で置いていたので糸が縮んで太くなったのか?ナイロンの分子が落ち着いたのか?プロでないので判らないが・・

以前、某上場している糸メーカーの関係者から漏れ聞いたのは「カセの状態で寝かせる時間も品質に影響する」のだと・・・

「早く巻いてしまうと良くない」と・・・

見た目は綺麗だけで強い糸と認識している事態が?????です

また、ナイロンとフロロカーボンの糸の強度については・・

「ナイロン糸の方が強いのです」

「ウソ・・・・・・・」

殆どの方が信じないのだ

ナイロンとフロロカーボンの線径は、同じメーカーでも異なる

ナイロン糸は、東レの基準直径を、各社基本としている

後からできたフロロカーボンの糸は、呉羽の特許独占素材でした

その結果、市場も6割以上を呉羽が占めていたそうだ

ナイロン糸と異なるので、強度を合わせた結果、フロロカーボンの糸が太くなったのだ

ナイロン糸は、1本の繊維と思ってください

フロロカーボン糸は、沢山の繊維の束だと思えば、理解できます

だから、スレに強いのがフロロカーボンで比重も重い

ナイロン糸はスプールになじむが、フロロカーボン糸は張りがあり、リールのスプールに巻きづらい

だから道糸は、比重の軽いナイロン

ハリスは、フロロカーボンが基本的ウェポンとなるのです

ただ、糸の強度を単純に言えないのは、製造年月日、管理状況、コーティング剤で影響する

また、伸びる糸と伸びない糸では、人の手で切った時の感覚は異なってくる

気温の状態でも異なる、寒くなると強度も落ちる

糸の強度とは、中々判断しづらい

結束の方法でも強度が異なる

奥の深い釣具でもある

しかし、基本を知るだけで釣りの世界が変わってくる

講習会でのお話は、この程度で終わったが、まだまだ奥が深い

今後も色々な糸が発売されるので、使い分けも勉強しなくては・・・・


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