Any road will get you there.

2009-04-23 19:17:46 | Diary
If you don't know where you are going, any road will get you there.

最近、これをトイレの壁に貼っています。

直訳するとどこへ行こうかわかっていなければ、どの道でもたどり着く。
意味するところは、目的地が分かっていなければ結局行き当たりばったり。

仮説思考、というと大げさなんだけれど、結局のところこういうことだなぁ、
って思うんです。つまり、目的地を ”仮説でいいから” 設定しておくことですね。

最近、ちょっと友人と阿蘇のほうまで、遠出をしました。また温泉三昧♪

カーナビって、結構 ”使えないヤツ”です。というのは、目的地をズバリ入れても
遠回りを指定してきたり、ちょっと遠回りでも高速を使ったほうが
効率的だったりするのをわかってくれないから・・・。

そういうときは・・・? 途中を入れます。 例えば、乗りたい高速のインターだけ
いれて、そこまでナビしてもらう。 こういうのも 大げさに言えば【仮説思考】
だと思うんですよね・・・シナリオを持っている。

で、何を言いたかったかというと、こういう工夫をして、使えば、ナビは途端に
”使えるヤツ”になります。

つまり、途中でもいいから目的地を与えてある、ってことが、使えるか使えないか
の分かれ目ですね。 

カーナビを人間に置き換えることができるような気がします。

私も、福岡に来て、目的地が設定されていないカーナビ状態になりました。

人間とは不思議なものです。絵に描いたような幸福の中に不幸を見出すことも
できます。

例えば、衣食住何不自由ない中で、時間をもてあます生活は、幸福でしょうか?
不幸でしょうか? 私が想像するに、多くのリタイヤ人材、あるいは、私のような
30代子なし主婦は同じような境遇ではないかと思います。同じような人に何人も
会いました。その人たちの目的を希求するエネルギーたるやすごいものがあります。

今現在、何に困っているわけでもないが、エンターテイメントで時間をつぶすのではなく
目的を持って人生を組み立てたい。

そのとき、初めて、食べていかなければならない、とか、家賃を払わなくてはならない、
という足かせは、ある意味、足かせだったというより、モチベーションだったのだ、と気がつきます。

自己保全のために稼がなくていい生活は、ある意味、スウェーデンなどの高福祉社会
とも似ています。日本はまだ高福祉社会を実現していませんが、もしそうなったら
なぜ働かなくてはいけないのか、自ら規定できない人が大勢でてくるような
気がします。

そうですね・・・突き詰めて言えば、人間働かなくても良いとなったとき、どんな仕事を
選びますか?





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