■ 2ヶ月ぶりの山
昨日は震災後初の、山へ行きました。
久しぶりの山はすっかり人柄が丸くなっておられました(笑)。
3月と同じように足元は雪でも、頭上には新緑。空気は心なしかフィトンチッドの香りがし、雪に覆われた真冬より酸素がこゆいのではないかと思いました。
街の空気って汚れていたんですね~夫は花粉症が治まってしまいました(^^) 私も目一杯深呼吸。山というか森の空気は旨い!
震災で3月の山がすっぽりなくなってしまい、あっという間にゴールデンウィーク・・・。 ま、3月のお山は、雪が緩んで雪崩れの危険が一杯。初心者には少々怖いので私達には図に載りすぎず良かったのかもしれません。
今日は久しぶりということで、安楽コース(笑)。と言っても日ごろの運動不足解消も必要なので歩く距離は減らさず・・・ということで、カラダとココロにやさしい、やっぱり北八ヶ岳。
車を置いておいしいコーヒーが飲める麦草ヒュッテ起点にしました。
《本日のルート》
麦草ヒュッテ→丸山→高見石小屋→中山展望台→にゅう分岐→にゅう→白駒池→青苔荘→麦草ヒュッテ
全工程約10キロ。ちょうど6時間で歩きました。2キロおきにトイレがあるから女性も安心。
10時半に高見石、12時に中山展望台、1時ににゅう、3時に麦草ヒュッテにもどり3時半に帰路へつきました。
■ 冬山ムード → 行楽ムード
朝8時半に麦草峠に着き、おいしいバナナパウンドケーキとブレンドコーヒーのセットで休憩。山歩きとは思えない優雅な出発(笑) 麦草ヒュッテでは、ヒュッテオリジナルブレンド発売したそうです(^^)
丸山、高見石小屋まではあっというまにつきました。高見石小屋はテラスでくつろぐ人でいっぱい。
本格登山ムードはがらりと行楽地ムードに。高見石から中山展望台までは、だらだらした長い登り。
2ヶ月ぶりの中山展望台はすっかり神秘的なオーラを失い、”普通の人”になっていました・・・あら。
雪の小人さんはどこへやら。 前回。
そこから見る天狗岳・・・前回3月5日のような、あんなに恵まれた晴天での、美しさは本当にめったにないことなのでしょう・・・私達はラッキーだったなぁ。 もう2回は登りたいと思っていた天狗も来年までお預けか・・・西天狗にはまだ行っていない。
でも冬山を始めて1年目で天狗岳までステップアップしたのですから文句はありませんとも!
そっから先はプロガイドでも雇わないことにはいけません。
ちなみに前回3月5日の天狗!
前回天狗岳を眺めながらランチしたのと同じ場所で、今回もランチ。カップヌードルはおいしい。
夫はもう一度天狗へ行きたい様子・・・天狗までなら、渋の湯からのルートで日帰りできます。今日のルートより距離的には易しいくらいなので頑張ればもう一回は登れるか?でも、白と黒のクジラのようになってしまったお山・・・足元は大丈夫なのかしら?
同じ雪がうっすらと載る状況でも11月のほうが5月よりコンディションが良さそうなのは、水分ですね。 解けていると滑る。11月の雪は解けかけてはいないので、アイゼンが噛まないが滑らない。根雪が露出してしまった5月の大地にはアイゼンは噛みますが・・・溶けて泥が露出しているところにはアイゼンだろうが登山靴だろうが滑りそう・・・。
■ にゅう がけっぷちを歩く
そこからはにゅうへ行きました。このルートは真冬は入る人が少ないらしく、トレースがなくあきらめたルートです。 主稜線沿いといっても東側はがけっぷち。 崖沿いの登山道ってどれくらい崖に近いのか気になりますよね・・・地図上では細かいことはわかりませんから。初心者はNGくらい近いのか?
いやいや・・・ こんな感じ。 とりあえず高度感なく歩けます。バカなことをして崖に近づいたり
しなければ落ちることはまずない。
この道はなかなかいい道でした。木のトンネルをくぐる感じです。枝が張り出していてちょっと歩きにくいけど。そして1年ぶりのにゅうへ。
岩の突起。 ここも人でにぎわっていました。今年は
お天気が悪く、富士山はお留守。 登りきると高度感は結構あります。
お山は去年もおなじような表情でした。
そして、白駒池へ。にゅうから白駒池までの道も原生林の森の中のうっとりする雰囲気です。 二股の倒木。ひっかかっています。
夏にまた来たい苔蒸した森です。にゅうあたりから足元はかなり悪く、コケると汚れそうなので慎重に歩きました(^^;)。
途中の湿原・・・好きな場所です♪
■ 白駒池 って道悪いよ?
白駒池は、もうまいど!って感じです。今年も溶けかかったシャーベットでした。
そして、今回は青苔荘周りに回ってみたのですが、ここは国道から近いこともあって、普通の靴の人が一杯歩いていましたが、ココが一番道のコンディションが悪かったです!!
ルートも見つけにくく、シャーベット状の雪が滑るし、はまるし、連続した平坦面がなく・・・標高が高いところのほうが雪がしっかりいているせいで、足元はしっかりしていました。
立つのもおぼつかないご老人がいらしたのですが・・・右足と左足をとりあえず交互に出しさえすれば歩ける登山道と違って、白駒池まわりは足元が悪いです。
次の足の置き場を見極めないと歩けない。シャーベット状の雪に半分埋もれた、壊れかけの木道は、子供には楽しくても、ちょっと老人には・・・、です。
何しろ、平らとは限らないし、連続してもいない。捻挫や転ぶリスク満載です。
むしろ、丸山への道(まっとうな登山道)のほうがずっと楽です。オマケにみんなアイゼンついていないからすべるんじゃないかと・・・。
普通の靴の人ほど、コンディションの悪い道を歩いているのは山のマーフィの法則なのでしょうか。
ぐるっと白駒池を巡って、麦草ヒュッテに戻り、またコーヒーで締めて帰りました。
白駒池から麦草ヒュッテまではちょいちょいといける距離のはずですが、いつもけっこう長く感じます。
■ 春は森もデトックス中
去年はゴールデンウィークでも雪が降ったので、快適な山でしたが、今年は、カチンコチンの冷凍庫の
霜でした・・・。その上に森からの排泄物、小さなゴミが一杯。
春は山も、冬のうちに落としきれなかった余分な小枝や去年の残り物のの松ボックリなんかを落とすのですね。
春一番などの嵐で落とされたのでしょうか?
カチコチの雪の上には、枝、木の皮、小さな森のゴミで一杯でした。
春といえば、デトックスのシーズンです。苦味を食べて、冬で休眠モードに入った体をシャキーンと目覚めさせ、
カラダに蓄積した毒素を、生のものや新芽、出たばかりの海草を食べてデトックス。
鬱々としやすい季節でもあるので、リラックスして、昼寝でもして、のんびり幸福な気分に浸るのがオススメです。
春のお山はまさにそうしたムード・・・この時期ならハンモックで寝ようとも虫に刺されることもなく、また凍死してしまうこともなさそうでした。 青苔荘にはキャンプサイトがあり、人の少ない時期を狙うならいいかも・・・ すぐそこが駐車場ってのが初心者向きです。
私達は次は目指すはキャンプデビューなのですが、私が虫怖いので・・・とりあえず夏はパスです(^^;)
寒さには耐えれそうなのですが、虫には・・・(笑)
夏山はカラダが怠けない程度で、虫の多い初夏は畑に精を出し、盛夏に冬には登れない山を、と思っています。
麦草ヒュッテでは苔の観察会のお知らせが掲示されていました。オーナーは苔専門家なのだそうです。また夏になったら行きたいな。
去年私達は山デビューをこの同じ場所でしたのですが、1年の成長を振りかえって
ずいぶん成長したなぁと…自画自賛(?笑)
昨日は震災後初の、山へ行きました。
久しぶりの山はすっかり人柄が丸くなっておられました(笑)。
3月と同じように足元は雪でも、頭上には新緑。空気は心なしかフィトンチッドの香りがし、雪に覆われた真冬より酸素がこゆいのではないかと思いました。
街の空気って汚れていたんですね~夫は花粉症が治まってしまいました(^^) 私も目一杯深呼吸。山というか森の空気は旨い!
震災で3月の山がすっぽりなくなってしまい、あっという間にゴールデンウィーク・・・。 ま、3月のお山は、雪が緩んで雪崩れの危険が一杯。初心者には少々怖いので私達には図に載りすぎず良かったのかもしれません。
今日は久しぶりということで、安楽コース(笑)。と言っても日ごろの運動不足解消も必要なので歩く距離は減らさず・・・ということで、カラダとココロにやさしい、やっぱり北八ヶ岳。
車を置いておいしいコーヒーが飲める麦草ヒュッテ起点にしました。
《本日のルート》
麦草ヒュッテ→丸山→高見石小屋→中山展望台→にゅう分岐→にゅう→白駒池→青苔荘→麦草ヒュッテ
全工程約10キロ。ちょうど6時間で歩きました。2キロおきにトイレがあるから女性も安心。
10時半に高見石、12時に中山展望台、1時ににゅう、3時に麦草ヒュッテにもどり3時半に帰路へつきました。
■ 冬山ムード → 行楽ムード
朝8時半に麦草峠に着き、おいしいバナナパウンドケーキとブレンドコーヒーのセットで休憩。山歩きとは思えない優雅な出発(笑) 麦草ヒュッテでは、ヒュッテオリジナルブレンド発売したそうです(^^)
丸山、高見石小屋まではあっというまにつきました。高見石小屋はテラスでくつろぐ人でいっぱい。
本格登山ムードはがらりと行楽地ムードに。高見石から中山展望台までは、だらだらした長い登り。
2ヶ月ぶりの中山展望台はすっかり神秘的なオーラを失い、”普通の人”になっていました・・・あら。
雪の小人さんはどこへやら。 前回。
そこから見る天狗岳・・・前回3月5日のような、あんなに恵まれた晴天での、美しさは本当にめったにないことなのでしょう・・・私達はラッキーだったなぁ。 もう2回は登りたいと思っていた天狗も来年までお預けか・・・西天狗にはまだ行っていない。
でも冬山を始めて1年目で天狗岳までステップアップしたのですから文句はありませんとも!
そっから先はプロガイドでも雇わないことにはいけません。
ちなみに前回3月5日の天狗!
前回天狗岳を眺めながらランチしたのと同じ場所で、今回もランチ。カップヌードルはおいしい。
夫はもう一度天狗へ行きたい様子・・・天狗までなら、渋の湯からのルートで日帰りできます。今日のルートより距離的には易しいくらいなので頑張ればもう一回は登れるか?でも、白と黒のクジラのようになってしまったお山・・・足元は大丈夫なのかしら?
同じ雪がうっすらと載る状況でも11月のほうが5月よりコンディションが良さそうなのは、水分ですね。 解けていると滑る。11月の雪は解けかけてはいないので、アイゼンが噛まないが滑らない。根雪が露出してしまった5月の大地にはアイゼンは噛みますが・・・溶けて泥が露出しているところにはアイゼンだろうが登山靴だろうが滑りそう・・・。
■ にゅう がけっぷちを歩く
そこからはにゅうへ行きました。このルートは真冬は入る人が少ないらしく、トレースがなくあきらめたルートです。 主稜線沿いといっても東側はがけっぷち。 崖沿いの登山道ってどれくらい崖に近いのか気になりますよね・・・地図上では細かいことはわかりませんから。初心者はNGくらい近いのか?
いやいや・・・ こんな感じ。 とりあえず高度感なく歩けます。バカなことをして崖に近づいたり
しなければ落ちることはまずない。
この道はなかなかいい道でした。木のトンネルをくぐる感じです。枝が張り出していてちょっと歩きにくいけど。そして1年ぶりのにゅうへ。
岩の突起。 ここも人でにぎわっていました。今年は
お天気が悪く、富士山はお留守。 登りきると高度感は結構あります。
お山は去年もおなじような表情でした。
そして、白駒池へ。にゅうから白駒池までの道も原生林の森の中のうっとりする雰囲気です。 二股の倒木。ひっかかっています。
夏にまた来たい苔蒸した森です。にゅうあたりから足元はかなり悪く、コケると汚れそうなので慎重に歩きました(^^;)。
途中の湿原・・・好きな場所です♪
■ 白駒池 って道悪いよ?
白駒池は、もうまいど!って感じです。今年も溶けかかったシャーベットでした。
そして、今回は青苔荘周りに回ってみたのですが、ここは国道から近いこともあって、普通の靴の人が一杯歩いていましたが、ココが一番道のコンディションが悪かったです!!
ルートも見つけにくく、シャーベット状の雪が滑るし、はまるし、連続した平坦面がなく・・・標高が高いところのほうが雪がしっかりいているせいで、足元はしっかりしていました。
立つのもおぼつかないご老人がいらしたのですが・・・右足と左足をとりあえず交互に出しさえすれば歩ける登山道と違って、白駒池まわりは足元が悪いです。
次の足の置き場を見極めないと歩けない。シャーベット状の雪に半分埋もれた、壊れかけの木道は、子供には楽しくても、ちょっと老人には・・・、です。
何しろ、平らとは限らないし、連続してもいない。捻挫や転ぶリスク満載です。
むしろ、丸山への道(まっとうな登山道)のほうがずっと楽です。オマケにみんなアイゼンついていないからすべるんじゃないかと・・・。
普通の靴の人ほど、コンディションの悪い道を歩いているのは山のマーフィの法則なのでしょうか。
ぐるっと白駒池を巡って、麦草ヒュッテに戻り、またコーヒーで締めて帰りました。
白駒池から麦草ヒュッテまではちょいちょいといける距離のはずですが、いつもけっこう長く感じます。
■ 春は森もデトックス中
去年はゴールデンウィークでも雪が降ったので、快適な山でしたが、今年は、カチンコチンの冷凍庫の
霜でした・・・。その上に森からの排泄物、小さなゴミが一杯。
春は山も、冬のうちに落としきれなかった余分な小枝や去年の残り物のの松ボックリなんかを落とすのですね。
春一番などの嵐で落とされたのでしょうか?
カチコチの雪の上には、枝、木の皮、小さな森のゴミで一杯でした。
春といえば、デトックスのシーズンです。苦味を食べて、冬で休眠モードに入った体をシャキーンと目覚めさせ、
カラダに蓄積した毒素を、生のものや新芽、出たばかりの海草を食べてデトックス。
鬱々としやすい季節でもあるので、リラックスして、昼寝でもして、のんびり幸福な気分に浸るのがオススメです。
春のお山はまさにそうしたムード・・・この時期ならハンモックで寝ようとも虫に刺されることもなく、また凍死してしまうこともなさそうでした。 青苔荘にはキャンプサイトがあり、人の少ない時期を狙うならいいかも・・・ すぐそこが駐車場ってのが初心者向きです。
私達は次は目指すはキャンプデビューなのですが、私が虫怖いので・・・とりあえず夏はパスです(^^;)
寒さには耐えれそうなのですが、虫には・・・(笑)
夏山はカラダが怠けない程度で、虫の多い初夏は畑に精を出し、盛夏に冬には登れない山を、と思っています。
麦草ヒュッテでは苔の観察会のお知らせが掲示されていました。オーナーは苔専門家なのだそうです。また夏になったら行きたいな。
去年私達は山デビューをこの同じ場所でしたのですが、1年の成長を振りかえって
ずいぶん成長したなぁと…自画自賛(?笑)