やまなかまへ

いい歳をした山好きから、お仲間への山行報告です。
次の山登りの参考になれば・・・

2017.5.18-19 毛勝山 日帰りピストン

2017-05-20 | 北アルプス

 

晴天予想がやっと来て、計画を延ばしてきた毛勝山に行ってきました。2000メートルに近い標高差はなかなか厳しいものでした。
【コースタイム】 18日 和歌山 10:30 発=魚津IC=片貝第4発電所(車中泊)
19日 片貝第4発電所4:30→片貝山荘5:20→阿部木谷を渡る橋5:40→大明神沢出合7:00→7:55毛勝谷出合8:10→直登ルンゼ出合9:50→11:40ボーサマのコル11:55→12:10毛勝山12:25→ボーサマのコル12:40→毛勝山出合14:15→大明神沢出合14:35→橋15:40→片貝山荘16:00→16:35駐車場

寝過ごして30分遅れで出発、片貝山荘を通過し阿部木川右岸の林道から川を渡るまで路面には雪はない。フキノトウがずっと群生している。橋を渡ったあたりから路面に積雪が続く。板菱あたりから沢を埋めた雪渓をたどる。日は上がってはいるものの、深い谷の中は暗く、雪が締っている間に少しでも上がりたいがなかなか足が進まない。大明神沢出合あたりから谷にも日が差してきたが、同時に板菱あたりだろうか緩んだ岩がガラガラと崩れ谷中にその音が響く。毛勝谷の出合が見えているのだが一所懸命に歩くのだがなかなかたどり着かない。毛勝谷出会いからは傾斜も徐々ににきつくなり、ちょっと歩いては止まって呼吸を整えるのを繰り返す。直登ルンゼとの出合付近からは後ろを振り向くのが怖いくらいの斜面になり、雪も腐って一歩一歩、キックステップでスタンスを作りながら登る。足も疲労困憊で5歩歩いては止まり、10歩歩いては休む状況。ボーサマのコルにたどり着いた時は、「登りはもう御免」の気分。しかし、眼前に広がる剱岳や北方稜線の山々、後立山の峰々はすごい。疲れた足を引きずって毛勝山頂に立つ。

雲一つないピーカンの空の下、白山の山並み、眼下には魚津の街並みのむこうに富山湾が広がる。山頂のお地蔵さまに手を合わせ、下山にかかる。ボーサマのコルからの下りは山側に向いてキックステップで降りる。強い日差しに雪の状態はどんどん悪くなる。途中で登ってた単独の若者とすれ違った。1泊で毛勝3山を歩くそうだ。前を向いて降りられるようになってからはひざを痛めないよう気遣いながらも飛ばす。

予定では、登りで6時間半・下りで3時間半のつもりだったが、登りで8時間近くかかってしまい体力不足を痛感した。しかし、久しぶりの12時間行動の達成感・充実感は楽しい。

 



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