onthebeach

映画、音楽、カルチャー、おしゃれ、美味しいもの、ニュース・・・。

幻の初プロデュース作。

2006-03-31 22:07:02 | おしゃれ
  映画の企画を頼まれて数日たったある日、電車に乗っていてふと思い出したある出来事。これなら低予算で撮れるし、観客層も明解というものだった。社内の評価も高かったし、起きてから2年も経っていることからどこも映画化しないと踏んだのだが、ノンフィクション本となっていることがわかり、出版社に問い合わせしたところ某テレビ局からドラマ化のオファーが来ていたので結局諦めざるを得なかった。 それから約1ヶ月たったいま、それがフジテレビで9月からドラマ開始されるとの情報が入った。目の付けどころは良かったのに、と関係者からは慰められたものの、プロデュースを依頼されて数日で思いついた安直な企画など実現するはずもないとの思いと、あと数ヶ月早ければ先手を打てたという思いが交錯する。 それと同時に感心したのはフジテレビの切り口だ。原作そのものではなく、原作権に引っかからないよう巧みに設定をひねっているからだ。 逆に言えば原作権はまだ空いているということにはなるが、作っても二番煎じの感は否めないだろう。
  まだフジテレビ側も制作発表していないので題材は敢えて明かさないでおくが、自分の描いた作品感やキャスティング案と完成形のドラマの違いには興味シンシンだ。

松本サリン事件。

2006-03-31 21:16:14 | おしゃれ
 松本サリン事件の報道で思い出したことがある。当初、第一発見者で被害者でもある河野さんが「犯人」であるかの誤報がされ、大変な報道被害があったことは言うまでもない。 そして7人の死者と500人以上の被害者を出したこの事件の原因が人工的に生成された「サリン」であることが事件の数日後に判明。 その捜査が進捗しないまま、9ヶ月後に「地下鉄サリン事件」が起きたのだ。 思い出すのは、最初の「松本サリン事件」から1ヶ月(?)ほどたったある日、「ニュースステーション」が特集を組み、独自の取材の中で「重大なテロの可能性」を報じたことだ。 当時、誰もが不可解な事件と認識していたが、Nステは「アメリカを始めとして各国のテロ対策専門家が、世界的に極めて重大な事件であり、日本政府は国際的な協力を求めるべきだと指摘している」というものだった。 番組を観て、随分大袈裟な報道だなと感じたが、9ヶ月後にその指摘が悪夢となる。
  この報道の通り、政府が「組織的なテロ犯罪」として迅速に動いていれば、9ヶ月後の地下鉄サリン事件は防げたかも知れない。

イチローって?

2006-03-22 11:41:16 | Weblog
  WBCに関連してもうひとつ。イチローだ。日本代表の合宿のときから、何か変だ。今までのイチローとは明らかに違っていた。 アメリカでのイチローは、「孤高の人」といった雰囲気で、プレス対応も松井とかに比べて決して良くない。調子のいいときはまだいいが、不調に陥るとインタビューも拒否するぐらいだ。ファンとしてはコメントを聞きたいのに聞かせてもらえず、プレスのこちらにいるファンを無視しているかのようだった。ただ、同時にお気に入りのジャーナリストやNHKに対しては饒舌この上ない姿を見せていた。
  それが、WBCになって豹変。プレスへの対応も饒舌で、プレスやファンを意識した言動が目立った。 準決勝進出をかけた二度目の韓国戦、最後の打者がアウトになって日本の敗戦が決まった瞬間、ベンチにいたイチローは吼えた。が、その直前、イチローはベンチに置かれたTVカメラを一瞬見た。明らかにTVカメラを意識したパフォーマンスだった。
  日本ではイチロー人気は非常に高い。今回のWBCでの活躍とパフォーマンスによって、人気は更に高くなっただろう。オリコンの調査では若者にはイチローが尊敬するスポーツ選手の第一位だと言う。 
  イチローが超一流のアスリートであることに全く異論はないが、莫大なお金を稼ぐプロ選手、とくにMLB,NBAなどアメリカの選手は、アスリートとしてだけではなく、社会人としての言動にもそれなりのものを要求され、またすすんでボランティアに時間とお金を投資し、自分が手にした名声を社会に還元する選手が多く、そうした面を含めて初めてひとりの人間として評価される。 ひるがえって、イチローはどうだろう。最近ではCMやTVドラマでも忙しいようだが・・・。ボクが彼のそうした活動を知らないだけかも知れないけれど、社会貢献活動はやはりPRすることによって、そうした活動の重要性を社会に共有できるわけだから、やっているならもっとPRして欲しいし、今後やるつもりならそれもはっきりと明言すべきだろう。
  なぜこんなことを書くかと言えば、TVや新聞の報道を見る限り、イチローはチームのキャプテンシーを発揮したに過ぎない。 それをいとも単純に「人格者」と結びつける風潮は行き過ぎだろうと思うと同時に、イチローのどこかに、野茂や松井にはない「胡散臭さ(うさんくささ)」を感じるからだ。
  

WBC、ちょっと盛り上がり過ぎじゃない?

2006-03-22 10:10:54 | Weblog
  WBC、日本中が超盛り上がりで有楽町前では号外を取り合って女性3人が救急車で運ばれるという事態に。 ボク自身、韓国戦から見始めて久々に興奮したけど、一般紙の朝刊が一面トップで大騒ぎするほどのことなのかとても疑問だ。WBCが始まる前のマスコミの冷たい視線と余りにも違いすぎないか? トリノでの日本選手の惨敗ぶりが大きく影響したのは間違いないが、何だか変だぞ。 だって、「世界一!」って言ったって、参加したのは16カ国だけでしょ? 日本人は普段から日本とアメリカしか見てないけど、野球は明らかに世界ではマイナースポーツ。野球の起源のひとつとも言われているイギリス発祥の「クリケット」はヨーロッパ、オセアニア、アフリカ、東アジアで広く親しまれ、世界の競技人口も野球より多い。
  何やらサッカーの日本代表との比較もあるが、世界120カ国以上でナショナルチームのあるサッカーとは比較にならないだろう。 第一、野球はチームスポーツのように見えて、サッカーと違ってほとんどが個人プレーだ。勝負の瞬間はピッチャーとバッターの1対1の勝負。攻撃チームは、バッターと塁上のランナー以外は傍観者だ。試合中の運動量は他のスポーツに比べて極めて少なく、だからプロには中年太りの選手が多い。高校生は、年齢的な要素と練習量が多いから痩せているだけだ。
  野球はそうしたちょっと変わったスポーツだ。世界的にもマイナーであることに間違いはない。 確かに面白かったし感動もしたし、「世界一」であることに違いはないが、あまり熱くなりすぎて他のスポーツや世界の中での視点というのも忘れて欲しくない。

スキマスイッチのボクノート。

2006-03-16 15:14:24 | 音楽
  スキマスイッチのNEWSINGLE「ボクノート」がいい。独特の明るくさと良質のPOP感がいいバランスのミディアムチューンで、春の訪れを日々感じるこの季節にピッタリだ。彼らの楽曲はどれもメロディーラインがとても綺麗だが、いまひとつブレークしきれない部分があった。 今回の「ボクノート」でも残念ながらブレークしきれない感があるが、もっと評価されていいデュオだと思う。
  ただ、今回ヴォーカル大橋の声にいつもの「伸び」がないのが残念だった。一番張り上げる部分でも、ややカスレがあり、コントロールして押さえてる印象がある。 それで思い出したのがついこの前、大橋が声帯結節で名古屋公園をキャンセルしたこと。レコーディングの際、そうした影響があったのではないかと疑いたくなる。 もしそうなら、次回アルバム収録の際には、ベストコンディションで録音したバージョンでぜひお願いしたい。 

ブサイクへの膝蹴りって??

2006-03-14 10:22:23 | Weblog
  Yahoo!のスポーツニュースを見ていたら、気になる記事が。「KENTA、メキシコでブサイクへの膝蹴り炸裂!」とある。 え?ブサイクへの膝蹴りってどういう意味? 僕はプロレスには全く素人なので、もしかしてブサイクというのはメキシコの選手の名前ではないかと一瞬喜んだ。そういうのが大好きなのだ。いまからもう20年も前になるだろうか、僕は朝日新聞の小さな記事に釘付けになった。「バカ、KO負け」。なんじゃそれ~!いくら何でも、選手をバカ呼ばわりするとは・・・。しかし、そうではなかったのだ。 当時メキシコには本当にバカという苗字のボクシングの世界チャンピオンがいて、そのバカ選手がタイトルマッチでKO負けしたという記事だったのだ。 さらに、同じく20年ほど前、旧ソ連にはバカチンという名の大臣がいた。確か国防大臣か何か、重要なポストだったと記憶している。エリツィンやプーチンがいたのだから、全く不思議ではない。ボクチンというのもいるかも知れない・・・。 まぁ、そんな感じで、今度はいよいよ「ブサイク」が登場かと色めき立ったのだが、どうやら人の名前ではないらしい。相手選手は違う名前になっている。 そしてネットで検索すると、いくつも出てくるのだ、この「ブサイクへの膝蹴り」というのが。 しかも、相手選手もまちまちだ。
  ということは、「ブサイク」というのは体の部位のことか? う~ん、これは大きな謎だ・・・。

B-Boy。

2006-03-10 09:48:29 | Weblog
  韓国の友人と久しぶりに再会。宿泊が渋谷のセルリアンタワーなので、近場をということで探したのが「ジャパニーズダイニング柊庵」。場所は公園通りをずっと上がって行き、東武ホテルを通り過ぎたあたりの道路の右側に位置する。 2名用の掘りごたつ式の個室は日本の民家風でいい感じ。料理は「鴨鍋のコース」。先付けには自家製のこってりしたすくい豆腐など数点、刺身の盛り合わせ、そして鴨鍋だ。鴨は板長が自ら調達するということだけあって、脂のノリも程よく、とても柔らかい。〆はおじや。 友人との話が盛り上がって、ちょっと煮詰まった感があったが、とても美味しい。 デザートはアイスクリームがシャーベットかと思いきや、こだわりの和菓子。冷酒とウーロン茶をそれぞれ頼んで、都合12000円也(一人6000円)。 今回は仕事上の接待だったが、女友達とのデートにもいい。最近は「半個室」ブームで、2名ぐらいだとちゃんとした個室が用意されることが少ないので、ロケーション、料理の質などと総合して、かなりおススメだ。
  ところで、彼と話していて勉強になったことがあった。いわゆる「Bボーイ」という言葉、てっきり日本独自の造語だと思っていたのが、世界でちゃんと通用する言葉で、発祥はアメリカだということ。BはBreakdanceから来ていることは知っていたのだが、日本で作られた言葉かと誤解していた。 しかも、最近ではアキバ系を指して「Aボーイ」という言葉も使われているぐらいだから・・・。もっとも、さすがに彼は「Aボーイ」という日本オリジナルの言葉までは知らなかったらしく、けっこう気に入ったようだった。
  今回の彼の来日の目的は、来月公開される韓国の大作映画のプロモーション。成功するかどうかは微妙なテーマだが、事前に渡されていた別の新しいTVシリーズのシナリオを読んで圧倒された。これでもか、これでもか、とドラマチックな展開がテンコ盛りで、情感に訴えるストーリー。色んな意味でとても日本の脚本家では書けないストーリーだと感じた。 韓国では話題になること間違い無しだが、果たして韓流ブームが一段落したいま、買い手が現れるかどうか・・・

亀田興毅、反則勝ち~♪

2006-03-09 10:05:38 | Weblog
日本ボクシング界期待の星、亀田興穀が勝った。しかし、酷い試合だった。一般の評価とは違って、ボクシングファンの間での亀田の評価は決して高くない。天才などというには程遠く、かの辰吉よりも下、というのが定説だ。そして今日の試合。自分よりランクが遥か下位の世界13位。プロに入ってから4敗もしている相手だ。その相手に対し、優位に進めながらも決定的なチャンスを作れずに6Rへ。そして、ボディ攻撃で相手がひるんだ時、明らかなローブローが2発入り、ダウン。 この場面、当然レフェリーは亀田にニュートラルコーナーへと戻るように指示するべきところを、なんとカウントを数え始めたではないか! そしてそのまま10カウント。 信じられない! まさに日本のボクシング界に汚点を残すミスジャッジだ。 亀田は5Rにもローブローを打っていたのにレフェリーは何の注意もしなかった。
 日本のボクシング界、スポーツ界、ひいてはTV局にとって亀田兄弟は大きなドル箱だ。かといって、こんなデタラメが許されていいはずがない。解説席にいた竹原もこの判定には「ローブロー」を認めざるを得ない始末。
 まぁ、あの程度の実力なら世界の座はまだまだ遠い。 テクニックのあるアウトボクサーにかかったら、間違いなく判定負けするだろうし、パンチのある相手ならKOされるだろう。同じ階級でチャンピオンになった勇利アルバチャコフの強さに比べれば、子供のようなテクニックとパンチだ。
 家族揃ってのパフォーマンスも結構だが、それはもっと実力をつけてからにして欲しい。実力もないのに吼えてばかりいる亀田一家は、滑稽でしかないし、結局礼節をわきまえないただのヤンキー一家としかしか見えない。試合終了後、相手セコンド(相手選手の父親)に掴みかかろうとする亀田父の姿は、もはやチンピラでしかない。かつてリング上、記者会見等でのパフォーマンスの得意だった伝説のヘビー級チャンピオン、ムハマド・アリは、頭脳的にパフォーマンスを利用し、またリング外では反戦の思想を明確に表現して知性を感じさせるカリスマだった。亀田一家に知性はあるのか? ボクシングは喧嘩ではない。知性のないボクサーはチャンピオンベルトを手にすることはないのだ。
ちなみに、2ちゃんねるでもこの「インチキ試合」のスレッドでいっぱいだ。そこに書かれていたものに、亀田がこれまで戦ってきた相手(タイ)の戦績について載っていた。6戦までの相手は、なんと全員がプロ入り一勝もしていない選手ばかりだったことがわかる。さらに、全員何度も日本のリングに立っている。つまり、マッチメークのため、金のために来日させた選手ばかりだったのだ。2ちゃんでは亀田のことを「亀打」(ローブロー!)と呼び始めた。(笑)
 亀田一家はマスコミにとって美味しいネタだ。TBSも日中でも視聴率が取れるから特別待遇で枠を空ける。スポーツ紙にしても同じだ。いまや真実を語れるのは週刊誌やネットだけかも知れない。

シムソンズを観る。

2006-03-05 22:27:18 | 映画
 渋谷のシネマラセットに、トリノオリンピックで注目を浴びたカーリングを描いた「シムソンズ」を観に行った。この、シネマラセットという映画館、実に変な映画館だ。前列3列ぐらいがソファーになっていて、丸いコーヒーテーブルまでついている。ちょっと豪華なように見えるが、ソファーの横にはチープな椅子(5000円ぐらい?)が置いてある。もちろん、そこも立派な座席なのだ。豪華なのか豪華じゃないのか。初めての客はまずびっくりして、落ち着かないから後部にある普通の座席に座るだろう。私もそうした。
 そもそも、「シムソンズ」を観る気などまったくなかったのだが、たまたま時間が空いたので何か映画を観ようと思った。有頂天~にしようか、クラッシュにしようかと思ったが、有頂天~は間違いなく面白いだろうと思ったが、自分がこれから作るような低予算映画の参考にはならない、ということと、クラッシュの開始時間が11時と遅めだったので、自分の参考になる低予算映画、そしてどうしても青春映画をいつか撮りたいという思いがあるので、その参考にもなるだろうということから、シムソンズを観ようと思ったのだ。
 これが拾いものだった。面白い。まず主演の加藤ローサが、モデル出身でありながら、セリフ回しがとてもうまく、明るく、天真爛漫なキャラクターが効いている。感情の深い演技はまだまだできないが、若手のコメディエンヌとしてはこれから面白い存在だ。ストーリーは、北海道の田舎町にすむ4人の女子高校生が、大した志も持たずにカーリングを始め、だんだんとカーリングの面白さにはまっていき、また4人の友情も深めて行くという、簡単に言ってしまうとそんな感じだ。コーチ役の大泉洋もなかなかいい。「ウオーターボーイズ」で言えば、竹中直人の役だ。
 それと、脚本だ。全体としては先が見えてしまう流れだが、ちょっとした場面やセリフに小技を利かせて笑わせる。これは観てのお楽しみ。それとカメラもチープではない。
 特別な傑作ではないし、すごく感動させるわけでもない。全体として小さくよくまとまっていて、そこそこ感動させて、十分に楽しませてくれる映画だ。
 こうした映画を作り続けることが、いまの日本映画界にとって大事なことだと思う。

タイナカサチ。

2006-03-02 17:30:20 | 女性
この女性、タイナカサチという。なんでも、2月から始まったアニメFate/Stay nightの主題歌を歌っているという。 なかなかの美人である。HPで聴けるその歌声は、透き通って伸びのある高音。 しかし、アニメの主題歌っぽいという印象は否めず、果たして今後売れるかどうかは・・・。
でも、このジャケット写真、かなりイケてるので今後の活躍にご注目!