温泉クンの旅日記

温泉巡り好き、旅好き、堂社物詣好き、物見遊山好き、老舗酒場好き、食べ歩き好き、読書好き・・・ROMでけっこうご覧あれ!

爪木崎の水仙 静岡・下田

2009-02-01 | ぶらり・フォト・エッセイ
  <爪木崎の水仙>

 旅好きだから電車や駅に貼ってある観光ポスターがけっこう気になる。

(ここには、こんなにたくさんの水仙があったのか!)
 爪木崎の水仙が咲き乱れた、香りが漂ってくるような出来のいいポスターをみて
痺れてしまった。
 300万本の野水仙で、岬全体が花園になっている・・・。
 うーむ、水仙は知っていたが、300万本とは。

 わたしも行ったことがあるのだが、いきなり「駐車料金五百円也」の小屋に突き
当たって、
「通り抜けなんぞできんし、観念してとっとと五百円出して、とにかく観光して
いけ」
 と言わんばかりのその厚かましさに腹が立って、それにこれほどの水仙があると
知らなかったので、車を止めることなく引き返したのだった。日光の湯滝も、まる
で同じように引き返したことを思い出してしまう。
 観光地の駐車料金はだんだん五百円が相場となってきているが、適正だなと思う
ところは少ない。五百円は、日帰り温泉の相場(安めのほう)でもあるのだ。

 12月の下旬から1月いっぱいが、水仙まつりである。
 おぉ、いまなら間に合うではないか。
 爪木崎は下田温泉の近く須崎半島の突端にある。下田温泉手前、「下田聚楽」を
みたらその信号を左折して、あとは道なりに行けばいい。

 今回は爪木崎の300万本の野水仙をみたいわけだから、素直に料金を支払った。
 車を止め、降りると風が冷たく寒い。厚めのマフラーと手袋を持ってきて正解で
ある。



 ここの水仙は、遥か南の海から漂着した球根から自生したといわれている。





(あれっ、たしかに水仙だけど、なんかポスターとちょっとイメージが違う
ぞ・・・)



 水仙の背が思ったより低い。
 大半の水仙が、岬特有の強い潮風に咲いたままなぎ倒されている。



 白い灯台と青い海原。



 野水仙とはいうが、整然と咲いている一角もあるのだから、観光用に人の手が
だいぶはいっているようだ。





 水仙の爽やかな香りは感じられない。
 強風のためたちこめることなく飛ばされているのだ。

 しかし、やはりポスターは凄いな。
 プロが撮ると、この背の低いなぎ倒された水仙を実にうまく「行きたくなる」
ように一枚の写真にまとめるものだ。

 水仙は期待が大きすぎてちょっと空振りしたが、今日は、海と空がことのほか
綺麗であった。





コメント    この記事についてブログを書く
  • Twitterでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 偕楽園(1) 茨城・水戸 | トップ | 読んだ本 2009年1月 »
最新の画像もっと見る

コメントを投稿

ぶらり・フォト・エッセイ」カテゴリの最新記事