もう何年前の事になるでしょうか。
お店を始めてからすぐぐらいだったような・・・・
お花見に行ったんですね、家族で。
自分の両親も連れて。
とある公園。
父親と母親は嫁の当時の車「スカイライン」の中で寝てました。
正確に言うと寝てたのは母親で父親はスポーツ新聞か何かを読んでたんだと思います。
僕らはその間公園で遊んでました。
暫くしたら父親が僕らを呼びに来ました。
真っ赤な顔をして「お~い!あき(父親は嫁をこう呼ぶ)の車当てられたぞー!」って。
事故っていつも思うんだけど当てられる方が気楽ですよね。
自分が逆だったら本当に辛いなって思うから。
父親に近づいて行くととにかく怒ってる。
何でそんな怒ってんだろ、自分の車でもないのに・・・・とか思ってました。
その時は。
現場に着くと30代ぐらいの子供連れの主婦さんズが4~5人集まって何やら話してます。
そこへ車の持ち主の嫁さんが登場。
も~の凄く謝ってきたんです。
「すいませんでした!すいませんでした!」って。
「ん~・・で何処ぶつけたの?」って聞くとリアバンパーだそう。
後ろに周って見てみると確かに長さ5cm深さ数mmぐらい凹んでる。
でもドライヤーで暖めたら出てきそうなぐらいの軽い凹み。
塗装も削れてないしむしろそのままでも「まぁ、いいかな」ってぐらいだったんです。
何より凄い謝ってくれてるし泣きそうな顔してるし。
でね、思わず言っちゃったんです、嫁に。
「これぐらいいいよな?」って。
多分、嫁も「うん」って言ったと思う。
あの「一言」さえなければ。
その方は「あ、そうですかじゃあこれで失礼します」って。
その瞬間僕は「??????」でした。
え?もっと他に言い方ってないのかな?って。
どうみても「いい大人」な人がそれじゃまずいだろうって。
でも嫁は偉かった。
その言葉を聞いて即座に「直して貰わなければ困る」と。
とっとと踵を返してたその方々は一瞬戸惑った様に、聞き間違えたかの様に「え?!」とこちらを振り向き立ち止まります。
この辺りで僕も少々腹立たしい気持ちになってましたので「嫁さんが直してって事だからとりあえず事故証明を取りに警察に行きましょうか」と。
凄いイヤそうな顔をしてました。
あの顔は忘れられないな。
警察に向かう途中もずっと父親が怒りぱなし。
そんな怒らんでも・・・と思ってよくよく聞くと「あいつら、当て逃げをしたんや」と。
「はぁ?!」でしたよ、もう。
父親が車のリアシートで新聞を読んでると相手の車がバックしてきたんだそうです。
マフラーとか換えててかなり煩かったので振り向いて後ろを見てたんだそうです。
大きなワンボックスカー。
フルスモーク。
「見えてるんかな」と親父(父親から変わっちゃいましたがお気になさらずに)は思ってたんだそうです。
みるみる近づいてくる車。
そして案の定と言いますか「ガチャン」と。
母親は眠ってたんだそうですが「地震?!」と飛び起きたんだそうです。
つまりそれぐらいの衝撃だったんですよね。
親父は「あー・・・当たったな」と思いドアを開けて外に出ようとした瞬間その車は猛然とダッシュ。
追いかける親父。
息詰まる親父(ちょっと短足&低身長)とワンボックスカーのカーチェイス。
車のキーは嫁さんが持ってましたから。
人と車じゃ話しになりません。
親父は「待て~」と追いかけたそうですがみるみる遠ざかって行く当て逃げ犯。
すると・・・花見の季節で出口付近がちょっとした渋滞。
で、捕まえる事ができたんだそうです。
「お前、何逃げとんねん!」
「え?当たりました?」
ってのがその時の会話だったそうです。
「何故逃げた?」への問いに「当たりました?」は不自然過ぎですよね。
判らなかったんなら「どうしました?」と聞くのが普通。
そりゃあ怒るのも無理はないわな。
駐車場に戻され親父にこってりと絞られてしゅんとなってた訳ですね。
それであんなイキオイで謝ってきたのね・・・・と納得。
で、警察で色々と調書(?)を取り15分ぐらいで手続き(?)は終了。
そしたらですね、その方のお友達が「兄が板金をやってるのでそこにその車を入れてほしい」と。
もうね「・・・・・・・・・」でしたよ。
当て逃げした人ですよ?!
保険のシステムはかなり精通してるつもりです。
結構「儲ける」事ができるんです。
どっちみち保険を使うなら余分に保険金せしめて余った分を次の年からの保険金が上がる分を補填させようって腹だなってすぐに解りました。
きっぱりと言いました。
「いえ、そんな義理はありませんから」と。
そしたら物凄く食い下がってくるんです。
「そんな事言わず(仰らずにとは言わなかった)」って。
もう怒りは沸点に達してたのですが「あなたのお兄さんをどうして僕が儲けさせてあげなければならないんですか?しかも逃げたんでしょ、お友達の方。おかしくないですか?それに弟や友人が車関係の仕事に就いてますからご心配には及びませんから」と。
「弟と友人が車関係」ってのを聞いてその方達青ざめてました。
「ぼったくられるんじゃないか」って。
「ほらな」って感じでした。
途端に慌て出しましたから。
ここでちょっと意地悪を言ってしまいました。
「どっちみち保険をお使いになるんでしょう?だったら5万円でも50万円でも次の年の料率一緒じゃないですか」って。
いや、多分ドライヤーで炙るぐらいだろう、で保険は使わずに「直しましたよ」って事も出来る訳で。
いくらなんでもムシが良すぎる。
この方達の態度が最初から良ければあれぐらいの傷、許してましたから。
結局追いすがってくるのを「もうとにかく急いでますので結構」と言い切り別れました。
その夜運転してた奥さんと仕事から帰ってきた旦那さん(が聞いてこっぴどく奥さんを叱ったらしい)が家に謝りに見えました。
玄関先でペコペコと平謝りに謝ってたそうです。
嫁は根に持たない人なので「もう結構ですよ、そんなところでは何ですから中に入ってお茶でも」と言ったそうですが玄関から中に入って来る事はなく菓子折りを置いて帰ったそうです。
まだ娘が小さかったので僕は娘をお風呂に入れてて、その時。
玄関のすぐ近くがお風呂なんですね。
で、お風呂の扉が開いてたらしく僕がふざけて娘に「ちっちゃいお尻でちゅね~」とか言ってたのがまる聞こえだったそうです。
嫁は色んな意味で「もういいから早く帰って~」と恥ずかしい物を見せたくないかの如く。
場が一瞬「和んだ」から良かったとも後日語っておりましたが。
結局、修理は友人とこでも弟とこでもなく当店のお客様のところでして頂きました。
小さい凹みでしたが内側の衝撃吸収材が潰れてたらしく修理費15万円ぐらいかかったと思います。
代車費用込みで。
この時は幸い犯人を捕まえる事ができましたが・・・・
当て逃げって本当に卑怯ですよね。
許せません。
お店を始めてからすぐぐらいだったような・・・・
お花見に行ったんですね、家族で。
自分の両親も連れて。
とある公園。
父親と母親は嫁の当時の車「スカイライン」の中で寝てました。
正確に言うと寝てたのは母親で父親はスポーツ新聞か何かを読んでたんだと思います。
僕らはその間公園で遊んでました。
暫くしたら父親が僕らを呼びに来ました。
真っ赤な顔をして「お~い!あき(父親は嫁をこう呼ぶ)の車当てられたぞー!」って。
事故っていつも思うんだけど当てられる方が気楽ですよね。
自分が逆だったら本当に辛いなって思うから。
父親に近づいて行くととにかく怒ってる。
何でそんな怒ってんだろ、自分の車でもないのに・・・・とか思ってました。
その時は。
現場に着くと30代ぐらいの子供連れの主婦さんズが4~5人集まって何やら話してます。
そこへ車の持ち主の嫁さんが登場。
も~の凄く謝ってきたんです。
「すいませんでした!すいませんでした!」って。
「ん~・・で何処ぶつけたの?」って聞くとリアバンパーだそう。
後ろに周って見てみると確かに長さ5cm深さ数mmぐらい凹んでる。
でもドライヤーで暖めたら出てきそうなぐらいの軽い凹み。
塗装も削れてないしむしろそのままでも「まぁ、いいかな」ってぐらいだったんです。
何より凄い謝ってくれてるし泣きそうな顔してるし。
でね、思わず言っちゃったんです、嫁に。
「これぐらいいいよな?」って。
多分、嫁も「うん」って言ったと思う。
あの「一言」さえなければ。
その方は「あ、そうですかじゃあこれで失礼します」って。
その瞬間僕は「??????」でした。
え?もっと他に言い方ってないのかな?って。
どうみても「いい大人」な人がそれじゃまずいだろうって。
でも嫁は偉かった。
その言葉を聞いて即座に「直して貰わなければ困る」と。
とっとと踵を返してたその方々は一瞬戸惑った様に、聞き間違えたかの様に「え?!」とこちらを振り向き立ち止まります。
この辺りで僕も少々腹立たしい気持ちになってましたので「嫁さんが直してって事だからとりあえず事故証明を取りに警察に行きましょうか」と。
凄いイヤそうな顔をしてました。
あの顔は忘れられないな。
警察に向かう途中もずっと父親が怒りぱなし。
そんな怒らんでも・・・と思ってよくよく聞くと「あいつら、当て逃げをしたんや」と。
「はぁ?!」でしたよ、もう。
父親が車のリアシートで新聞を読んでると相手の車がバックしてきたんだそうです。
マフラーとか換えててかなり煩かったので振り向いて後ろを見てたんだそうです。
大きなワンボックスカー。
フルスモーク。
「見えてるんかな」と親父(父親から変わっちゃいましたがお気になさらずに)は思ってたんだそうです。
みるみる近づいてくる車。
そして案の定と言いますか「ガチャン」と。
母親は眠ってたんだそうですが「地震?!」と飛び起きたんだそうです。
つまりそれぐらいの衝撃だったんですよね。
親父は「あー・・・当たったな」と思いドアを開けて外に出ようとした瞬間その車は猛然とダッシュ。
追いかける親父。
息詰まる親父(ちょっと短足&低身長)とワンボックスカーのカーチェイス。
車のキーは嫁さんが持ってましたから。
人と車じゃ話しになりません。
親父は「待て~」と追いかけたそうですがみるみる遠ざかって行く当て逃げ犯。
すると・・・花見の季節で出口付近がちょっとした渋滞。
で、捕まえる事ができたんだそうです。
「お前、何逃げとんねん!」
「え?当たりました?」
ってのがその時の会話だったそうです。
「何故逃げた?」への問いに「当たりました?」は不自然過ぎですよね。
判らなかったんなら「どうしました?」と聞くのが普通。
そりゃあ怒るのも無理はないわな。
駐車場に戻され親父にこってりと絞られてしゅんとなってた訳ですね。
それであんなイキオイで謝ってきたのね・・・・と納得。
で、警察で色々と調書(?)を取り15分ぐらいで手続き(?)は終了。
そしたらですね、その方のお友達が「兄が板金をやってるのでそこにその車を入れてほしい」と。
もうね「・・・・・・・・・」でしたよ。
当て逃げした人ですよ?!
保険のシステムはかなり精通してるつもりです。
結構「儲ける」事ができるんです。
どっちみち保険を使うなら余分に保険金せしめて余った分を次の年からの保険金が上がる分を補填させようって腹だなってすぐに解りました。
きっぱりと言いました。
「いえ、そんな義理はありませんから」と。
そしたら物凄く食い下がってくるんです。
「そんな事言わず(仰らずにとは言わなかった)」って。
もう怒りは沸点に達してたのですが「あなたのお兄さんをどうして僕が儲けさせてあげなければならないんですか?しかも逃げたんでしょ、お友達の方。おかしくないですか?それに弟や友人が車関係の仕事に就いてますからご心配には及びませんから」と。
「弟と友人が車関係」ってのを聞いてその方達青ざめてました。
「ぼったくられるんじゃないか」って。
「ほらな」って感じでした。
途端に慌て出しましたから。
ここでちょっと意地悪を言ってしまいました。
「どっちみち保険をお使いになるんでしょう?だったら5万円でも50万円でも次の年の料率一緒じゃないですか」って。
いや、多分ドライヤーで炙るぐらいだろう、で保険は使わずに「直しましたよ」って事も出来る訳で。
いくらなんでもムシが良すぎる。
この方達の態度が最初から良ければあれぐらいの傷、許してましたから。
結局追いすがってくるのを「もうとにかく急いでますので結構」と言い切り別れました。
その夜運転してた奥さんと仕事から帰ってきた旦那さん(が聞いてこっぴどく奥さんを叱ったらしい)が家に謝りに見えました。
玄関先でペコペコと平謝りに謝ってたそうです。
嫁は根に持たない人なので「もう結構ですよ、そんなところでは何ですから中に入ってお茶でも」と言ったそうですが玄関から中に入って来る事はなく菓子折りを置いて帰ったそうです。
まだ娘が小さかったので僕は娘をお風呂に入れてて、その時。
玄関のすぐ近くがお風呂なんですね。
で、お風呂の扉が開いてたらしく僕がふざけて娘に「ちっちゃいお尻でちゅね~」とか言ってたのがまる聞こえだったそうです。
嫁は色んな意味で「もういいから早く帰って~」と恥ずかしい物を見せたくないかの如く。
場が一瞬「和んだ」から良かったとも後日語っておりましたが。
結局、修理は友人とこでも弟とこでもなく当店のお客様のところでして頂きました。
小さい凹みでしたが内側の衝撃吸収材が潰れてたらしく修理費15万円ぐらいかかったと思います。
代車費用込みで。
この時は幸い犯人を捕まえる事ができましたが・・・・
当て逃げって本当に卑怯ですよね。
許せません。
僕は一度、やっちゃった側になったことがあります。
横に気を取られてて前の車にゴツっと。
持ち主さんには、地面に膝つけたまま
謝りとおしました。
その時の人がとても優しい人だったので
お咎めなく、許してもらったことには
感謝しています。
反対に、やられたことも二度ほどありますが、
一度はやられた場所に張り込んで、
傷そのままの自分の車を、
傷と同じ色の、やってそうな車の横に見かける度にとめてました。
すると、犯人が僕の車に近づいてきて
「そんなにわしの車が気にくわんか?」
とすごんできたので、
「あんたの車やない、あんたが気にくわんんわ」
と言ったことがありますね。
「若い衆を」などと意味不明なことを言うのですかさず
「警察を」と呼んで
弁償してもらいました。
開き直って、脅しかけるとは、呆れたものです。
もう1回の方はまだ捕まえてませんが、
あきらめていません。
前のトラックがいきなりバックしてきたんです。
その時カローラⅡに乗ってて大型トラックの死角にすっぽり入ってたんでしょうね。
クラクションを鳴らすも時既に遅く・・・
ガチャン、と。
この時、本気で怖かったです。
だってあんなでっかいのがクラクション鳴らしてもバックしてくるんですよ。
もうパニックでした。
「踏み潰される?!」って。
幸い(?)踏み潰される事はなくぶつけたと判ったトラックドライバーさんが降りてきてしきりに謝ってみえました。
バンパーにちょっと傷が入っただけでしたからそのまま許してあげました。
「でも何かあったら連絡下さい」と名詞を置いていかれましたが・・・
これはY氏(度々登場のブローカー)の車だったんですね(?!)
今度の車検切れたら廃車にするって聞いてた(従業員から)ので「まぁいいだろ~」って。
そしたら数ヵ月後。
「売れました」って。
早く言ってョ・・・・
あの傷のせいで若干叩かれたんじゃないのかなぁと思いました。
でもま、相手の出方次第ですよね~。
それにしても「若い衆」て。
本当に呆れた人が多いですよね。
今度の森末さんの車は置き場所にも気を使いますよね。
当て逃げされたらシャレになりませんよね・・・