今年も小笠原群島最高峰である462mの乳房山を
インディアンウォーク(裸足で静かに歩く)で上るという企画です。
※ハートの形のムニンシラガコケ!
裸足で直に地球を感じながら、
山のゴミを拾い、
五感でさまざまなことを感じる1日でした☆
今年は8名の参加で、
大変にぎやかに登りました(笑)♪
登山道に入って直ぐにガラスや陶器の欠片を沢山拾いました。
靴ではあまり気にならないゴミも、
裸足ならではの感覚ですね。
インディアン・ウォークというのは、
単に裸足で歩くのではなく、
静かにゆっくりとかかとから地面について、
丁寧に歩くことを意味します。
というのも、
裸足で山を歩いてみると、
靴では気付かない様々なことに気付かされます。
土の温度や湿気、
岩や小枝が痛いので、
必要以上に足元に集中して歩く感覚。
必然的にゆっくり歩かざるを得ません(笑)。
しか~し、子供たちは大人の悲鳴はなんのその。
とっとと裸足で行ってしまいます。
う~む、恐るべし(笑)。
■今回の参加の子供たちは去年のアースデイにも参加しているので、
登り途中にでっかいガジュマルがあるのを知っています。
そして、そこで木登りかくれんぼするのを楽しみに登っています(笑)。
しりとりをしながら登っていくと…、
そこに大きなガジュマルがあります。
ここは昔の製糖工場跡地になります。
大人がビックリするほど子供たちの木登りは達者です☆
猿のようにするすると登っていきます!!
う~ん、なんて身のこなし。
ぼく個人的には、
子供のころより経験値を積み、
力もリーチも伸びた大人が行う木登りはかなり高くまで登れて楽しいです♡
しかし、大人だけで木に登っていると、かなり怪しく見られます(笑)。
子供がいるとそれがまったく怪しくならないから不思議です♪
普段、仕事で何度も登っていた方も、
裸足で登るのも、ガジュマルで木登りかくれんぼするのも初めてのこと(笑)。
子供と登ると、こんなにも遊べるものなんだと、沢山の気付きを頂きます。
ふと気づくと1時間近くガジュマルで遊びまくっていたので、
山頂目指していかなければいけないことを思い出しました(笑)!
神聖さが漂うガジュマルにお礼を告げて、その場を後にします☆
島にある大きなガジュマルのある場所は、
昔、人の暮らしがあった証拠です。
ガジュマルは優秀な防風林だったのです。
■中学生と小学生がなんだか肩を組んで登るほど仲良くなってます(笑)。
途中ある数か所の休憩所ではおやつパーティが開催されていました(笑)。
みんな自分のお菓子をみんなに配る優しい子供たちばかり♡
ここでは葉っぱで作った「飴ちゃん」を配ってくれました♪
さてこの模様はなんでしょう?
答えは固有の大型シダの「マルハチ」の幹でした~
この模様が漢字の「八の字」の逆なことからこの名前が付いたそうです☆
■そうこうしているうちに、もう頂上!!
なんとうっすら雲がきていて、
最初は見えた集落が見えなくなってしまいました♪
お腹すいたみんなで、美味しいお弁当の時間☆
今回は電磁波についてお話ししました。
暮らしの中でどんどん増えてきている電磁波。
電子レンジと同じ理屈で、
携帯やすスマホを耳に当てるには脳に悪影響を及ぼすと言われています。
少数ですが、
電磁波過敏症という病気もあり(友人にいます)、
過度な電磁波を浴びると体調が悪化し、動けなくなってしまうのです。
体内にも溜まってしまう電磁波。
しかし、その電磁波は手や足が土に触れることで文字通りアースとなり、
体から抜けて、土中に吸い込まれていってしまうそうです。
沖縄の知り合いが実際に測定器で、
電気自動車の電磁波を測ってみたところ
電気自動車は意外と低く、
逆に軽トラが一番高かったそうです!
しかし、軽トラを使う人は土に触れる機会が多いので問題ないそうです(笑)☆
■そんな話をしていたら、なんと乳房山山頂杯・片足立ち選手権が始まりました(笑)!
目をつぶって立つと子供は2分くらい余裕ですが(大人はもたないw)、
目をつぶるとみんな15秒以内に脱落!
バランスというのは視覚も需要であることが判明いたしました(笑)!
ここまでずっと裸足の人も、
ときどきぎょさんを履いたりする人も、
ここではみーんな裸足になり、輪を描きました♪
そうすると今度は、手で星を作る!
子供たちのアイディアの泉は留まるところを知りません!!
案内看板も子供たちにかかればこの通り(笑)。
設置した東京都も、
まさか看板がこういう使われ方をしているとは夢にも思っていないはずです(笑)。
のぼろう小剣先(母島の山)の歌も歌いました♪
十二分に山頂で遊んだあとは記念撮影!!
山頂から降りてすぐにはカタツムリから殻を捨てて進化したという、
オガサワラオカモノアラガイを多数発見しました!
これは小笠原の固有のカタツムリの仲間で、
すでに父島では絶滅してしまっていて、
母島では石門や乳房山の標高の高い雲霧帯にだけ生息している貴重な存在です☆
同じく希少なテンスジオカモノアラガイも発見!!
■子供たちの元気は下りでも一向になくなりません!
すごいぞこの体力!!
最初はシートを使って坂を滑って遊んでいました。
しか~し、転がり始め…
終いには、なんとお腹で滑り始めました☆
おうちの皆様すみません、翌日の洗濯は水が真っ黒になったことでしょう…w
子供は遊ぶことに命をかけています(笑)。
大人が後先を考えて躊躇することを、
いとも簡単にアクセル全開で突き進みます。
大人も時にはこういう姿勢が大事なのだなと学ばされました(時にはですよ!)♪
■そうこうしているうちにもう集落がすぐ下に見える大剣先展望台に着いてしまいました!
しかし、こんな絶景でも子供たちにかかればすぐ遊び場になってしまいます(笑)。
じゃんけんしたと思ったら、大剣先杯、棒倒し大会開催!!
いや~ほんと子供はすごい!!
ここまで多様に遊べる子供もすごいし、
多様に遊ばせてくれる自然も素晴らしい♪
■誰かが転んでは大笑いをしてみんなで落ち葉を滑りながら進んだり、
かなり変なハイテンションになって、無事に下山となりました♪
最後にみんなに感想を聞いてみると、
とっても楽しかった!と言ってくれた子や、
まだまだ遊び足りないという元気な子もいたり、
過去は何度かぎょさんを履いたので、今回は全行程裸足で頑張ると決めて頑張った子もいたり、
住んでるけど初めての乳房山の人(しかも裸足!)、
仕事では幾度も登ったけど、
こんなに遊んで登ったのは初めてと感激してくれる人、
みんなの会話が聞いてて楽しかったと言ってくれた人など、
十二分にいいアースデイとなりました☆
毎年思うことですが、
裸足で歩いて、
山から下りた時、
ぎょさんの底の柔らかさ、
平らな地面、
人が手を加えた遊歩道や道の有難さをしみじみと感じるのです。
こちらもとても楽しかったです☆
最高の時間をどうもありがとうございました♪