昭和30年代のこと、何年生の頃だったか忘れたけど、
引っ越してしまった友達がいた。セイイチ君だ。今も名前を覚えている。
彼は友達だったのだろうと私は思っている。彼はどう思っていたのかな。
彼の家は冶金屋の一間を間借りしていた。玄関の扉を開けると直ぐに畳だった。
当時は小さなアパート住まいの家族が多かった。
頭のよかったオチアイ君も小さなアパートで親子5人くらいで住んでいた。
ある日、セイイチ君とおもちゃの交換するために彼の家に行った。
そこで大切なおもちゃを交換した。
お互いに交換したものもあったけど、お互いにあげてしまった物もあった。
友達のようなな気がした。
そして、新学期に彼はいなくなっていた。
引越ししたんだ。と幼心に感じた。
通学路の途中にある彼の家から彼が出てくるのではないかとしばらくの間は気になっていた。
それは私がその地を去るまで気になっていた。
中学のころ、セイイチ君と家族らしい人が冶金屋に来ていた。
多分セイイチ君だったと思う。私は彼を見た。彼も私を見ていた。
しかし、お互いに言葉が出なかった。そのまま通り過ぎた。
彼も私を友達と考えていてくれたんだ。そう感じた。
今でも、そこを通るたびに彼を思い出し懐かしく思う。
引っ越してしまった友達がいた。セイイチ君だ。今も名前を覚えている。
彼は友達だったのだろうと私は思っている。彼はどう思っていたのかな。
彼の家は冶金屋の一間を間借りしていた。玄関の扉を開けると直ぐに畳だった。
当時は小さなアパート住まいの家族が多かった。
頭のよかったオチアイ君も小さなアパートで親子5人くらいで住んでいた。
ある日、セイイチ君とおもちゃの交換するために彼の家に行った。
そこで大切なおもちゃを交換した。
お互いに交換したものもあったけど、お互いにあげてしまった物もあった。
友達のようなな気がした。
そして、新学期に彼はいなくなっていた。
引越ししたんだ。と幼心に感じた。
通学路の途中にある彼の家から彼が出てくるのではないかとしばらくの間は気になっていた。
それは私がその地を去るまで気になっていた。
中学のころ、セイイチ君と家族らしい人が冶金屋に来ていた。
多分セイイチ君だったと思う。私は彼を見た。彼も私を見ていた。
しかし、お互いに言葉が出なかった。そのまま通り過ぎた。
彼も私を友達と考えていてくれたんだ。そう感じた。
今でも、そこを通るたびに彼を思い出し懐かしく思う。