ブルーベルだけど

君にはどうでもいいことばかりだね

最近買ったCD 2017.9

2017-09-15 06:00:56 | 日記
〝Gone The Rainbow〟 ・・・ それは、まだ小学生だった頃、後楽園遊園地 (現 東京ドームシティアトラクションズ) で偶然耳にした曲。

その、もの悲しいメロディが心に残り、後に歌詞の概ねを知った。


              *そっと そっと 忍び足でやってきて
              *静かに 音を立てずにやってきて
              *戸口のところまで行って
              *一緒に逃げましょう

               この曇った丘の上に座り
               誰の目も気にせず 思い切り泣いてみたい
               溢れる涙で 粉挽き水車が回るほど
               ジョニーは兵士となって行ってしまった

               亜麻糸を売り 紡ぎ車を売った
               愛する人の剣を買うために
               戦うための剣を買うために
               ジョニーは兵士となって行ってしまった

               私の可愛い子
               私の愛は・・・虹は消え 鳩は飛び去った
               私がたった一人愛したあなたのお父さんは
               兵士となって行ってしまった


Peter, Paul and Mary により 1962年にリリースされた 〝Gone The Rainbow〟 は、アイルランド民謡 〝Siúil A Rún〟 を原曲とするアメリカ民謡 〝Buttermilk Hill〟 のカバー曲。

冒頭 (*部分) の歌詞 「Shule, shule, shule-a-roo ・・・」 は、 〝Siúil A Rún〟 そのままにゲール語 (アイルランド語はゲール語に属する) で歌われている。

アイルランド民謡 〝Siúil A Rún〟 は、イングランドに虐げられてきたアイルランドがフランスとの戦争にも駆り出され、愛する人を奪われた女性たちがイングランドの人たちには分からないゲール語で歌ったもの、だとか。

そして、 アイルランド移民によりアメリカへ伝承された 〝Siúil A Rún〟 は、 その姿を変え、 独立戦争の頃、アメリカ民謡 〝Buttermilk Hill〟となって、愛する人を奪われた女性たちの気持ちを訴えた。

更に時は流れ、〝Gone The Rainbow〟 となり、ベトナム戦争時代の反戦歌に。


男女同権となっても、大切なひとを戦争で失う悲しみは同じだろう。




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